フル スクラッチ ec。 【完全版】ECサイト構築の全方式の特徴とシステム選定手順

ECサイト構築の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】

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2017年4月に発表された下記、経済産業省のデータによると日本のEC化率はやっと7%を超えた程度ですが、裏を返せば、ポテンシャルはまだまだあり、日本においてもECサイトを作って商売することは、どんどん身近になっていくでしょう。 すでに、BASE(ベイス)などの個人事業向けのASP-ECを使えば3分で、あなた専用のECサイトが作れます(3分というのは大げさではなく本当です)。 さらに企業向けにはカスタマイズができるパッケージやクラウドECが主流になり、システム連携が可能で、事例もどんどん増えています。 そんな中、ゼロから作るフルスクラッチのECサイトは必要なのでしょうか? 本日はEC業界で10年の経験がある筆者がフルスクラッチで構築するECについて業界関係者の立場から解説していきます!が趣味で書いてるブログなので、間違っていたらごめんなさい! フルスクラッチのECサイトが必要な事業規模は年商30億円以上! まず、フルスクラッチでECサイトを作る必要がある事業規模は最低30億円の売上がある企業に限られます。 すでにパッケージやクラウドECでも、フルスクラッチに匹敵するカスタマイズや拡張性がありますので、それなりの大規模ECサイトでないと、フルスクラッチの意味がないからです。 通常、フルスクラッチでECサイトを作る場合は、下記の3つのパターンに限られます。 なぜなら フルスクラッチでECサイトを作るメリットがほとんどないからです。 フルスクラッチでECサイトを作るメリットとは? まず、フルスクラッチでECサイトを作るメリットを整理したいと思います。 以下に箇条書きで整理してみました。 パッケージやクラウドECでも、同様の改修は可能ですが、 フルスクラッチで自社内エンジニアを抱えていれば、高速PDCAを回してECサイトを改修することができますから、どうしてもスピード感に差がでます。 つまり、フルスクラッチのECサイトは売上を最大化するためのデザイン改修が早くできるのが最大のメリットと考えます。 では、フルスクラッチのECサイトのデメリットとはどのようなものでしょうか? フルスクラッチのECサイトのデメリット フルスクラッチのECサイトが時代遅れになってきたのは、一から作るメリットが減ってきたためです。 ではデメリットを箇条書きでまとめてみました。 すでにノウハウも機能もあるパッケージやクラウドECをベースにECサイトを構築したほうが、大規模ECサイトの場合、数千万円も安くなります。 そしてパッケージをベースにECを構築するため、フルスクラッチより早くECサイトを構築することが可能です。 要件にもよりますが、フルスクラッチで大規模ECサイトを作ると早くても半年から1年かかりますが、パッケージやクラウドECなら三ヵ月で開発が済むこともあります。 ECパッケージやクラウドECのベンダーを選ぶときは、自社の業界を経験しているベンダーを選ぶと、構築スピードだけでなく、要件定義もスムーズになります。 例えば、最近流行の格安SIMなどは、今までになかったビジネスモデルですが、ベンダー選定の際は、業界の事例を経験しているパッケージやクラウドEC業者だと、スムーズにEC構築が行えます。 システムが古くなる フルスクラッチのシステムの宿命ですが、システムの陳腐化です。 最初に構築されたECシステムに継ぎはぎで、修繕を加えていくことになるので、5年も過ぎるとすっかり時代遅れのシステムになります。 だいたいの企業は5~7年でシステムを刷新していますが、莫大なシステム投資と時間がかかります。 クラウドECであれば、ASPのようにシステムが自動更新されますので、大規模ECサイトにおいても、乗り換えが発生しません。 また、今では当たり前のスマートフォン対応(レスポンシブ対応)も、フルスクラッチでは、自前で開発しなくてはなりませんが、ASPやクラウドECでは、自動で対応してくれます。 こういった世の中の新しい流れにも、フルスクラッチでは自前で対応しなくてはならないデメリットがあります。 ドキュメントが整備されていない 社内にIT技術者を抱えてフルスクラッチでECサイトを作っている場合ですが、社内でシステムを構築する場合は、構築スピードや、障害対応時間においてメリットがありますが、仕様のほとんどが技術者の頭の中に入っていることが多く、技術者の離職に伴い、ブラックボックス化が進んでしまいます。 ECサイトの話ではありませんが、下記の相談を受けた経験が筆者はあります。 「うちのシステムは技術者が全員退職したから、保守ができないんです。 貴社でメンテナンスを引き受けてくれないか?」 このような地雷案件を引き受けてくれる会社はなかなかいませんね。 このように内製でシステムを持つと、ドキュメントの整備が二の次、三の次になってしまいます。 内部管理のコストが上昇 昨今では、ベネッセで情報漏えいの事件があり、こういった事件が起きると一気に社会的信用を失う時代になりました。 今やある程度の企業は内部管理も手を抜くわけには行きません。 フルスクラッチでシステムを自社で持つと、セキュリティルームを作ったり、中に入れる人を管理したり、鍵をかけたりと内部管理を行うための工数がかかり、そういったコストが馬鹿にならなくなってきており、自社でシステムを抱えると大きなデメリットになるのです。 フルスクラッチは品質が下がる?その理由とは? ECシステムのマーケットの主流は「パッケージ」です。 そしてECパッケージは、最初からECに必要な機能が実装されており、それをベースにカスタマイズするので、工数や価格もフルスクラッチよりも安くなります。 そうすると、フルスクラッチの価格もマーケットの中で下がってきますが、価格が下がっても、工数が下がるわけではなく、受注した業者も内部工数では利益がでませんので、下請けにだします。 その下請けがさらに下請けに出すという状況になり、最終的には零細企業が開発しているというケースも珍しくはありません。 そうなると、品質は必然的に下がってきます。 また、もう一つの品質が良くならない傾向の理由は、フルスクラッチは自由に何でも実現できるという点です。 これには大きな落とし穴があります。 つまり、なんでもできるのであらゆる部門の、あらゆる人が「あれもこれも」と機能追加の主張をしてきます。 そこで業務を整理できる人がいれば良いのですが、そうでないと、コストが跳ね上がり、動かない、取り返しのつかないシステムになってしまいます。 ECではないですが、例えば、みずほ銀行のシステム統合プロジェクトが、もう何年も上手くいかないのも、いろんな人が意見を言い過ぎているのではないか?と筆者は考えています。 自社のシステムの面倒をみているベンダー会社にフルスクラッチを依頼するのは危険 新規事業として、ECを始める時によくあるのが 「自社の社内システムの面倒を見てくれてるベンダーに、ECサイト構築の依頼も出すことです」 実は失敗するケースが多く、リスクがあります。 といいますのも、ECサイトにはECサイトのノウハウがあります。 システム会社には技術力があっても、ECサイトのノウハウがわからないため、要件に忠実に作ってしまい、ECサイトに必要な機能が実装されていなかったりするケースがあるのです。 もし、そのシステム会社が、ECサイト構築を事業として展開しているのでしたら、問題はありませんが、ベンダー選びは、パッケージやクラウドECなど専業の会社に依頼するのが無難です。 フルスクラッチはマーケティング施策のスピードを加速させるためのECサイト構築方法 費用や、保守性の面でECサイトをフルスクラッチで作るメリットは、もはやありません。 なぜならパッケージやクラウドECがあり、費用も保守性が良いからです。 特にecbeingやebisumartが代表するクラウドECは、システムが古くならずに、システムをカスタマイズ可能なため、今後主流になるでしょう。 しかし、それでもフルスクラッチのECサイトには、自社のマーケティング施策を加速して行うには、最も良い方法と考えます。 その証拠にZOZOTOWNや、無印良品など業界を代表する大規模ECサイトは、いずれもフルスクラッチで作られており、 フルスクラッチの最大のメリットは、自社でマーケティング施策のための改修を最速で行うことができることです。 そのためには社内のマーケティング部とIT部が連携していないとなかなか実現できませんが、それができれば、売上を最大化するECサイトを作ることができます。 とはいえ、フルスクラッチでECサイトを作る前に、「パッケージ」や「クラウドEC」を下記リンクから検討してみてくださいね。 投稿ナビゲーション.

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EC(通販サイト)制作事例

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企業が「商品をインターネットで販売したい!」、「自社で顧客を囲い込みたい!」と考えるとき、楽天モールのようなモール型のECサイトに出店をしたり、自社でECサイト構築し運営することになります。 また、リアル店舗を持つお客様は、オムニチャネル戦略で顧客とネットショップの接点を一元化しようという取り組みがなされています。 そうした場合に、自社でECサイト構築を行い、ネットショップを開業することになるでしょう。 そのECサイト構築には、すでに出来上がっているECのシステムを使ってECサイトを構築する方式や、なにもないところからECサイトを開発するという本格的な方法など、さまざまな方法があります。 自分が作りたいECサイト、運営したいネットショップを作るにはどのような方法がいいのか?メリットも踏まえて以下に 4つのECサイト構築方式をお伝えしていきます!! 【目次】• ECサイト構築方式、それぞれの特徴 企業がネットショップを開業するにあたっては、主に「ASP」「オープンソース」「パッケージ」「フルスクラッチ」の4つの方式が採用されています。 それぞれの概要と費用の相場を紹介していきますね。 ASP ASP(Application Service Provider)とは、 業務用のアプリケーションのソフトを、サービスとしてネットワーク経由で提供すること、またはその事業者のことを言います。 ASPはPC上にインストールすることなく、使用できるブラウザで利用することができます。 提供されたサービスを月額でレンタルする形が多く、ネットショップ(ECサイト)に限らず、給与計算システムや販売管理システムなど、様々なシステムがWeb上で提供されています。 また、提供元から借りているシステムなので、• テンプレートの数• カスタイマイズの範囲 など、いろいろなポイントで制限されています。 費用の相場は、初期費用が「0~数十万円」で、月々の費用が「数千円〜5万円ほど」です。 費用が安く、手軽に始められる。 あらかじめ一通り機能が揃っているので、すぐにECサイトを始められ、サポートなども手厚い。 ネットワークを介して利用するため、自社のサーバへのインストール・構築などが不要。 デメリット• 機能や容量に制限がある。 顧客情報を抽出、保存できないことが多い。 自社の業務フローに合わせた構築・カスタマイズが不可。 デザインの自由度が低い。 オープンソース インターネット上で公開されているという意味の「オープンソース」は、ライセンス費用がかからず、デザイン・カスタマイズが自由な点がメリットです。 誰でも無償で改変ができます。 代表的なEC系のオープンソース例として、EC-CUBEが挙げられます。 EC-CUBEは「ASPサービスでは実現できない 独自性の高いECサイト構築・リニューアルを支援するため、株式会社ロックオンのECサイト構築パッケージを誰でも無料で利用・改変できる「オープンソース」として公開したもの」とされています。 現在100万ダウンロードを突破し、推定22,000店舗以上で稼働されていると想定されています。 EC-CUBE等のオープンソースには、導入費用が要らないので誰でも無償で利用することができます。 また、自社に技術者がいれば、カスタマイズ・構築も自由に行えるというところも大変魅力です。 しかし、無償ということはECサイト構築のソフトウェア提供会社との商契約は結ばれていないので、オープンソース本体側でバグが発生しても、提供している側には責任がないということになっています。 オープンソースが向いている会社は、• オープンソースが持つリスクを承知の上コストを抑えたい会社• 自社のシステムを保守・開発して内製でECサイトの構築も行い、自ら保守・運営したい会社 です。 サーバーを自前で用意しなければならない• バグがあった際の対応 など、技術力に自信がある会社が導入していますね。 初期費用は「0円~数百万円」で、ランニングコストは「数千円~数百万円」です。 契約するサーバー代によっては、かなりのコストがかかることもあります。 メリット• スクラッチ(独自開発)と比較して費用が安くECサイトを構築でき、手軽に始めることができる• 販売額や商品数における従量課金がない• 予め一通り機能がそろっているので、すぐにECサイトを始められる• 拡張性がある• サービス提供会社のサービス利用停止のリスクが少ない デメリット• バグが起きた場合の責任は自社で行う必要がある• セキュリティー上の問題が発生する場合が多い• 保守やバージョンの寿命が早い傾向がある パッケージ パッケージとは、 ある程度開発で作りこまれたフレームワークをもとにECサイトを構築したものです。 カスタマイズが必要な中・大規模のECサイト構築によく使われている方式です。 パッケージ方式は、ECサイト構築において、必要な機能があらかじめついているパッケージソフトウェアをもとにカスタマイズをして開発する方式です。 スクラッチの開発のように、ゼロベースから開発をするとなると莫大なコストがかかります。 しかしパッケージであれば、それよりもコストを抑えることが可能です。 パッケージの最大の魅力はECサイト構築の基本機能が備わっているので、フルスクラッチに比べて安価で短期間でスクラッチ製品にも匹敵するECサイト構築ができるところです。 中~大規模のECサイトによく使われます。 コストを安く押さえられるものから、様々な機能がそろっているものまで価格はさまざまです。 費用は、初期に「数十万円~数千万円」で、月額で「数万円~数百万円」です。 代表的な例がEC-ORANGEです。 EC-ORANGEは、あらゆる基幹システムとの連携やマルチテナントを実現する多くの機能を実装。 BtoCや法人取引(BtoB)に必要な、各種業界に特化した機能をカスタマイズ開発。 さらに、現地の商習慣に順応した越境ECにも対応しています。 大規模アクセスによる高負荷環境下でも安定したパフォーマンスを発揮し、優れた柔軟性でビジネスの成長とともに拡張する、高次元なECサイト構築を実現します。 メリット• カスタマイズが柔軟で拡張性が高い• 他システムとの連携が可能• デザインが自由• スクラッチに比べて費用が安い• アクセスの多い中・大規模のECサイト構築に対応 デメリット• インフラやサーバー環境の用意が必要• バージョンアップに費用がかかる• 自社の独自業務に対応するにはカスタマイズが必要なことがある ECサイト構築のパッケージ比較 大手がリリースしているパッケージについて、かんたんに紹介します。 利用企業帯• オムニチャネル/越境ECへの対応• POS連携 という3つの項目を比較しました。 EC-ORANGE EC-ORANGEは、960社以上の導入実績をもつパッケージです。 ECとリアル(実店舗)をはじめとするあらゆる情報を一元管理できます。 利用企業帯:中規模〜大企業• オムニチャネルや越境ECに対応している、中規模から大規模企業向けのパッケージです。 利用企業帯:中〜大企業• (株)ライトオンや日本マイクロソフト(株)などが採用しています。 利用企業帯:中〜大企業• 初期の段階でコストの見通しを立てたい場合に便利です。 利用企業帯:中〜大企業• POS連携: ECパッケージ選択には、こちらの記事をぜひご参考ください。 フルスクラッチ フルスクラッチとは、システムやソフトウェアの開発において、既存の仕組みやソフトウェアなどを一切利用せずに0から新規でECサイト構築をおこなう方式です。 どのような要件も対応可能のうえ、自社の既存のシステムとの連携もできます。 しかし、紹介した4つの方式の中では最も費用と時間がかかります。 大規模ECサイト構築の際や、技術力のある会社が独自にECサイト構築・開発を行う際に使われる方式です。 インフラやサーバーも別途設計または用意をする必要があります。 初期費用では「一千万円以上」かつ月額で「数十万円以上」という費用がかかるため、資金力・技術力がある会社が用いる方法とも言えますね。 メリット• 要件をすべて満たした構築・開発が可能• 仕様変更に柔軟に対応することができる デメリット• 価格が高い• ECサイト構築・開発に膨大な時間がかかる ECサイトをつくる4つの方法~ここまでのまとめ~ ECサイトをつくるには、4つの方法がありました。 レンタルでスピードは最速、しかし制約が多い「ASP」• 公開されているソフトで、リスクもあるが自由な「オープンソース」• ECサイトのベースがあり、カスタマイズも思い通りの「パッケージ」• 自由度は高いが、資金や技術が必要な「フルスクラッチ」 サイトの規模や必要なカスタマイズによって料金は変わりますが、見積もりをとって検討してみるのがベターですね。 「コストをかけず、かつスピーディに機能的なECサイトは用意できないの?」 と思っているかたには、パッケージが一番おすすめです。 フルスクラッチ フルスクラッチとは、 システムやソフトウェアの開発において、既存の仕組みやソフトウェアなどを一切利用せずに 0から新規でECサイト構築をおこなう方式です。 どのような要件も対応可能のうえ、自社の既存のシステムとの連携もできます。 しかし、紹介した4つの方式の中では最も費用と時間がかかります。 大規模ECサイト構築の際や、技術力のある会社が独自にECサイト構築・開発を行う際に使われる方式です。 インフラやサーバーも別途設計または用意をする必要があります。 初期費用では「一千万円以上」かつ月額で「数十万円以上」という費用がかかるため、資金力・技術力がある会社が用いる方法とも言えますね。 メリット• 要件をすべて満たした構築・開発が可能• 仕様変更に柔軟に対応することができる デメリット• 価格が高い• ECサイト構築・開発に膨大な時間がかかる ECサイトをつくる4つの方法~ここまでのまとめ~ ECサイトをつくるには、4つの方法がありました。 レンタルでスピードは最速、しかし制約が多い「ASP」• 公開されているソフトで、リスクもあるが自由な「オープンソース」• ECサイトのベースがあり、カスタマイズも思い通りの「パッケージ」• 自由度は高いが、資金や技術が必要な「フルスクラッチ」 サイトの規模や必要なカスタマイズによって料金は変わりますが、見積もりをとって検討してみるのがベターですね。 「コストをかけず、かつスピーディに機能的なECサイトは用意できないの?」 と思っているかたには、パッケージが一番おすすめです。 個人でECサイトを構築する場合 まずは、個人事業者がECサイトを構築しようとする場合です。 個人事業の場合、企業ほど莫大な資金があるわけではないケースがほとんどかと思います。 その一方、社内会議や他部署との連携といった要素がなく、決断や決済が早いというメリットがあるかもしれません。 スピーディで小回りのきく個人事業のECサイト構築におすすめの方式は、ASPやパッケージです。 定型的な小規模サイトを希望するのであれば、ASPのスピード感とコストは個人事業にふさわしいといえるでしょう。 専門知識があればオープンソース方式でも思い通りのサイトが構築できるかもしれませんが、サポート面やバグへの対応などに若干不安が残るのも事実です。 自由度の高いサイト構築を計画するのであれば、カスタマイズしやすいパッケージがオススメです。 企業でECサイトを構築する場合 企業でECサイトを構築する場合、 会社の規模によってふさわしい方式は異なるでしょう。 小規模な会社でも専門の部署があり人員を多く割り当てられるのであれば、オープンソース方式でもクオリティの高いサイトが構築できる可能性があります。 また潤沢な資金があり、運用に長期的な計画が立てられるのであれば、フルスクラッチで細部まで満足いくカスタマイズを求めるのも良いでしょう。 パッケージ方式であれば、ある程度のフォーマットを元にスピード感のある構築が期待できます。 また、丁寧な見積もりによってカスタマイズの度合いを調整し、企業主体のスケジュールで構築できるのでオススメです。 サイト構築前に知っておきたいEC化の実情:国内外の市場におけるEC化 実際のところ、小売業のEC化率はどのような状況なのでしょうか? ECサイト構築について概要の知識を得たところで、今度は市場におけるEC化、つまりネットとリアル(実店舗)の全商取引における電子取引分の数字をみてみたいと思います。 EC化率によって、ECサイトの市場規模が分かります。 国内市場におけるサイト構築:EC化 2017年の経済産業省データによると、BtoC物販系分野のEC化率は5. 分野別にみると、アパレル産業のEC化率は高く11. アパレル全商取引14兆2,582億円のうち、ECサイトなどによっておこなわれる電子取引は1兆6,454億円です。 さらに生活雑貨、家具、インテリアの分野におけるEC化率は20. meti. html つまり、物販系分野のEC化率5. また、実店舗受け取りなどリアルとECの垣根を取り去るオムニチャネル化によって、ECに関連する売上がリアルへと計上されるケースが多くなってきたことも、考慮にいれる必要があります。 サービス系分野は、4兆9. 014億円(2015年)、5兆3,532億円(2016年)、5兆9,568億円(2017年)と順調にその規模を拡大しています。 伸び率も2015年〜2016年では9. デジタル系分野は、物販系、サービス系と比較すると規模は大きくありません。 しかし、1兆6,334億円(2015年)、1兆7,782億円(2016年)、1兆9,478億円(2017年)と確実な成長を続け、2016年〜2017年の伸び率も9. BtoBのEC化率は、29. ちなみに、この経済産業省が公表したデータはEDI(Electronic Data Interchange/電子データ交換)における取引と区別されていないため、実際のEC化率はこれよりも多いのではないかという見方が一般的です。 BtoBを分類別に見ると、EC化率が特に高いのは食品や各種機器、輸送用機械などを扱う製造業です。 食品:53. 電気/情報関連機器:52. 輸送用機械:61. 世界の市場におけるサイト構築:EC化 経済産業省が公開した通商白書2018により、世界でもEC市場は依然として拡大傾向にあることが発表されました。 このまま年平均で14. 7兆ドルにまで拡大するのではないかと見られています。 日本は、世界と比較すると相対的にEC利用者数が少ないとされています。 EC市場のポテンシャル、EC化率ともにトップを走るのは中国で、世界第2位が米国、続いてイギリスや韓国、ドイツなどが続いています。 さらに、近年急速にインフラの整備が進む新興国も、小規模ながら目覚ましい成長を遂げており、数年単位で飛躍的にEC化率が上昇する可能性を秘めています。 特に、人口の多いインドは、EC市場も急速に発展すると予測されており、2024年には日本を抜いて、アジア太平洋第2位、世界第4位のEC市場規模となるのではないかと専門家はみています。 ECサイト構築を成功させる4つの法則 ここまでECサイトを構築する4つの方法をご紹介してきました。 ここからは、その4つの方法を成功させるためにベストな方法を4つに分けてご紹介致します。 ぜひ、ECサイト構築の際はご参考にしてください。 こうした方法を実現できるパッケージが、店舗とECのポイントを統合したり、ネット注文からの店舗受取・店舗取り置き予約を可能にするなど、オムニチャネルを複数企業ではなく1企業の1オペレーションで実現できるのがです。 法則2:スモールスタートが可能なパッケージを選ぶ 立ち上げまでを急ぎたい場合やスタート予算が少ないという場合は、意外に多いのではないでしょうか。 そうした状況で、対処できるECサイト構築パッケージは意外と少ないのが実態です。 しかし、これを実現できるかどうかという要望が圧倒的に多いのも事実です。 短期間・低コストでのスモールスタートが可能なパッケージを選択し、事業の拡大に従って大規模ECへとリプレースしていくことで対応していきます。 法則3:導入実績が豊富なパッケージを選択する 導入実績が抱負で様々な業種・業態で幅広くECサイトを構築しているECパッケージなら、様々な要望にも応えてきたという点と、業種や業態に合わせたカスタマイズなどもしてきた実績が豊富なため、これからやろうとしているECサイト構築のパターンに柔軟に対応してくれる可能性が高いです。 実績の数だけでなく、構築したいECサイトに合っているのかを確認するのが、重要です。 法則4:ベンダーロックインされず、自社で管理・内製化できるパッケージを選択する たとえば、ECサイト構築後にカスタマイズをしたいという社内要望が発生したり、メンテナンスをする必要が発生した場合に、 多くのECサイトは構築後ソースコードが開示されていないいわゆるベンダーロックインがされた状態のため、つどECサイト構築事業者に問い合わせて作業してもらうため、面倒でありかつ改修に時間がかかるという課題があります。 しかし、ソースコードを開示されているベンダーロックインがされていない状況であれば、社内にシステム担当者がいる場合にはすぐに改修し時流に合わせて対処することもできるため便利です。 ECサイト構築の手順 ECサイト構築の手順は、大きく3つの工程に分けることができます。 運用準備 これら3つの工程について、順番にチェックしてみましょう。 1、検討 「検討」は、どのようなサイトを構築したいのか、またどのようなサイトが必要なのかを第三者にも分かるようにあらわすことです。 この段階で、予算やスケジュールについても決めておきます。 予算は、初期構築の費用だけでなく、月額費用や保守にかかる費用といったランニングコストについても決めておく必要があります。 スケジュールは、ECサイトをいつまでに開きたいかという運用開始時期を決めます。 自由度の高いサイトや大規模なリニューアルをおこなう場合は、かなり時間がかかることもあります。 余裕をもって無理のないスケジュールを設定することが大切です。 2、決定 事業者側が構築したいECサイトについて詳細を検討し終わったら、依頼する開発会社を決定します。 場合によっては開発会社を選定するためにコンペを開催することもあるでしょう。 作成したRFPをコンペ参加企業に送付し、提案を募集します。 決定に際しては、予算だけでなくスケジュールなどにも注目して選びましょう。 依頼する開発会社を決定したら、今度はその企業と「要件定義」をおこないます。 要件定義は、ECサイトのシステム構築をおこなう際の必要な機能や内容を明らかにし、双方の認識を一致させる作業です。 会議を複数重ねてシステムの仕様を決定することになるので、過程については議事録を残し、解釈違いがないように気をつけたいところです。 まとまった内容は、「要件定義書」として書面化し、双方が所持します。 この時に、サーバ会社も決定します。 ECサイトの取り扱う商品数、会員数、サイトの閲覧数(PV数)によって必要な容量が違うため、分からない時には開発会社とも協議しながら選定すると良いでしょう。 必要に応じて、デザイン会社や決済代行会社も決定し、ECサイト構築の準備を進めていきます。 3、運用準備 開発会社と「要件定義」を済ませたら、開発会社はECサイト構築に着手します。 その間に依頼した側がおこなうことは、次のようになります。 特定商取引法の表記• プライバシーポリシーの作成• メールフォーマットの作成• データの移行と登録• 運用のための教育と研修 どれも、円滑にECサイトを運用するためには、リリースまでに準備しておく必要があることばかりです。 特に、特定商取引法の表記とデータの移行・登録は時間がかかる場合が多いので、スケジュールを立ててしっかりと取り組んでいく必要があるでしょう。 これらのステップで確認すべき項目をまとめたチェックシートを無料で公開しています。 ぜひECサイト構築にお役立てください。 方式別のECサイト構築費用 おおまかな費用ではありますが、方式によって次のようになります。 また、こうしてみると自由自在にカスタマイズ可能なフルスクラッチは、ほかの方式に比べて桁違いの費用がかかることが分かるかと思います。 構築したいサイトを具体的に思い描き、完成図に合わせた方式を採用することが大切です。 無料でECサイトを構築する4つの方法 ECサイトを無料で開設するには、次の4つの方法があります。 オープンソースでECサイトを作る• WordPressでECサイトプラグイン(無料)を使う• Yahooショッピングに出店する• 無料ASPを使う 結論からいうと、これらの方法をとっても、ECサイトを完全無料で運用する方法はありません。 開設自体は無料でも、月額利用料がかかったり、商品が売れた場合に決済手数料が必要になったりするからです。 オープンソースやWordpressの無料プラグインを使う方法は、構築自体が無料でも、サーバー代とドメイン料がかかります。 サーバー代は月額レンタルや年間レンタルがあり、スペックやセキュリティの信頼度によって価格が変わってきます。 Yahooショッピングにおける決済手数料 Yahooショッピングは、出店すること自体は無料で、月額の利用料などもかかりません。 ですが、商品が売れるごとに決済手数料がかかります。 パーセンテージは決済方法によって違いがありますが、決済金額の3. また、Tポイント発行にかかる原資、アフィリエイト成功報酬原資、手数料の負担もあります。 Yahooショッピングへの出店は、4つの方法のうちではもっとも集客力が高く、大きな収益を見込める方法ではあります。 ただ、手数料が比較的高いため、月額費用で考えるともっとも高コストの出店方法といえるかもしれません。 無料ASPにおける決済手数料 無料で開設できるASPには「BASE」や「STORE. jp」などがあります。 これらのASPは初期費用、月次費用ともに0円で、気軽にウェブショップを開けることが謳い文句になっています。 ですが、恒久的に無料で使えるわけではもちろんなく、「決済手数料」がかかります。 決済手数料は、商品が売れるごとに支払います。 例として、先に挙げた2つの無料ASPの手数料を確認してみましょう。 BASEの場合 BASEの場合は、かんたん決済手数料とサービス利用料がそれぞれかかります。 BASEかんたん決済手数料(3. jpの場合 「STORE. jp」の場合は、決済方法の違いやオプション料金があるため、金額を例として挙げずに、かかる費用を紹介します。 5〜3. この決済手数料が無料ASPベンダーの収益源であり、ユーザーに対して無料でASPを提供できる動力源となっています。 無料ASPは「売れない限り費用0円」であって、商品が売れるたびに利用料を支払っているわけです。 機能拡張は1,000円程度のオプション料金でできる これらの無料ASPはフォーマットが決められており、無料のままでは自由にカスタマイズをおこなうことはできません。 また、ショップに並べる商品数が限定されることもあります。 しかし、月額1,000円程度のオプション料金によって、無制限に商品を並べることができたり、独自ドメイン名の取得、アクセス解析機能の解放などをおこなうことができるサービスもあります。 自社商品に合ったECサイトを構築するには、やはり初期費用、月額費用をそれなりに予算として用意する必要が出てくるでしょう。 開発会社に見積もりを依頼することで、予算の範囲でできること、できないことは見えてきます。 売上を上げるためには適切な予算を組んで、PV数の増加、購入へのリーチなどを達成するECサイトを構築することをオススメします。 ECサイト構築をするなら読んでおきたい本3冊 ここからは、これからECサイトを構築したいかたが読んでおきたい本を• 売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。 Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書• いちばんやさしいグロースハックの教本 人気講師が教える急成長マーケティング戦略 の順に紹介します。 ECサイトを構築したあとのことが書かれているので、早めに目を通しておきたいものです。 売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。 売れるECサイトの教科書と言ってもよい一冊です。 接客 サイト内• 追客 リピート施策 という3つのポイントから、売上アップのための法則を解説しています。 Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書 コンテンツマーケティングについて、基本を押さえつつ実践的な内容にも触れたいかたにおすめの本です。 「ECサイトのコンテンツを作るのはいいけど、中身をどんなふうに書いたらいいんだろう…」 と悩んでいるかたはご一読ください。 いちばんやさしいグロースハックの教本 人気講師が教える急成長マーケティング戦略 グロースハックについて、概念から具体的な実践までを解説した一冊。 筆者が実際につくったアプリを事例として、現場で使ったノウハウを紹介しています。 これから新規でECサイトを作るなら読んで損はしませんよ。 まとめ いかがでしたでしょうか?ネットショップ(ECサイト構築)といっても、方式ごとにそれぞれ長所短所があります。 企業が必要としている要件を満たした方法を選択、コスト面やリリースまでの時間も検討することが重要です。 ECサイト構築の際には、本記事を参考にしていただければ幸いです。

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ECサイトをフルスクラッチで構築すべき理由は多くない

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自社の商品をインターネット上で販売したいと思うとき、簡単にできるのは、「楽天」や「Amazon」等のショッピングモールへの出店です。 しかし、ショッピングモールには強力な集客力がある反面、各社毎に独自のマーケティング施策やブランディングが難しいことも多いです。 そのため、ショッピングモールに頼らず独自に施策を行う場合は、自社でECサイトを構築することになります。 ECサイト構築は、特別な知識やスキルがなくてもできる「すでに出来上がっているECシステムを使う事で簡単にECサイトを構築する方式」から、「ゼロからECサイトを全て構築する本格的な方式」まで様々ですが、主要なECサイトの構築は以下の4つの方式があります。 ではこれらのECサイト構築方式からどのような方式を選べばいいのでしょうか?またECサイト構築の際に考慮しなくてはいけない課題とはどのようなものでしょうか? 本日は各ECサイト構築方式の特徴とメリット・デメリットを解説し、ECサイト構築の手順を、300社以上にECシステムを導入した実績のある株式会社インターファクトリーでWEBマーケティング担当の筆者が詳しく解説いたします。 【目次】 目次• 「ASP」「オープンソース」「パッケージ」「フルスクラッチ」の各方式の特徴 まずは、各方式がどのくらいの規模のECサイトに導入されているのか感覚的に把握するために、下記の図をご覧ください。 ・フルスクラッチ方式を使うECサイト事業者の年商は50億円以上 ・パッケージは50億円未満、1億円以上 ・ASPは1億円未満 ・オープンソースは年商1億円あたり 例外もあります。 例えば年商50億円以上でもパッケージを使っている企業もありますが、パッケージをフルカスタマイズしているので、フルカスタマイズに全く劣らない機能が備わっています。 そして年商1億円未満でもパッケージを使っている会社もありますが、オープンソースを使って費用を抑えるケースやパッケージをカスタマイズ無しで使い、コストがかからない構成にしているのです。 それでは次に各方式にかかる費用感を表にまとめました。 各ECサイト構築方式の費用感 費用だけ考えると、ECサイト構築にはASPが最も気軽にはじめられることができますが、機能に制限があるのがデメリットです。 オープンソースはフリーで公開されており、ライセンス費用がかかりませんが、ECサイトの規模により、サーバー費用が多くかかる場合もがあります。 パッケージは低価格のものから、フルスクラッチに匹敵するハイクラスの製品があるので、価格帯がとても広いです。 フルスクラッチは最もコストのかかる方式である反面、ゼロからECサイトを構築するためシステムに制限がないのが特徴です。 では、あなたの会社に導入すべきECシステムを下記チャートに従って、調べてみましょう それではECサイト構築の各方式の全体感を把握した上で、詳しく解説してまいります。 アプリケーションソフトの機能を、ネットワーク経由で顧客にサービスとして提供することであり、それを行っている事業者の事を指します。 ここではECサイト構築のASPサービスを紹介いたします。 例えば「給与計算システム」「販売管理システム」など、あらゆるシステムがWEB上のアプリケーション(ASP)として各社から提供されております。 ASPはPCにインストールする事なく使えるブラウザーで利用するプラットフォームの名称であり、ECシステムとしても多くの会社からASPが販売されております。 ASPのECシステムを導入すればソフトウェアやサーバーの管理が不要で、ブラウザー上で簡単にECの管理・運営ができます。 また、 バージョンアップやセキュリティーも常に更新されていくので、利用者はいつでも最新の環境でECサイトを運営できます。 そして 完成しているECシステムのASPは「価格が安く」、「導入までのスピードが早い」のは大きなメリットになります。 しかし、ASPでのEC構築にはデメリットもあります。 それは完成している共用のプラットフォームですから、利用している会社毎に 機能のカスタマイズができない点であり、提供されている範囲内の機能しか使えません。 デザイン面でもテンプレートの制約がありますので、こういったデメリットからも大手ECサイトや自社固有の要件の多い会社には向いていないシステムです。 とはいえ、 ASPは手軽にEC導入ができるので、これからEC事業をスタートする会社や小規模EC事業者には最適なEC構築方法です。 また、近年ASPのサービスレベルも上がってきており、自社運用をASPに合わせることができれば、非常に安価で有効なサービスになっております。 基幹システム等の連携はできませんが、WEBサイトのフロント機能だけならECサイトとして十分な機能が実装されています。 誰でも無償で使用、複製、改変、再配布を行うことができます。 ここではECサイト構築のオープンソースソフトウェアについて解説いたします。 また、技術力に自信があるのなら、カスタマイズも自由にできるのは最大の魅力です。 一方で、仮にオープンソース本体側で大きなバグが発見され、それによる障害が発生したとしても、 責任の所在は、オープンソース提供元ではなく、ECサイト事業者がリスクを負います。 なぜならオープンソース提供元は無償でソフトを公開しており、それを使用するEC事業者と商契約は発生していないからです。 オープンソースを使って、それをカスタマイズし自社製品としてライセンス販売している会社の場合もリスクが存在します。 例えばオープンソース自体に問題が発生した場合、カスタマイズしてライセンス販売している会社は 「オープンソース自体のバグの場合は、カスタマイズした弊社のバグではない」という契約になっているケースがほとんどですので、オープンソースをベースにカスタマイズしたECシステムの場合、契約書には細心の注意を払う必要があります。 また、オープンソースの特徴としては 更新プログラムファイルの提供や保守切れが早く、次のバージョンがリリースされてしまうことです。 オープンソースは無料で提供されているために、ユーザーから保守費用を徴収できため、保守切れも早い傾向にあるためです。 オープンソースが向いている会社は、 ・「オープンソースのリスクを認識した上でコストを抑えたい会社」 ・「自社のシステムを保守開発して内製でECサイトも自らを保守・運営したい会社」 です。 パッケージとは、ある程度フレームワークとして開発しているものをベースにしてECサイトを構築する手法です。 ECサイト構築においてはカスタマイズが必要な中・大規模のECサイトによく使われる方式です。 フルスクラッチのように、ゼロからサイトを構築するには莫大な費用と労力がかかりますが、 パッケージ方式ならフルスクラッチよりコストと労力がかかりません。 サーバー等のインフラ設計も行いますから、大規模ECサイトにも耐えうるキャパシティーを持たすことが可能です。 大規模なECサイトに必要な、 基幹システムや物流システムとの連携も、カスタマイズにより実現できます。 何でもできるパッケージ方式によるECサイトの構築ですが、 インフラやサーバーを用意する必要があり、またカスタマイズが必要なためASPのように簡単には導入できません。 価格も100万円~数千万円と高価で予算の少ない会社には向いていないECシステムです。 とはいえ、 パッケージの最大の魅力はECの基本機能が備わっているので、フルスクラッチに比べて安価で短期間にフルスクラッチに匹敵するECサイトを構築できることです。 パッケージ導入の場合は、陳腐化によるシステムの乗り換えコスト(3年程度に一度)、それに加えてインフラが発生するため、月額費用も高くなりがちな点も念頭に入れる必要があります。 フルスクラッチ方式:要望通りのECサイトをゼロから構築 フルスクラッチとは、システムやソフトウェアの開発において、既存の仕組みやソフトウェアを一切流用せずに完全に新規で開発することです。 ECサイト構築におけるフルスクラッチ方式を解説いたします。 どんな要望でも実現する事ができるので、貴社の固有の要件・固有のシステムとの連携を実現する事ができます。 もちろんECサイトのデザインも自由自在です。 しかし、あらゆるEC構築方式の中で 最もコストと導入までの時間がかかる方式なので、大規模ECサイトの構築および、技術力のある会社が独自にECサイトの開発を行う場合に使われる方式です。 インフラやサーバーも設計・用意する必要があります。 そして、フルスクラッチ方式にも価格・導入期間以外にデメリットがあります。 それは、システムが古くなった後にリプレイスをする事が相当困難になることです。 その理由は2つあります。 これらの理由から、一度フルスクラッチでシステムを構築すると、システムが陳腐化してからの乗り換えが非常に困難なものになるのです。 自社で完全にシステムを把握したいという場合に最適ですが、パッケージ会社にもソースコードを開示している会社もあります。 フルスクラッチは値段が高額な割には価格に見合った優位性がなくなりつつあります。 また、餅は餅屋のようにECサイトのノウハウは通常のシステムとは異なりますので、フルスクラッチを依頼する場合は、ECサイト構築経験の豊富な会社に依頼する事が重要です。 以上、ECサイト構築の各方式の特徴について説明してまいりましたが、貴社のECサイトにはどの方式をどのように選択すれば良いのでしょうか? ・「新規のECサイトを構築する場合」 ・「既存のECサイトやショッピングモールからの乗り換え(ステップアップ)の場合」 の両方からのアプローチでECサイト構築の手順を説明します。 新規にECサイトを構築する場合のECシステム選定までの手順 ECサイトを企業や個人で初めて構築する場合にどのECサイト構築方式を選べばいいのか、手順をまとめました。 手順1:ECの事業計画を作る。 手順2:売上や会員数の推移に合わせて、将来の仕組みや取り組みを計画する。 手順3:ECサイトに使う費用を算出する。 手順1:ECの事業計画を作る。 まずはECサイトの事業計画を作ります。 では、なぜ数年先の事業計画がECシステム導入時に必要になるのでしょうか? 例えば、ECサイト構築直後はアクセス数も少なくASPのサーバーで十分であったものが、ECサイトリリースの数年後にテレビCMなどの大規模プロモーション予定がある場合は、ASPのサーバーではキャパシティーオーバーになる場合があります。 そういった場合はインフラを計画できるパッケージを導入した方がよいでしょう。 このように、導入時期だけでなく、数年先のプロモーションや会社の方針を踏まえてECの事業計画を作成することで、本当に必要なECの方式が選択でき、本来必要のない無駄なシステム乗り換えコストの発生を防げます。 手順2:売上や会員数の推移に合わせて、将来の仕組みや取り組みを計画する。 ECサイト導入検討の時期から、数年先に実現したい取り組みを視野にいれておかなくてはなりません。 例えば下記のような例です。 例1:会員が増えた1年後には基幹システムのデータベースと連携したい。 例2:会員が増える頃にはサーバー容量を増やしたい。 例3:1年後には予算を獲得し、新しいプロモーションサービスを利用して集客を伸ばしたい。 といった事です。 こういった数年先に実現したい事も、念頭に入れてECシステムの導入を検討しないと 「今、導入を検討しているASPはデータベースと連携できるのだろうか?」というECシステムの要件が出てくるので導入を検討しているECシステムが対応しているかどうかを、確認する必要があります。 一見当たり前のことに感じたかもしれませんが、 多くのEC担当者は目の前のEC導入時期の要件しか想定にないケースが非常に多いのです。 5年先をみてECシステムを検討しないと、長期的にシステム改修費用が高くつくのです。 ですから導入時こそ、数年先の事までイメージしてECシステムを検討しなくてはなりません。 手順3:ECサイトに使う費用を算出する。 手順1の事業計画の作成、手順2の将来の取り組みの計画まで立てる事ができれば、ECサイトに使う費用が、数年先まで算出する事ができるので、これでやっと ・ECサイトの機能面 ・ECサイトのインフラ面 ・ECサイトのコスト面 この3点の観点から、貴社に導入すべきEC方式を決定することができます。 手順1から3まで整理できたのなら、次の図のチャートに従って、あなたの会社に導入すべきECシステムを選んでみてください。 ECサイトの乗り換えの場合は「現状課題の洗い出し」から手順をスタートさせる必要があります。 手順は以下のようになります。 下記の色つきの手順がEC乗り換えの場合の固有の手順になります。 手順1:現状課題の洗い出し 手順2:事業計画の策定 手順3:売上や会員数の推移に合わせて、将来の仕組みや取り組みを計画する。 手順4:ECサイトに使う費用を算出する。 ここでは 「現状課題の洗い出し」と「事業計画の策定」について説明いたします。 (手順3と手順4は、 前章で説明した「新規にECサイトを構築する場合のECシステム選定までの手順」の手順2と手順3と同じですので、そちらをご覧ください。 ) 手順1:現状課題の洗い出し すでにECサイト運営をしている方がECシステムの乗り換えやステップアップをする理由は下記の理由がほとんどです。 ・障害が多い ・PVが増えて、現在のシステムでのEC運用が困難 ・ECのコストが高すぎる。 あるいはカスタマイズ費用が高すぎる。 ・やりたい施策があるが、カスタマイズできないため施策が実行できない。 ・基幹や物流システムと連携して業務の効率化したい。 ・現在のECシステムのデザインが良くない。 あるいは掲載写真数に制限がある。 ・楽天などのショッピングモール出店から自社ECに乗り換えたい、あるいはモールとは別に自社ECサイトを構築したい。 まずは、現在のECシステムやモールの課題の洗い出しが必要になります。 ただし、全ての課題と要望を実現するECシステムは、それだけコストもかかりますから、課題と要望に「Must(必須要件)」と「Want(あれば良い要件)」を定義し、導入費用と月額費用の兼ね合いから、どこまで要望を満たせるシステムかを選ぶのが良いでしょう。 具体的には下記のように定義してみてください。 手順2:事業計画の作成 一度ECサイトを運営して問題が明確になっているので、その問題が「会社固有の問題」なのか、「ECシステム会社の問題」なのかを整理した上で事業計画を策定します。 例えば「カスタマイズができない」といった問題に対しては、あらゆる可能性があり、問題の本質がどこにあるのかを整理します。 ・カスタマイズ費用が捻出できない場合は「会社固有の問題」 ・面倒で手間がかかりカスタマイズをやりたくない場合「会社固有の問題」 ・ASPだからカスタマイズできないのは「ECシステム会社の問題」 ・技術力がないからカスタマイズできないのは「ECシステム会社の問題」 この点を整理せず、全ての問題を「ECシステムの会社の問題」にしてしまうと、 現在かかえている問題が新しいECシステムで解決されないケースが出てくるのは、実はよくある話です。 問題点の本質がどこにあるのかを必ず追及し、同じ問題を新ECシステムでは発生しないように努めなくてはなりません。 手順3と手順4は、 前章で説明した「新規にECサイトを構築する場合のECシステム選定までの手順」の手順2と手順3と同じですので、そちらをご覧ください。 次にEC担当者が意識していないECサイト構築の重要な課題を紹介しますので、必ず念頭に入れておきましょう。 ほとんどのEC担当者が意識しないECサイト構築の重要な課題 EC導入時期に 「こういった機能を実装したい」あるいは 「基幹システムと連携していないから、新システムでは連携を考えたい」といった課題をEC担当者が意識しているのは当たり前ですが、そういった要件と同じくらい重要なのに見過ごされがちなのが、下記の3つの課題です。 今まで300サイトのEC導入をお手伝いさせてもらった弊社の感覚だと、お客様のほとんどはECシステムを3~5年で乗り換える事が多いです。 導入したシステムは、導入した瞬間から古くなっていきますから、カスタマイズを行い、継ぎ接ぎでシステム改修を行っても3年も経てば完全に時代遅れのECシステムになります。 例えばパッケージを導入したEC事業者によくある悩みが、必要なシステム改修費用が発生した時にカスタマイズをパッケージの会社に依頼したところ 「そのシステム改修は100万円かかります。 」 と言われ予算を捻出できないために、システムが時流からどんどん遅れていくという悩みを持つEC事業者は多いのです。 いい例があります。 例えばスマートフォン対応は今では、どのECサイトでも必須の機能となっていますが、少し前はスマートフォン対応しているECサイトはごく一部でした。 しかし、時代とともにスマートフォンユーザーが増えて、ECサイトにスマートフォン対応が必須の時代となりました。 こういったカスタマイズ予算は当初から計上されていないために 高額なカスタマイズ費用がかかりました。 また、セキュリティーの更新も常に怠ることはできませんので、都度バージョンアップが必要になってくるのです。 常に最新の環境で使えるASPにはこのような問題が発生しませんが、カスタマイズを要するパッケージやフルスクラッチには必ず発生する大きな課題なのですが、ECシステムの導入時期には、その時に必要な要件しか整理されず、3年以内に必ず発生するこれらの課題はほとんどのEC担当者に認識されていないのです。 パッケージもフルスクラッチも必ずシステムが陳腐化しますから、導入する場合はあらかじめカスタマイズ費用や、システムの乗り換え時期をざっくりでもよいので検討し、カスタマイズ費用を計画に入れて予算を確保する必要があるのです。 そうしなければ、数年後にカスタマイズ費用が捻出できす、システムがどんどん陳腐化していきます。 30万円以上するソフトウェアの減価償却期間は会計上5年と定められております。 ですからECシステムを新規に導入にする場合は、最低でも5年以上は使えるものでなければ 減価償却できないうちに次のシステムを検討する事になるのです。 これは会計上大変な無駄になります。 以上3つの課題をあげましたが、そういった ECの重要な課題がシステムの入れ替えも不要で、バージョンアップにも自動対応で行われるフルカスタマイズ可能なシステムがあれば解決できます。 それが フルカスタマイズ可能なクラウドECシステムです。 デメリットが少ないフルカスタマイズ可能なクラウドECシステムとは? フルカスタマイズ可能なクラウドECシステムとは、ECシステムが自動更新により、常に最新の状態が保たれ、各社ごとに個別にフルカスタマイズ可能なクラウド環境のシステムです。 クラウドECの本体共通プログラムは自動更新されますが、各社のカスタマイズ部分は、本体共通部分の上に乗っているイメージです。 ですからパッケージのように本体部分を含めてのカスタマイズがされてないので、カスタマイズをした会社でもクラウドの最新性・自動アップデートの恩恵が受けられますから、システムが古くならないのです。 フルカスタマイズ可能なECシステムは陳腐化しませんから、例えば今後スマートフォン対応のような世の中に新しいスタンダードが生まれた場合もカスタマイズしなくても機能として実装されるので、自動的に新しいスタンダードが利用することができます。 早いセキュリティー更新・急激なトラフィック増加にも対応 セキュリティーの更新はパッケージの場合は各社毎に対応しなくてはならないのですが、クラウドは一度更新すればクラウド上の全てのサイトのセキュリティーが担保されるため、対応が早いのが特徴です。 また、テレビの露出や会社をあげてのキャンペーン等により急激なトラフィックが発生した場合、パッケージの場合は、常にピーク時のサーバー容量を用意しておかなくてはいけませんが、フルカスタマイズできるクラウドECは、ピーク時にあわせて適切なタイミングでサーバーを増減できるので、無駄なコストが発生しないのもフルカスタマイズできるクラウドECのメリットです。 いい事ばかりのフルカスタマイズできるクラウドEC方式も向いていない会社があります。 ・システムを把握するためプログラムの開示が必要な会社 ・パッケージやフルスクラッチと比べると導入事例が少ない。 という点を重視する会社には、導入しづらい要素ではあります。 また導入費用や月額費用はパッケージと同程度かかります。 しかし、フルカスタマイズ可能なクラウドECの最大のメリットは、以下のように ・標準機能の自動アップデートによるカスタマイズ費用の削減。 ・常に最新のシステムを使えるため、システム乗り換え費用が発生しない。 ・サーバーのキャパシティーは必要な時期に必要な分だけの容量だから、無駄なコストが発生しない。 長期的観点からみるとシステム改修コストやシステム乗り換えコストがかからない点が最大のメリットとなります。 (広告)フルカスタマイズできるクラウドECシステムを使うなら 本日はECサイト構築の各方式を取り上げた上で、フルカスタマイズできるクラウドECシステムを紹介いたしました。

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