サマーウォーズ 悪者。 1

サマーウォーズって割と名作だよな

サマーウォーズ 悪者

割と面白いです。 時かけが好きな人なら十分楽しめます。 以下ネタバレを含みながらの感想と簡単な考察。 個人的にキャラが立ってこない作品はあまり面白くないので… 前のエントリーで書いたとかは割と好きなんだけど、未だにキャラと名前がわからない登場人物がいる。 こうなるとわからない部分があってもあまり見返す気になれないのは俺だけですかね。 個人的に好きなのは夏希とカズマ。 最近のアニメのステレオタイプ的な中高生に飽きてたので新鮮でした。 特に夏希の気分のコロコロ気分変わるのっていかにもって感じで、いいリアリティがありました。 出てくる「人」はとても好きです。 ばーちゃんの「できる」連呼はとても清々しかったし、カズマが典型的ヒキヲタではなく、やるときはやるイケメンだったのもよかった。 今作は誰かのキャラクターに感情移入して共感するのではなく、観客自身も陣内家の一員として共感し、物語が進んでいく形だと思います。 だらしない家族もいればしっかりものもいる、家族らしい家族の詰め合わせが陣内家。 陣内家に自分らしい人を見つけるのは困難ですが、自分の親族、家族らしい人を見つけるのはかなり容易でしょう。 その時陣内家は観客の家族となりうる可能性が出てきて、それが共感へとつながるわけです。 わかりやすくできてるんだけど、は思想も感情もないモノであって、実はこの対立は勧善懲悪的なモノではない。 は人間側から観たら悪者だけど、にはその意識が全くないから。 この「悪者に見える悪者じゃないモノ」はとかにも見られる。 特にのタルシアン的なものかなと思ったり。 ただタルシアンの数倍暴力性みたいなものはあるけど。 そういう意味でには若干の的構造を見ることができる。 あまり細田監督ってそういうイメージがなかったのでちょっと意外といえば意外だった。 まあでもゼロ年代のSFはそうならざるを得ないんだろうなあ。 本作のキャッチ、「これは、新しい戦争だ。 」 これは「誰が悪者か分からない戦争」という風に感じます。 ・ヒロインボロ泣き ・ヒロインあえぎ声 違 ・キスすると思いきや… 前作を見てるからこそニヤニヤしてしまう。 せっかく悪いヤツがいないのに、中途半端にアメリカのせいにしてしまったのはすごいもったいない気がした。 …といっても多分俺がに傾倒しすぎてるせいだとおもうんですけどね。 アニメとかで社会的要素を排することに慣れちゃってるから、物語の外部世界の情報が入ってくることに違和感を感じてるんだと思います。 一応普通の人から見たら落とし前的なところで済むんでしょう。 それとあまりBGMが印象に残らなかった。 時かけはあれだけおいしかったのになあ。 あと夏希のアバター変身シーンはあれどうなんだ…細田監督にああいうのはちょっとやってもらいたくなかったなー そして割ともったいないと思ったのが季節感や空気感が時かけに比べて薄かったこと。 特に夏らしい空気感が弱かったのがかなり残念。 時かけやトトロが何度も見られる理由って日本らしい夏が描かれてるところが一番だと思うんですよね。 時かけは今の10代〜アラサーぐらいの夏の感覚をしっかり捉えてるし、トトロはステレオタイプ的な日本の夏を凝縮してる。 というか日本の夏のイメージってトトロが固定化させた部分でかいんじゃないかな。 なんだかんだで「日本の冬」とか春とか秋とかより、やっぱり「日本の夏」ってそこに詰め込まれてるの濃さが段違いだと思うんですよ。 だって「日本の冬」って言われて日本人が想像するのって結構バラバラなんじゃないかなあ。 クリスマスか、正月か…雪の有無は? などなど。 「日本の夏」って言葉はかなりすごい言葉だと思います。 で、そんな夏の印象を作るのって「光」と「引きの映像」だと思うんです。 時かけは ・朝、昼、夕、夜 ・室内、室外の光の度合い ・室外の影のつき方 などがかなり意識されてました。 "Time waits for no one. "のあの理科室の南向きの窓からの光、ベタな程にきれい書き込まれたラストシーンの河川敷の夕日と高速道路のコントラスト… 都市の夏らしさをうまく切り取ったシーンが多々ありました。 トトロはこれらに加えて引きのシーンで背景をきれいに見せつけているが印象的です。 もちろん時かけにもそういうシーンはありますが。 このイメージ画はめちゃくちゃ好きです。 で、にはこういうシーンがあまりにも少なかった。 陣内家の家の中のカットがあまりにも多すぎて、空間的広がりがあまりにも感じられなかったわけです。 もう少し周りの季節感を出すカットがいろいろちりばめられていてもよかったんじゃないかと思います。 とかはもっと印象的に使えたんじゃないかなー。 …とは言っても実は全部が全部これが悪いわけではなく。 このシーンはかなり印象的でした。 客層が中学生から親世代まで幅広かったですし。 夏の映画の監督、という印象は広く打ち出させているんじゃないでしょうか。 これから日テレはアニメに注力していくのだろうかw …ところで本作の名台詞って何になるんでしょうね? 候補的なセリフはかなり多いんですが、決定打までいくセリフが思い当たらない… のコミュ見ると「こいこい」の人が結構いますが。 「未来で待ってる」に続くセリフがそのうち出てくることでしょう。 一応一個だけ。 「だよ」 「えっ何それモー娘。? 」 とりあえずこれを。 春原ロビンソンさんも割と近いこと書いてたんで参照。 sakasakaykhm.

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サマーウォーズのレビュー・感想・評価

サマーウォーズ 悪者

2010-06-01 今、日本が世界に誇れる文化といえば漫画とアニメ。 昨夏日本で公開ヒット、評価もうなぎ登りの細田守監督『サマーウォーズ』がフランスにも上陸する。 物語は、あの「懐かしい日本の夏」の光景をバックに展開する。 主人公は内気な高校2年生の健二。 美人の先輩、夏希に雇われた「バイト」で彼女の田舎、長野県は上田市の旧家、陣内家に赴く。 90歳を迎える曾祖母の祝賀の宴に大家族が集合してくる中、健二は夏希のフィアンセを演じるハメに…。 真夜中、携帯に入ってきたメール「これを解け」に応じて数式を必死に解く健二。 彼は実は数学おたく。 数字を見ると血が燃える。 ところが翌朝、彼が解いた数式のせいで世の中が大混乱に陥っている。 仮想国OZのセキュリティーシステムが破綻して、実世界のコンピューター制御に影響を及ぼしはじめたのだ。 どうも健二が夜中に解いたのはOZのセキュリティーに侵入するためのパスワードだったらしい。 何者かが今そこから世界に挑戦状を投げかけている。 なんと、世界を守るために、この挑戦状を受けて立ったのは陣内家の人々。 武家の血をひく90歳の栄ばあちゃんの鶴の一声で、健二を中心に、仮想国OZの悪者との壮絶なバトルが繰り広げられる。 そして最後は〈こいこい〉、花札での最後の勝負に立ったのは夏希だった…。 近未来的なバーチャル世界とめちゃハートフルな日本の家族をまたにかけた熱い物語。 随所に仕掛けられた伏線が、笑いと涙に包まれたラストへ向けて効果的に集結してゆく脚本と演出に大喝采を贈りたい。 デジタルを向こうに回したアナログな世界、このミクスチャーがとっても今日的だ。 細田守は宮崎駿の後継者として、日本の、そして世界のアニメ界を今後リードしてゆく存在となろう。 イチオシ必見! 吉.

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サマーウォーズのレビュー・感想・評価

サマーウォーズ 悪者

【livedoorニュース 映画カテゴリより】 高校2年の夏休み、天才的な数学力を持ちながらちょっと弱気で人付き合いの苦手な健二は、憧れの先輩・夏希にアルバイトを頼まれて長野の彼女の曾祖母の家に行くことに。 夏希の曾祖母の栄は、室町時代から続く戦国一家・陣内(じんのうち)家の16代当主。 一族と束ねる大黒柱だ。 その日は、栄の誕生日を祝う、個性豊かな「ご親戚」の面々が顔を揃えており、そこで健二は突然、夏希から彼女の「お婿さん」であると紹介を受けることに。 夏希のいうアルバイトとは、栄や親戚一同に対して夏希のフィアンセのフリをするということだった。 とまどう健二だったが、栄を安心させるためと半ば強引に頼みこまれ、滞在中の数日間だけと、しぶしぶ承知する。 にぎやかな親戚の面々に気おされながらも、大役を果たそうと奮闘する健二。 その夜、彼の携帯に、数学の難問が書かれた差出人不明のメールが届く。 数学の得意な健二は、夢中になり、遂に答えを導き出すが…翌朝、世界は大きく一変していた。 健二を騙る何者かがきっかけとなり、世界中を巻き込む大きな危機が訪れようとしていた。 「身内がしでかした間違いは、一家でカタをつけるよ!」 栄の号令のもと、健二と夏希そしてご親戚の面々が、一致団結して、世界の危機に立ち向かう! 単に、ネット上のバーチャルな世界を描いたアニメ?? いやいや・・違う。 もちろんバーチャルな世界でつながる人々も描いているが、コアとなっているのは、曾祖母である栄(ちなみに声優をしているのは、富司純子!)をトップに堅くつながっている地方の旧家の大家族。 親戚たちは個性あふれる面々であるが、「ああ・・・こういうおじさん、ウチの親戚にもいたよね」なんて、思い当たることも。 もちろん、公共手続きから何からあらゆる制御についても、なんでもネットワーク上の仮想世界で完結できる便利さに相反したリスクも描いている。 怖いね~。 でも、コンピュータやネットワーク自体は悪者ではないのだ。 コンピュータを扱うのはあくまでも人間なのだから。 長野県上田市ののどかな風景、リアルな大家族とバーチャルなアバター。 高校野球とネットの戦闘ゲーム。 キーになっている花札などなど。 細かいところもよーく見ると凝っているので(高校球児を息子に持つお母さんの普段着がメジャーリーグのレプリカだったり)、そんなところに注目しながら見るのも楽しい。 いやいや期待以上のおもしろさ。 泣けるシーンもたくさん。 オススメ! (ちょっとネタバレ).

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