津久井 やまゆり 園。 相模原障害者施設殺傷事件

「みんなしゃべれます」泣き叫ぶ職員 やまゆり園での犯行詳細が明らかに 相模原殺傷

津久井 やまゆり 園

神奈川県に提出された津久井やまゆり園利用者支援検証委員会の中間報告。 「虐待の疑いが極めて強い行為が、長期間にわたって行われていた」などと指摘している=2020年5月23日、上東麻子撮影 入所者19人が殺害される事件が起きた相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」について、入所者への支援の実態を調査する神奈川県の検証委員会の中間報告が18日、公表された。 要件を満たさないままの身体拘束や、長時間の居室施錠などの実態を挙げ、長期にわたる「虐待」の疑いを指摘した。 事件を起こした植松聖死刑囚(30)への判決では、職員による入所者への不適切なふるまいなどが「重度障害者は不要な存在」と考えることにつながったと認定しており、園の支援のあり方が改めて注目される。 事件当時の入所者は約150人。 昨年11月以降、津久井やまゆり園で入所者に対して、不適切な支援が行われていたとの情報が県に寄せられたことから、県が園に対してモニタリングを実施。 さらに専門家の調査が必要として、今年1月、検証委員会が設置され、検証作業が進められていた。 事件を起こした植松死刑囚の横浜地裁判決の「証拠上認められる前提事実」によると、植松死刑囚は、津久井やまゆり園に勤務し始めたころは障害者を「かわいい」と言うことがあった。 しかし、「職員が利用者に暴力を振るい、食事を与えるというよりも流し込むような感じで利用者を人として扱っていないように感じたことなどから、重度障害者は不幸であり、その家族や周囲も不幸にする不要な存在であると考えるようになった」などとしている。 中間報告の指摘によると、障害者虐待防止法では「正当な理由なく障害者の身体を拘束すること」は身体的虐待にあたり、身体拘束を行う場合は切迫性、非代替性、一時性の3要件すべてを満たす必要がある。 また、津久井やまゆり園は、特に対応が難しい「強度行動障害」がある人の支援を行う施設として位置付けられているが、なぜ行動….

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事件はなぜ防げなかったのか

津久井 やまゆり 園

神奈川県に提出された津久井やまゆり園利用者支援検証委員会の中間報告。 「虐待の疑いが極めて強い行為が、長期間にわたって行われていた」などと指摘している=2020年5月23日、上東麻子撮影 入所者19人が殺害される事件が起きた相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」について、入所者への支援の実態を調査する神奈川県の検証委員会の中間報告が18日、公表された。 要件を満たさないままの身体拘束や、長時間の居室施錠などの実態を挙げ、長期にわたる「虐待」の疑いを指摘した。 事件を起こした植松聖死刑囚(30)への判決では、職員による入所者への不適切なふるまいなどが「重度障害者は不要な存在」と考えることにつながったと認定しており、園の支援のあり方が改めて注目される。 事件当時の入所者は約150人。 昨年11月以降、津久井やまゆり園で入所者に対して、不適切な支援が行われていたとの情報が県に寄せられたことから、県が園に対してモニタリングを実施。 さらに専門家の調査が必要として、今年1月、検証委員会が設置され、検証作業が進められていた。 事件を起こした植松死刑囚の横浜地裁判決の「証拠上認められる前提事実」によると、植松死刑囚は、津久井やまゆり園に勤務し始めたころは障害者を「かわいい」と言うことがあった。 しかし、「職員が利用者に暴力を振るい、食事を与えるというよりも流し込むような感じで利用者を人として扱っていないように感じたことなどから、重度障害者は不幸であり、その家族や周囲も不幸にする不要な存在であると考えるようになった」などとしている。 中間報告の指摘によると、障害者虐待防止法では「正当な理由なく障害者の身体を拘束すること」は身体的虐待にあたり、身体拘束を行う場合は切迫性、非代替性、一時性の3要件すべてを満たす必要がある。 また、津久井やまゆり園は、特に対応が難しい「強度行動障害」がある人の支援を行う施設として位置付けられているが、なぜ行動….

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証言でたどる被告の半生 やまゆり園事件、死刑の判決 [やまゆり園事件]:朝日新聞デジタル

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相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で利用者ら45人を殺傷したとして、殺人罪などに問われた元同園職員の植松聖(さとし)被告(29)に対する裁判員裁判の第2回公判が10日、横浜地裁で行われ、事件当日に勤務していた職員の供述調書などから詳細な犯行状況が明らかになった。 暴れて退廷を命じられ、被告不在で行われた初公判とは一転、植松被告は時折目を伏せ、静かに着席していた。 検察側が読み上げた調書によると、植松被告に拘束された女性職員は利用者の女性が就寝していた部屋に連れ込まれ、「こいつは話せるか」と聞かれた。 その女性はダウン症で話すことが困難で、「しゃべれない」と答えると、被告はその女性の首付近を3回刺した。 職員は「しゃべれない人を狙っている」と気付き、その後は、各部屋に連れ回されて被告に問われる度に「しゃべれます」と答え続けた。 ところが、「しゃべれます」と答えても、被告は「しゃべれないじゃん」と刺すようになる。 職員が「みんなしゃべれます」と泣き叫ぶと、被告は「面倒なやつだ」と言い、廊下の手すりに縛り付け、去った。 その後、警察が到着して解放された職員は、襲撃された利用者に駆け寄ってほおを触ったが、既に冷たかったと回想。 調書の中で「被害にあった利用者に申し訳なく、自分を責める日々が続いている」と語った。 審理では、被害者の死因やけがの状況も説明された。 説明は人数の多さから1時間以上が費やされた。 多くの被害者の傷は首付近の上半身に集中していた。 また、別の職員の調書により、唯一実名で臨んでいる被害者の尾野一矢さん(46)が負傷しながらも、拘束された職員に携帯電話を渡し、110番通報につながったことが明らかになった。 審理終了後に取材に応じた父剛志さん(76)は「よく頑張ったと思う。 息子を本当に褒めてやりたい」と話した。 初公判に続き傍聴した津久井やまゆり園の入倉かおる園長も取材に応じ、「息が詰まりそうな一日だった」と振り返った。 被告の様子について「最初は神妙な感じがあったが、途中からは落ち着きがない仕草が目立った。 罪の深さをちゃんと重ね合わせて聞けているのか、全く分からない」と述べた。 また時折言葉を詰まらせながら、「夜勤職員も大変だったと改めて思った」と語った。 【国本愛、樋口淳也】.

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