抗原抗体検査。 B型肝炎ウイルスの抗原 抗体

【医師監修】B型肝炎の検査結果、「抗体」が陽性の意味は? 「抗原」との違いは?

抗原抗体検査

B型肝炎の検査内容って? B型肝炎は、「B型肝炎ウイルス」と呼ばれる病原体に感染することによって引き起こされる病気です。 そのため、B型肝炎が疑われた時は、第一にB型肝炎ウイルスに感染しているか調べる検査が行われます。 感染の有無は 血液検査によって調べられ、 血液中にB型肝炎ウイルスに対する抗体(ウイルスを攻撃するタンパク質)やB型肝炎ウイルスの抗原(ウイルスに含まれるタンパク質)が存在するかチェックされます。 その他、肝臓の機能を調べるための血液検査、肝臓の状態を調べるための腹部超音波検査やCT検査などが必要に応じて行われます。 B型肝炎の検査で抗体が陽性の結果が出たときの意味は? まず 「抗体」とは、病原体などが体内に侵入したとき、それを追い出すためにできる対抗物質のことです。 B型肝炎ウイルスの検査結果で表示される「抗体」には、以下の4種類があります。 HBs抗体 B型肝炎ウイルスに対する抗体 HBc抗体 HBc抗原(B型肝炎ウイルスの中心部のコア蛋白)に対する抗体 HBc-IgM抗体 急性肝炎のときに肝細胞が破壊され、HBc抗原が血中に大量に放出されることで産出される物質 HBe抗体 HBe抗原(B型肝炎ウイルスの感染増量とともに、感染細胞から血中に分泌される物質)に対する抗体 このうち HBs抗体が陽性の場合は、 「過去にB型肝炎ウイルスに感染したことがあるが、現在は治癒しており、ウイルスへの免疫ができている」ことを指します(B型肝炎ワクチンの接種後も陽性となります)。 次に、 HBc抗体が陽性の場合は、 「B型肝炎ウイルスに感染した」ことを示します(B型肝炎ワクチンの接種をした場合は陰性になります)。 また HBc-IgM抗体の反応があれば、「最近B型肝炎ウイルスに感染したこと」を示します。 そして HBe抗体が陽性の場合は、 「B型肝炎ウイルスの増殖力が低下している」ことを意味します。 ワクチンでB型肝炎の抗体がつかないことはある? B型肝炎のワクチンを乳幼児期に3回接種した場合、そのほとんどはHBs抗体を獲得できると考えられています。 HBs抗体は最低15年間は持続し、20代までに接種すれば高い効果が期待できるといわれています。 しかし、ワクチンの効果は年齢とともに低下する傾向にあり、40歳を過ぎてからの接種で抗体を獲得できる割合は、およそ8割とされています。 B型肝炎の「抗体」と「抗原」にはどんな違いがある? 「抗原」とはウイルス自体の体のタンパク質のことで、B型肝炎ウイルス検査では、ウイルスに感染しているかの判定基準となります。 「HBs抗原」が陽性の場合は、 B型肝炎ウイルスに感染していることを示し、陰性であれば感染していないことを示します。 なお、他には 「HBe抗原」というものもありますが、これが 陽性の場合はB型肝炎ウイルスの増殖力が強いことを意味します。 おわりに:抗体と抗原の意味を理解し、検査結果を正確に把握しよう HBs抗体が陽性であれば「B型肝炎ウイルスへの免疫ができている」ことを示しますが、HBs抗原が陽性であれば「B型肝炎ウイルスに感染している」ことを示すなど、それぞれで意味は全く異なります。 検査の結果を正確に把握するために、しっかり知識を身につけておきましょう。

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新型コロナウイルス、簡易検査キット3社を比較

抗原抗体検査

新型コロナウイルスに感染しているかどうかを調べる「抗原検査」が承認された。 この検査は、ウイルスを構成するたんぱく質の有無を調べる。 最大の利点は、10~30分で結果が出ることだ。 その場で感染が分かるため、使い勝手がいい。 感染が疑われる症状がある人はまず医療機関などで抗原検査を受け、「陽性」であれば感染確定とみなす。 「陰性」の場合のみ、PCR検査に回す。 精度はPCR検査より劣るが、現場の負担軽減につながる。 これまで、感染を知る手段はPCR検査に限られていた。 だが、実施体制の整備が追いつかず、必要とする人に速やかな検査を提供できていなかった。 背景には、窓口となる保健所、検査を受け持つ地方衛生研究所の業務過多がある。 検体の運搬にも困難がつきまとう。 こうした現状を抗原検査で補いながら、流行の第2波に備えて検査体制の拡充を急ぐべきだ。 検体採取の際に2次感染するリスクが低い唾液を使う方法も研究されている。 検査の選択肢を増やす努力を続けてほしい。 「抗体検査」も導入される。 この検査は、過去に感染していたかどうかが分かる。 東京、大阪、宮城の3都府県で、計1万人を対象に実施する方針だ。 抗体を持つ人の割合を知ることで、ウイルスがどの程度社会に広がっているかを推し量れる。 ただ、検査手法によって精度にばらつきがあるため、データ全体の信頼性が高いとは言えない。 抗体の量と再感染リスクの関係についても、未解明な部分がある。 こうした特性を理解した上で、感染拡大の抑止と社会・経済活動を両立させるための戦略作りに、データを生かせないだろうか。 地域や職業による感染状況の違いが分かれば、実情に応じた対策がとりやすくなる。 日本は他の先進国に比べて感染者も死者も少ない。 だが、今回の流行を抑え込めたとしても、コロナとの闘いは長丁場になる。 感染を予防するワクチンの実用化も、当分先になる。 ウイルスと共存するしか道はない。 これらの検査をどう有効活用するか、模索してほしい。

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抗原検査はどうやってやる?検査時間やPCR検査との違いは何?

抗原抗体検査

Contents• 抗原検査とは? 抗原検査とは何だろうか。 PCR検査はウイルスの遺伝物質があるか どうか を探し、抗体検査は人間が持つ ウイルスへの 抗体を検出する。 一方、抗原検査は、感染のマーカーとして、 ウイルス表面のタンパク質の断片を検出する (抗原は免疫反応を引き起こす病原体の一部である)。 抗原が検出できれば、高価な機械や訓練、 労力がなくても、感染しているかどうかが 数分で 診断できる。 理論的には、信頼できる抗原検査があれば、 検査規模を容易に拡大でき、自宅や診療現場 で 使えるようになる。 抗原検査はPCR検査と目的が似ており、 いずれも新型コロナウイルス感染症の 新規感染を 診断するのに適している。 これに対し、抗体検査は、その人がすでに 感染して 回復したかどうかを判定するのに より適している。 抗原検査の方法は? 綿棒で鼻腔から検体を採取して溶液に 加える。 その溶液に、一連の試験紙の先端を浸す。 試験紙には、コロナウイルスの抗原に 結合する よう特別に設計された人工の 抗体が含まれている。 試験紙に吸い上げられた溶液に抗原が 含まれて いれば、試験紙の抗体に結合して 視覚的に読み 取れるようになっている。 すべての処置に かかる時間は30分以下で、 特別な機械も訓練も必要ない。 抗原検査の利点は? 感染判定に現在使われているPCR検査は、 専用機器で4~6時間ほどかかるため、 感染者の急増に検査が追い付いていない。 薬事承認は通常1年ほどかかるが、 厚労省は 新型ウイルス関連の医療機器などは 審査を 大幅に短縮することにしている。 抗原検査はPCR検査に比べ精度が劣ると され るが、同省は申請されたキットの性能に 問題がなければ5月中にも承認する方針だ 抗原検査はその場で結果が分かるので、 経過観察のための検査を繰り返し実施するのに 適している。 陰性か陽性かをすぐに知る必要がある場合、 例えば患者が大量に押し寄せている病院や、 患者が検査場まで行くのが困難な高齢者施設 での使用が考えられる。 医療関係者が感染したかどうかを診断する のにも向いている 抗原検査は、検査数を 増やすという目標を 達成するうえで強力な 新しいツールになるでしょう。 検査結果をユーザーからセキュアに収集する アプリを公開する計画もある。 それらの情報から、性別や年齢、位置情報 などの メタデータを作成し、新型コロナウイルス 感染症 の感染拡大を追跡する疫学者や 公衆衛生専門家が 利用できるようにする。 まとめ いかがでしたか? 日本はPCR検査数が少なく問題になっております。 それに代わる方法に「抗原検査」」があるのです。 新型コロナに感染している真の数を知ることは 重要です。 今後の進展に期待します。 最後までお読みいただきありがとうございます。

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