サラバンド。 サラバンド Sarabande ヘンデル

サラバンド

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ヘンデル(ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル)は1685年にドイツで誕生したクラシック音楽の作曲家で、バロック音楽における最も重要な作曲家のひとりであり、特にイタリア語のオペラ・セリアや英語のオラトリオの作曲によって知られています。 ヘンデルは幼少時から非凡な音楽の才能を示していましたが、お父さんはヘンデルを法律家にしようと考えており、ヘンデルが音楽の道へ進むことには反対していたそうです。 しかし、幸いなことにヴァイセンフェルス公爵がヘンデルのオルガン演奏の才能を気に入り、ヘンデルは公爵の援助のおかげで音楽の勉強を続けることができたと言い伝えられています。 ヘンデルは作曲の他に、オルガン、ヴァイオリンを演奏していました。 12歳頃にハレの教会オルガニストの助手となり、18歳頃にハンブルク歌劇場のヴァイオリン奏者となりました。 25歳頃にハノーヴァー宮廷楽長として就任し、68歳頃失明を患い作曲活動を断念し1759年に74歳でこの世を去りました。 ヘンデルは、バッハと並び称されるドイツ・バロック音楽の最大の作曲家とされ、「音楽の母」とも呼ばれています。 ヘンデルはあらゆる分野に膨大な作品を残しており、中でもオペラやオラトリオのような劇作品の作曲に情熱を傾けました。 オラトリオ「ハレルヤ」は特に有名で、キリストの生誕から受難、そして復活までを壮大に歌いあげています。 他にも数々の代表曲を残し、オーケストラ組曲「水上の音楽」や、声楽曲「メサイア」などが有名です。 サラバンドとは、17~18世紀にスペインをはじめヨーロッパ各地の宮廷で流行した、ゆるやかな速度の三拍子の舞踊の事を意味します。 ヘンデルが自身の誕生月に作曲した「サラバンド」ですが、正式名は「ハープシコード組曲第2番HWV437第4曲『サラバンド』二短調」と呼ばれ、チェンバロ ハープシコード はルネサンス音楽やバロック音楽で多用されましたが、18世紀後半からはピアノの台頭で演奏される機会がほとんどなくなりました。 頻度は多くありませんが、古楽のコンサートなどでは現在も聴く機会があります。 曲の難易度は初級~中級者程度で、バイエル教本が終了した位でも弾ける簡単な曲です。 また、宮崎駿のアニメ『風の谷のナウシカ』の挿入歌『ナウシカ・レクイエム』の冒頭や前半までの音楽は、この曲をモチーフにしているとも言われています。 曲調はとても悲しく、教会に救いを求めて進む神々しい信者の列を想像させられます。 ぜひ聞いてみてくださいね。

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サラバンド

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ヘンデル(ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル)は1685年にドイツで誕生したクラシック音楽の作曲家で、バロック音楽における最も重要な作曲家のひとりであり、特にイタリア語のオペラ・セリアや英語のオラトリオの作曲によって知られています。 ヘンデルは幼少時から非凡な音楽の才能を示していましたが、お父さんはヘンデルを法律家にしようと考えており、ヘンデルが音楽の道へ進むことには反対していたそうです。 しかし、幸いなことにヴァイセンフェルス公爵がヘンデルのオルガン演奏の才能を気に入り、ヘンデルは公爵の援助のおかげで音楽の勉強を続けることができたと言い伝えられています。 ヘンデルは作曲の他に、オルガン、ヴァイオリンを演奏していました。 12歳頃にハレの教会オルガニストの助手となり、18歳頃にハンブルク歌劇場のヴァイオリン奏者となりました。 25歳頃にハノーヴァー宮廷楽長として就任し、68歳頃失明を患い作曲活動を断念し1759年に74歳でこの世を去りました。 ヘンデルは、バッハと並び称されるドイツ・バロック音楽の最大の作曲家とされ、「音楽の母」とも呼ばれています。 ヘンデルはあらゆる分野に膨大な作品を残しており、中でもオペラやオラトリオのような劇作品の作曲に情熱を傾けました。 オラトリオ「ハレルヤ」は特に有名で、キリストの生誕から受難、そして復活までを壮大に歌いあげています。 他にも数々の代表曲を残し、オーケストラ組曲「水上の音楽」や、声楽曲「メサイア」などが有名です。 サラバンドとは、17~18世紀にスペインをはじめヨーロッパ各地の宮廷で流行した、ゆるやかな速度の三拍子の舞踊の事を意味します。 ヘンデルが自身の誕生月に作曲した「サラバンド」ですが、正式名は「ハープシコード組曲第2番HWV437第4曲『サラバンド』二短調」と呼ばれ、チェンバロ ハープシコード はルネサンス音楽やバロック音楽で多用されましたが、18世紀後半からはピアノの台頭で演奏される機会がほとんどなくなりました。 頻度は多くありませんが、古楽のコンサートなどでは現在も聴く機会があります。 曲の難易度は初級~中級者程度で、バイエル教本が終了した位でも弾ける簡単な曲です。 また、宮崎駿のアニメ『風の谷のナウシカ』の挿入歌『ナウシカ・レクイエム』の冒頭や前半までの音楽は、この曲をモチーフにしているとも言われています。 曲調はとても悲しく、教会に救いを求めて進む神々しい信者の列を想像させられます。 ぜひ聞いてみてくださいね。

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サラバンドとは

サラバンド

年始の晴れ晴れした華やかさとあわただしさも去り、人々の活動が一年の中で最も消極的になる2月を迎える。 そんな今月号でご紹介するのは、この月を誕生月とするヘンデルの小品「サラバンド」だ。 ヘンデルは1685年2月23日ドイツ生まれ。 バッハとは同い年であり、オペラやオラトリオ曲、教会音楽、管弦楽などの器楽作品まで実に膨大な数の作品を書き上げている。 ヘンデルの活躍したバロック時代は、まだピアノが生まれる前であるから、現在ピアノ学習者が目にするピアノ用のヘンデルの作品は、すべてチェンバロ用に書かれたものである。 そのチェンバロ(ハープシコード)のための音楽だけでも280曲が残っている。 そんな中でピアノ指導者や学習者に馴染みのあるのは「調子の良い鍛冶屋」ではないだろうか。 どうも「鍛冶屋」という題名が誤解を与えている感が否めないのだが...。 この曲はソナチネ程度のテクニックがあれば弾きこなせる、非常に美しい変奏を伴った軽やかな曲だが、私はこの曲ではなくあえて「サラバンド」を紹介したい。 正式名は「ハープシコード組曲第2番HWV437第4曲『サラバンド』二短調」。 ソナチネどころかバイエル終盤レベルでも弾けてしまう作品だ。 私はかつて県外から福島県に転入してきたのだが、地元の混声合唱団が主催する「ヘンデルのメサイア全曲を歌う会」の伴奏に携わり、長期に亘ってヘンデルの音楽と共に過ごした時期があった。 メサイアの合唱曲はどれも非常に簡明な技法で書かれており、バッハのような技巧的複雑さが無いにもかかわらず、あらゆる感情に訴えかけ神々しいまでの荘厳さを醸し出していた。 端正で単純であることから生み出される絶対的な美しさ。 それがヘンデルの魅力である。 この「サラバンド」もある意味単純なのだが、無駄なものが極力省かれている所がどこまでも美しい。 人には言えぬ深い哀しみや苦しみを抱えて心が疲れてしまった大人に、冬のひと時、暖かい部屋で静かにゆっくりと弾いて頂きたい一曲である。

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