キンバエ。 プロがすすめるハエ駆除の方法、ハエ対策

キンバエの仲間(キンバエ科、アシナガバエ科など)は緑色、青色、金緑色などの金属光沢に見える体色をした綺麗なハエです。: 趣味の自然観察、デジカメ持ってお散歩

キンバエ

双目に属するのうちで体が緑色ないしのをもつ種の。 オビキンバエ Chrysomya megacephala,ルリキンバエ Protophormia terraenovae,スネアカキンバエ Lucilia porphyrina,ヒツジキンバエ Phaenicia cuprinaなど多くの種がある。 最も代表的なナミキンバエ 単にキンバエともいう L. caesarは体長6~12mm,通常体は黄緑色で金属が強いが,大きさの個体差が著しく,また色彩もに富む。 は濃赤。 翅は黄色を帯び,鱗片は褐色を帯びる。 日本全土にみられ,世界各地にする。 はの,ごみため,動物のなどを食べて育つ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について の解説 昆虫綱双翅 そうし 目環縫 かんぽう 亜目クロバエ科キンバエ属の総称、またはそのなかの1種。 この属のハエは体全体が金緑色に光るのでこの名があり、地方によってはギンバエともよばれる。 日本に約10種がおり、多くが動物の死体、糞 ふん 、ごみためなどに集まり、産卵する。 孵化 ふか した幼虫(ウジ)はその腐肉を食べ、夏では4、5日で蛹 さなぎ になる。 蛹は赤褐色の楕円 だえん 形で、夏には5、6日で成虫になる。 1雌の産卵数は200個以上で、卵は夏には約1日でかえる。 キンバエ Lucilia caesarは、ほかのキンバエ類と区別するためにナミキンバエともいう。 体長9~10ミリメートル、翅長7~8ミリメートルでやや大形種。 胸部と腹部の背面周縁部は青藍 せいらん 色を帯び、中央部は黄金緑色を呈する。 ヒロズキンバエ L. sericataは、体長8~9ミリメートル、翅長7~8ミリメートルの中形種で、雄の頭部前額がかなり広い。 胸部背面は緑色を帯びている。 幼虫はサシとよばれて川釣りの餌 えさ に使われる。 ヒツジキンバエ L. cupinaは、体長8ミリメートル、翅長7ミリメートルでやや小形種。 銅色で光沢はやや鈍い。 アフリカやオーストラリアの乾燥地帯では、ヒツジの傷口に産卵し、蠅蛆 はえうじ 症をおこし、羊毛に被害をもたらす有名な家畜の害虫である。 カエルヤドリキンバエ L. bufonivoraは、カエルの鼻孔内に幼虫が寄生する。 [倉橋 弘].

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キンバエの仲間

キンバエ

Lucilia Bufolucilia chini Fan, 1965 絶滅寸前種 2002年版 絶滅寸前種 情報不足(DD) 選定理由 全国的に著しく減少していると見なされる。 京都府では1968年以前の文献記録があるのみで、以降今回の調査を含め再発見されていない。 また京都府は、この種の最も西限の記録である。 形態 体長5~7mm。 やや小型のキンバエである。 メスと同様オスも離眼的。 身体は金緑色の金属光沢をもつ。 腹部の第1から2節(癒合して1節となっている)は紫黒色で、第3節後縁にも紫黒色の狭い縁取りがある。 また腹部第3節(見かけ上の第2節)後縁には一対の長大な正中辺縁剛毛をもつ。 キンバエ類は互いに極めて類似していて同定が難しいが、本種は最後の記したこの正中辺縁剛毛の存在によってすべてのキンバエから容易に区別できる。 分布 国外では中国。 日本では本州の茨城、千葉、東京、埼玉、神奈川、石川の各県。 生態的特性 本種の幼虫の生態は不明。 ただし本種が属するカエルキンバエ亜属は世界から他に2種知られていて、それぞれヒキガエルやカエルの生体に寄生することが確認されている。 したがって本種も同様な生態をもっていることが推察されるが、実際に観察されたわけではなく、確認のための調査を要する。 成虫は水田や池の周辺や河岸の草上に見られ、ミミズ、貝、魚、カエルなどの死体に集まるという(腐敗物には普通集まらないとの説もある)。 本来こういった湿原的環境が本種の主たる生息地であったらしい。 生息地の現状 いずれの地域でも個体数が著しく減少していることが指摘され、1990年代以降の調査ではまったく再発見されていない。 唯一の例外は埼玉県で、複数の平地の水田や池周辺に比較的普通に見られると記述されている。 これは別として、わが国で最初に発見された石川県では、1950年代には金沢市付近の水田地帯に普通に見られたという。 千葉県でも同様に1970年代まで記録されているが、1994年から1997年にかけての専門家による詳細な調査でも発見されていない。 このような点から、一部の例外的な地域を除けば、かつてのように普通に見られる種ではなくなり、意図的な調査でも再発見できないほどに減少している。 原因は不明であるが、もしも推測のとおりカエルに寄生するものであれば、カエルの減少が直接の原因と考えられる。 そして少なくとも、農薬の投与を含め水田の環境の変化が遠因となっているだろう。 京都府では、2002~2014年の調査でもこの種にも注意を払い、特に河岸・湿地での調査を行ったが、再発見はできなかった。 ただし調査地点が少ないため、より広範囲かつ詳細な調査を行う必要がある。 生存に対する脅威 周辺を含めた環境の劣化。 必要な保全対策 さしあたり再発見のための調査が必要。

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キンバエが発生して困っています。

キンバエ

の一種 Sarcophaga carnaria : : : : (双翅目) : (短角亜目) 階級なし : 環縫短角群 : ハエ下目• ハエ(蠅・蝿)は、(双翅目:そうしもく)に属するのうち、(短角亜目)・環縫短角群(かんぽうたんかくぐん)・(Muscomorpha)に属するものの総称である。 だけで、60ほどのと、そこに属する3,000種近いが存在する。 は一般にコンパクトな胴体、よく発達した、後翅が変化したを持つ。 能力は昆虫類の中でも非常に高い部類で、空間に完全に固定されたかのようなホバリングや、高速での急激な方向転換など、複雑で敏捷な飛翔をこなせるものが多い。 「短角亜目」という名の通りは通常短い。 の際にはの背中が縦に割れずに環状に開く。 このためさなぎの縫い目が環状になっているとの意で「 環縫短角群 」、あるいは単に「 環縫群」「 環縫類」とも呼ばれる。 は通常ハエとは別のを指す呼称だが、「アブ」と名のつくもののうちやなどはハエの仲間であり、逆に「ハエ」と名のつくもののうち、やなどはアブの仲間である。 フライボトル(蠅取り瓶) 害虫 [ ] 日本全国、世界各国のどこにいても極めて一般的に見られる昆虫ではあるが、、の双方の側面でとみなされることが多い。 科、科、科などの一部の種は人の居住環境に棲むことで衛生害虫化している。 衛生害虫としてのハエの害は、大きく3つに大別される。 1 汚物の散布, 2 ウイルスの媒介 ハエの成虫の多くはエネルギー源として花の蜜や果物、アブラムシの排泄物()などからを摂取するが、やの成熟のためのとして種によってさまざまな食物を摂取する。 蛋白源となる食物はやの・・傷口からの浸出液といった、死肉・動物の・植物質といった動植物の死骸、などである。 衛生害虫としてのハエの害の1つ目と2つ目はこのハエの摂食習性に起因する。 まず、動植物の死骸から好んでタンパク質を摂取するハエの場合、人間の糞便などの汚物または死骸と、肉や魚など食物の双方で摂食を行う場合があり、このときに病原性のある、、卵などを体の表面を通じて、または食品上で内容物を吐出したり糞便を排泄することによって媒介することとなる。 ヒトの居住空間に進出しているハエの一部には、イエバエのように積極的に人家に侵入する性質を持ったものがあり、こうしたハエは特に食物の病原体による汚染を引き起こす可能性が高い。 古くから、、、、、卵、卵などがハエによって媒介されることが知られ、警戒されていたが、公衆衛生の向上によってこれらの病原体が少なくなった日本ではあまり危険視されなくなっていた。 しかし、1990年代後半以降、(O157など)やウイルスといった感染症病原体がハエによって媒介されていることを強く示唆する研究結果が公表され、再びハエによる病原体媒介が着目されつつある。 3 直接的な病原体の媒介 上記の病原体媒介は食物を通じた間接的なものであるが、ハエの食性によっては動物やヒトの個体の間で、直接病原体を媒介することが知られている。 例えば、ヒトを含めた動物の涙からタンパク質を摂取する小型のハエをメマトイと呼ぶが、こうした食性のハエは目から目に直接寄生虫などの病原体を運ぶことも知られている。 日本ではの一種、が、雄がこの性質を示すショウジョウバエ科のマダラメマトイによって媒介されることが知られている。 また、ハエの中には吸血性を持ち、健全な皮膚から直接血液を摂取して蛋白源とするものがあり、これも寄生虫などを媒介することがある。 日本にもいるイエバエ科のサシバエ類による病原体媒介は、日本では知られていないが、の類によって媒介されるは、アフリカ諸国では深刻な問題となっている。 4 寄生 こうした2通りの病原体の媒介以外に衛生学上、医学上重要なハエによる害として、 ようそしょう 、あるいはハエ症と呼ぶものがある。 これはクロバエ科やニクバエ科といった肉食性のハエの幼虫が人体寄生を引き起こす疾患である。 これは、死肉や糞便でも発生する種類のハエによる偶発性蠅蛆症と、脊椎動物専門寄生性のハエによる真性蠅蛆症の二つに分けられる。 偶発性蠅蛆症には、幼虫が傷口や皮膚潰瘍部に寄生する皮膚ハエ症、耳道に寄生する耳ハエ症、幼虫を食物とともに誤飲、あるいは肛門から幼虫が入り込むことによって消化管粘膜が刺激されて腹痛を起こす消化器ハエ症に分けられる。 ヒトに真性蠅蛆症を起こすハエは、どれも皮膚に寄生するものである。 アフリカのや、中南米の、といった熱帯性のものが知名度が高いが、寒冷な温帯にもユーラシア大陸内陸部に広く分布するヒフヤドリニクバエ類の Wohlfahrtia magnifica、東アジアや南アジアの亜熱帯、熱帯域にはトウヨウラセンウジバエなどがおり、注意を要する。 ただし、ヒツジの鼻腔に寄生し、吸血して育つ真性寄生種のヒツジバエが、偶発的にヒトに産卵して一時寄生することが知られている。 5 不快感 また、こうした深刻な健康被害をもたらさなくとも、ヒト親和性の高いハエは人体や食物に大きな羽音で付きまとい、不快害虫としても大きな地位を占める。 日本でもで大発生するイエバエや、に群れを成すは社会問題になることもあるし、や地域では、ヒトの糞便を主な発生源とし、性成熟に必要なタンパク質を主としてヒトの涙や唾液から摂取するが、人体の目や口に大挙して群がり、慣れない者には非常な不快感をもよおさせる。 6 農業被害 農業害虫としてはのや、のやなどが栽培植物の、、などにし、腐敗させつつ食害するため、に深刻な被害を及ぼす。 益虫 [ ]• 腐食性のハエの幼虫の多くはにおいて動植物の遺体のとして重要な位置を占めている。 科には一部害虫が見られるものの農業害虫の天敵が多く見られるし、捕食性のイエバエ科の幼虫には衛生害虫になるハエの幼虫の天敵として重要なものが少なくない。 青果業、醸造業において衛生害虫でもある科の一部は生命科学の実験動物として多大の貢献をしている。 科はに集まるのでのに役立っている。 イエバエの成虫も一般には害虫とされるが、種苗会社等によるの際には、ハチの代わりに受粉のために用いられることがある。 また、を捕食する類の幼虫などもいる。 ハエの幼虫をにするもいる。 うじ虫療法 という、特別に清潔な環境下で繁殖させたハエの幼虫 うじ に、外傷患部の壊死した組織を食べさせる外科的治療法がある。 の一種はチーズの発酵に利用されることもある。 イタリアのサルデーニャ地方で作られるはその代表格である。 駆除 [ ] 大正~昭和期にかけて製造されたと思われる、村瀬式蠅捕器。 三好日出一氏所有品。 粘着性のある薬品を塗布した紙でハエを捕らえる駆除用品。 ハエ駆除用品• ガラス製で据え置きタイプと管状タイプがある。 大正時代にはゼンマイ式の自動蠅取器が尾張時計(現)によって開発された。 回転する筒で網状の部分にハエを閉じ込める。 もしくはと食器用を混ぜたもの 麺つゆやワインでおびき寄せ、揮発する洗剤で窒息させる• ()(電気的殺虫器、電殺器 ) ショウジョウバエ等のハエが持つ光に誘導されるを利用して駆除する装置。 電撃、吸引式、粘着捕虫器がある。 ただ、電気式の場合は、駆除した虫の小片が飛び散り、周囲雰囲気の浮遊粒子を増加させる報告もなされている。 特定条件を満たす種類の蝿を根絶するための国家的プロジェクトの一種。 放射線や遺伝子組み換えにより生殖能力異常となる個体を意図的に生み出して散布することにより、その地域の蝿などを根絶させることを目的とする。 なお、プロジェクトの最終段階として行うものであり、前段階で粗方の個体数を減少させておかなくてはならない。 生活史 [ ] 他のハエ目昆虫と同じく、 - - - という成長段階を踏むの昆虫である。 卵 [ ] 多くはで、がの場所となるに直接を産みつける。 ただし、科の全てや科、科の一部などは雌体内でが発育し、直接を産み付けるである。 幼虫が生活をする科の一部では、直接幼虫が育つ宿主に産卵せず、植物上にし、した幼虫がの接近を待つものもいる。 幼虫 [ ] 1齢で孵化し、3齢が終齢である。 いわゆる(ウジ)であり、無でかつ(とうがい)など頭部はほとんどしている。 その代わりに複雑強固なが発達している。 咽頭骨格の先端には口鉤(こうこう)というかぎ状部が発達し、底部にはろ過器官(pharyngeal filter)が見られる。 ハエのの多くは、あるいはした動植物質に生息し、液状化したものを吸引し、そこに浮遊する、といったや砕片といった粒状物をpharyngeal filterによってろ過して摂食する。 さらに一部のものはやによって、あるいは動物の新鮮な死体から動植物組織を体外消化して直接吸引、あるいは体液を吸収する。 によって分解されつつある生物組織を摂食する腐食性から、といった生きている生物組織を直接摂食する生食性に移行した種では、pharyngeal filterを失う傾向にある。 口鉤はに起源し、基物に引っ掛けることで歩行、腐敗有機物の攪拌、動植物組織の破壊、獲物や宿主の皮膚の穿孔などに用いられる。 左 : シリアカニクバエ Parasarcophaga crassipalpis Macquart, 1839 の終齢幼虫 中 : シリアカニクバエ終齢幼虫の咽頭骨格側面。 熱湯固定した幼虫をで透明化して撮影 右 : シリアカニクバエ終齢幼虫の咽頭骨格腹面。 左右の腹角の間に膜状にpharyngeal filterが広がってそれがにつながる 蛹 さなぎ [ ] 老熟した終齢幼虫は幼虫時代を過ごした摂食場所を離れ、多くは土中に潜りとなる。 ハエ類のさなぎ形成の際は、終齢幼虫がせずに、幼虫の体が短縮してコメの様な形になり、そのまま幼虫の外皮が硬化するのが特徴である。 硬化した外皮の内側で、真のさなぎがさらに一回り小さく収縮して形成される。 こうした二重構造の蛹 さなぎ を囲蛹(いよう)と呼ぶ。 に際しては硬化した幼虫の皮膚の前方体節が環状に分離し、蓋のように外れることで成虫が脱出する。 これが環縫短角群の名前の由来である。 左 : シリアカニクバエの蛹(さなぎ)。 左は幼虫の体が短縮した段階、右は幼虫の外皮が硬化した段階 右 : シリアカニクバエの羽化後の囲蛹殻(いようかく)。 蓋状に外れた囲蛹殻の前方体節が背方と腹方に分離して脱落している 分類 [ ] 多くの上科があり、このうち同系統の上科をまとめる2つの「節」に分かれる。 無額嚢節 むがくのうせつ Aschiza• ヤリバエ上科 Lomchopteroidea -• ハナアブ上科 Syrphoidea 、、など• 額嚢節 がくのうせつ Schizophora• 無弁翅亜節 むべんしあせつ Acalyptratae• アシナガヤセバエ上科 Nerioidea -• メバエ上科 Conopoidea - 類• ミバエ上科 Tephritoidea - やなどの類、など• シマバエ上科 Lauxanioidea -• ヤチバエ上科 Sciomyzoidea -• ヒメコバエ上科 Opomyzoidea - など• キモグリバエ上科 Carnoidea - 類• ハヤトビバエ上科 Sphaeroceroidea - 類• ミギワバエ上科 Ephydroidea - などの類、類など• 弁翅亜節 べんしあせつ Calyptratae• シラミバエ上科 Hippoboscoidea - 、、、など• イエバエ上科 Muscoidea - など• Oestroidea - 、、など 分類体系は『日本動物大百科9昆虫II』(平凡社、1997年)に準拠 系統樹 [ ] 形態情報に基づくもの [ ] 系統樹は以下に準拠• McAlpine , J. , "Phylogeny and Classification of The Muscomorpha," Manual of Nearctic Diptera, J. McAlpine and D. Wood eds. , Vol. 3, Ottawa: Canadian Government Publishing Center, 1989 pp. 1397-1518 分類群の和名は以下に準拠• 三枝豊平, "ハエ目(双翅目)DIPTERA 概説," 新訂 原色昆虫大圖鑑 平嶋義宏 森本桂 監修 , Vol. III, 東京: 北隆館, 2008 pp. 255-283 環縫短角群 無額嚢節 ヒラタアシバエ上科 ハナアブ上科 (アブバエ科, ショクガバエ科) (アタマバエ科) 額嚢節 無弁翅亜節 (チビヒゲアシナガヤセバエ科) (ナガズヤセバエ科) (フトモモホソバエ科, モモブトバエ科) (トビメバエ科) (ニセハネフリバエ科) (ハネフリバエ科) (チビコバエ科) (イソベバエ科) (イソバエ科) (コガネコバエ科, コガネバエ科) (ハヤトビバエ科) 有弁翅亜節 (タンカクヤドリバエ科) 無額嚢節 Aschiza [ ] 成虫が囲蛹 いよう や土中から脱出するのに使われる嚢状器官である額嚢(後述)を欠き、その点で原始的形質を保持しているとされる。 ヤリバエ上科 Lonchopteroidea 代表的なものに科Phoridaeがあり、さまざまな環境や生活型に進出して繁栄している。 科の幼虫は腐敗した動物質やのに発生してしばしば衛生害虫になるもの、を食べるもの、狩蜂の巣に寄生するものなどが知られている。 類の送粉者としても重要。 また、ノミバエ科の成虫はの一種であるなどの天敵としても有名。 ハナアブ上科 Syrphoidea ここに属する科Syrphidaeは有弁翅亜節に並んで大型種が多い。 また種の多様性が高く美麗種も多いので、日本でもプロの研究者のみならず、これに注目して調査、研究を進めているアマチュア研究家が増加しつつある。 幼虫の生活型も多様で、に富んだ汚水に生活するもの、樹洞に溜まった水の中で長期間かけて成長するもの、朽ち木中で育つもの、多年生草本の地下部に穿孔し腐敗させて摂食するもの、植物上でなどを捕食するもの、の巣に寄生するものなどが知られる。 成虫の大半は花に集まり、花蜜や花粉を摂取する。 虫媒花のとして重要で、 Eristalis cerealis Fabricius,1805 では農作物の送粉者として人工増殖法も開発されている。 ハナアブ上科には他に科Pipunculidaeがよく知られ、農業害虫である、類の寄生者として重要である。 シリアカニクバエの羽化直後の成虫の頭部に反転した額嚢 額嚢節 Schizophora [ ] 成虫の触角上方の額に逆字状の切れ込みがあり、羽化直後の体が柔らかいときにのみこれが開き、で膨らむ状の器官、額嚢が反転突出する。 羽化に際してこのグループに属すハエは額嚢を断続的に突出させて囲蛹の蓋を押し開け、また土中からの脱出のために土を押しのける。 地上脱出後は額嚢は頭部に格納され、外骨格の硬化に伴い二度と反転突出することはなくなる。 無弁翅亜節 Acalyptratae [ ] 大型種もいるが5mm未満の小型の種が多く、など日常生活で「コバエ」と呼ばれているのはこの仲間が多い。 アシナガヤセバエ上科 Nerioidea 頭部がと同様に細く左右に伸び、その先端に眼がつく奇異な形態の科Diopsidaeが有名である。 最近日本でも、で Sphyracephala detrahens Walker, 1860 の生息が確認された。 メバエ上科 Conopoidea 科Conopidaeは寄生性のグループで、ほとんどの種がのの成虫に飛びかかって体内に産卵する。 果樹園で受粉用に飼育している単独性類に大害を与えることがある。 ミバエ上科 Tephritoidea この上科を代表する科Tephritidaeは植物寄生性であり、農作物の果実を腐敗させつつ食害する Zeugodacus cucurbitae Coquillett,1899 のような大害虫が著名である。 他に虫えいを作ったり葉に潜るなど、さまざまな寄生のスタイルが知られている。 他に幼虫がなどに寄生し、成虫がハチそっくりな科Pyrgotidaeや、幼虫がチーズや塩蔵生革などに発生する科Piophilidaeなどが知られる。 ヒラヤマシマバエ(シマバエ科)5mmほど。 日本全土の森に春~秋まで比較的よく見られる シマバエ上科 Lauxanioidea 科Lauxaniidaeは腐敗植物質、のの汚物で繁殖する他、生きた植物に寄生するものも知られる。 ヤチバエ上科 Sciomyzoidea 科Sciomyzidaeは幼虫が淡水産及び陸産の捕食者として多様化した科である。 ヒメコバエ上科 Opomyzoidea 科Agromyzidaeの幼虫は生きた植物に穿孔する。 潜葉時の食痕が「エカキムシ(絵描き虫)」として知られる。 キモグリバエ上科 Carnoidea 科Chloropidaeの類は幼虫がの若芽の成長点に侵入し、一部の種では葉巻型の顕著なを形成する。 成虫はヨシの茎上で振動によって雌雄のコミュニケーションを行う。 ハヤトビバエ上科 Sphaeroceroidea 科の Tephrochlamys japonica Okadome,1967は汲み取りなどの生活に伴う汚物に発生するので人家付近に普通に見られる。 また、本科にはキノコに幼虫が発生するものも多い。 の葉にいるワタナベトゲミギワバエ(ミギワバエ科) ミギワバエ上科 Ephydroidea 科Drosophilidaeには多くの種類があるが、として生物学、特にに多大の貢献をした Drosophila Sophophora melanogaster Meigen,1830が最も知名度が高い。 生物学においては、「ハエ」と言えばショウジョウバエ、特にこの種を指す場合も多い。 科Ephydridaeはその名のとおり湖沼・河川の水際に群れて見られるものが多く、幼虫の生態が極めて多様化していることが知られている。 捕食性の属 Ochtheraは成虫の前脚がそっくりの捕獲脚に変形しており、他の昆虫を捕らえて食べる。 トゲミギワバエ属 Notiphilaの幼虫は池などに棲み、蛹化 ようか の際はの組織内の空隙に呼吸管を刺して空気を採る。 この属のイミズトゲミギワバエ N. sekiyaiは幼虫がの根を食害する害虫だが、発生量は少ない。 弁翅亜節 Calyptratae [ ] 大型のいわゆるハエらしいハエで、日常生活で「ハエ」として認識されているのはたいていこの仲間である。 シラミバエ上科 Hippoboscoidea 成虫がやといったの者として特殊化したグループで、体外寄生して吸血する。 ようせいるい とも呼ばれ、幼虫は雌成虫の体内で卵から孵化すると体内で分泌される栄養物質を摂取して成長し、蛹化 ようか 寸前に産み落とされ、直ちに蛹 さなぎ になる。 宿主に到達した成虫が終生そこに留まる科Hippoboscidae、科Streblidae、科Nycteribiidaeの他に、アフリカのみから知られ、短時間の吸血時以外は自由生活をする科Glossinidaeが知られる。 科は「睡眠病」または「眠り病」とも呼ばれるの病原体を媒介することで知られる。 モモエグリイエバエ Hydrotaea dentipes (イエバエ科)のオス イエバエ上科 Muscoidea 大型のハエらしいハエの中で、主として腐敗植物質、草食・雑食性動物の排泄物を主たる発生源とするものが多いグループ。 科 Scatophagidae は Scatophaga stercorariaのような幼虫が性の種がよく知られるが、幼虫が生きた植物の葉などに穿孔する種も多い。 成虫は小昆虫を捕食する種が多い。 科 Anthomyiidae にも生きた植物に幼虫が穿孔して成長する種が多いが、キノコや動物の糞で成長する種も少なくない。 農作物の顕著な害虫として知られる、、の幼虫は宿主植物を腐敗させつつ食害するが、その一方で施肥されたなどの腐敗有機物にも産卵が行われ、幼虫が成長することが知られている。 科の一部の種も成虫が小昆虫を捕食する。 科Fanniidaeの幼虫は動物のなどで発生するが、褐色で比較的硬い外皮に多数の突起を有する毛虫状の外観を有し、一見ハエの幼虫に見えない。 雄の成虫はしばしば集団で群飛する。 科 Muscidae には幼虫が動物の糞や腐敗有機物で発生するものが多いが、きのこなど様々な場所で幼虫が成育する種を擁する。 幼虫が捕食性の種もある。 汎世界的な屋内害虫であるイエバエ Musca domesticaは近縁種には Musca bezziなど成虫が大型草食獣の体表で涙や傷口からの滲出体液を摂取し、宿主が排泄した糞に産卵して幼虫がそこで成長する種が多い。 イエバエはでそうした生活史を送っていた種が人家内に進入し、人の生活に伴う廃棄物に依存して生活するように分化して世界中に広がったものと考えられる。 今日でも畜舎のなどからよく発生するなど大型草食獣との親和性の高さを維持しており、の腸内にしばしば常在する病原性の媒介種としても注目されている。 Oestroidea 大型のハエらしいハエの中で、主として腐敗動物質、肉食・雑食性動物の排泄物を主たる発生源とし、寄生性の種も多いグループ。 科 Calliphoridaeの幼虫は動物の糞や腐敗物などで繁殖する。 そのため病気の媒介者ともなる。 一部寄生性のものもあり、や、などへの捕食寄生を行うものも知られる。 Mystacinobiidae科は Mystacinobia zelandica 1属1種のみが属する。 にの科で、の一種 Mystacina tuberculata の樹洞中の巣に寄生し、無翅でクモのような姿をしている。 ただし吸血性はなく成虫、幼虫とも糞食で、新天地への移動のために成虫はコウモリの体表にしがみつく。 かつてはショウジョウバエに近縁ともされたが、分子系統などからはクロバエ科に比較的近いとされ、クロバエ科の亜科 Mystacinobiinae ともされる。 Oestridaeの幼虫はに寄生する。 Rhinophoridaeの幼虫はやなど、陸生のやに寄生するとされる。 科 Sarcophagidaeの幼虫はで増えるが、寄生性のものも多い。 クロツヤナガハリバエ Zophomyia temula (ヤドリバエ科)。 北海道を含むに広く分布。 寄主は不明。 科 Tachinidaeの幼虫のほとんどは他の昆虫類に寄生し、一部はやなどの陸生節足動物などに寄生する。 種類が非常に多く、含まれる数亜科をそれぞれ独立の科として扱う場合もある。 Axiniidae科は D. Colless という研究者が1994年に提唱した 新しい科で、オーストラリアとニューギニアに分布するが、独立の科とせず、ワラジムシヤドリバエ科に含める考えがある。 幼虫は何に寄生するかは未知である。 ハエに関する文化 [ ] ハエはとにかく人間の周りにまとわりつくように飛び回るうるさい存在である。 古くから身の回りの衛生を守ることは、ハエを対象としてきた。 例えば身の回りの虫除けは往々にしてハエの名を持つ。 ・・などの例がある。 ただし、具体的な形でヒトを害するものではないためか、どこかユーモラスな印象もある。 ハエに関する作品 [ ]• 『』(邦題:天国と地獄) - (作・初演)ではがハエに変身して鍵穴を通り抜け、を誘惑する。 ただし(大正3年)の日本のでの初演ではとして演じられており、日本人のハエ観に配慮した可能性もある。 『』 - 、()( 、ハリー・フック監督により映画化)• 『』 - の短編小説。 『』 - 、()• 『』 - 、() ハエの生態に詳しい小学生が主人公。 「やれ打つな 蠅が手をする 足をする」-• 『』 - の()• 『(The Fly)』 - アメリカの()• 『』 - アメリカのSF映画。 上記のリメイク版。 『』 - インドの()• - 怪人「ハエ男」、怪人「テレビバエ」など、破壊活動の尖兵として描かれる事が多い。 『』 - 使いの1人として激獣フライ拳の使い手(声・)がいる。 - 日本のロックバンド。 『ハエ』 - 日本のロックバンド、の楽曲。 アルバム『』収録。 『』 - 日本の歌手、の楽曲。 出典 [ ]• 一生モノの知恵袋 主婦の友社 78p• 「改訂食品衛生責任者ガイドブック」出版社: 2003年6月1日発行 ハエの駆除p43• 田中毅弘 「ビルメンテナンスが一番わかる」2015年1月25日 p74• Jason Drew、Justine Josep 「The Story of the Fly:.. and How It Could Save the World」「Fly zappers」の項• 平尾 素一 『環動昆』 2002年 13巻 3号 p. 163-171, :• Gopal P. Ananth , David C. Brown International Journal of Environmental Health Research Volume 2, 1992 - Issue 2 Published online: 20 Sep 2008 pp. 106-113• D H Colless, A New Name for a Genus in Axiniidae Diptera , Australian Journal of Entomology 33: 380-380 1994 参考文献 [ ]• 監修、石井実・大谷剛・常喜豊編 『日本動物大百科第9巻 昆虫2』 、1997年、。 関連項目 [ ] ウィキスピーシーズに に関する情報があります。 ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 - 世界最大の花で知られる植物。 ハエを受粉に利用する• - 死体にやってくる昆虫とその摂食活動などから、死後の経過時間や死因などを推定する学問• - の一つ。 現代は付近にあり日本からは見えない• - 『』に登場する異教神• - のの一つ• - 「ハエ男・蠅男」に関する曖昧さ回避記事• - - - 天敵• (ハエトリソウ、ハエジゴク) - 原産の• -ハエ殺しに使われる植物• 、、 - ハエ取りに使われるキノコ• - クモの分類群の一つ。 徘徊性の小型のクモ 外部リンク [ ]•

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