悪魔の手毬唄 映画。 映画「悪魔の手毬唄(1977年)

映画【悪魔の手毬唄】の歌詞と、歌になぞらえた殺害方法とは?|おさるの空飛ぶリンゴの見つけ方!

悪魔の手毬唄 映画

周囲を村に囲まれて、外界から孤立したその集落は、名前を鬼首(おにこべ)村と言います。 本来は「おにこうべむら」と呼ばれましたが、徐々に詰まって「おにこべむら」と呼ばれるようになりました。 この村には、旧幕時代には多々良(たたら)という庄屋筋の家が、圧倒的な勢力を持ち、村を牛耳っていました。 ところが多々良は放庵(ほうあん)の代になってから落ちぶれます。 というのも、放庵は妻を八人も娶るなど放蕩三昧で、持っていた財産や土地を手放さざるを得なくなりました。 新たに突出してきたのは、由良(ゆら)家と仁礼(にれ)家でした。 由良家は多々良家の山林を買い叩いてのしあがります。 通称・枡屋です。 しかしその後、仁礼家がぶどう栽培とぶどう酒造りで財をなしました。 通称・秤屋です。 村にはほかに、錠前屋と呼ばれる別所家もありました。 仁礼家が力を蓄えて来たことに、由良家はあせります。 昭和六年の秋。 鬼首村に恩田幾三という男が現れました。 恩田は三十五~六歳の金縁眼鏡をかけ、鼻の下にちょび髭を生やした男です。 恩田はモール作りを農家の副業に持ち込みました。 クリスマスの時などに木に飾るキラキラした飾りのことで、輸出するためのものです。 ちょうど満州事変の始まった頃で、不景気だったこともあり、由良家の当主が恩田の案に飛び付きました。 しかし恩田は詐欺師だったのです。 あせってモール作りに手を出した由良家は、これがきっかけで没落してしまいました。 そして事件は起こります。 亀の湯の主人・青池源治郎が恩田に会いに行った後、顔を囲炉裏で焼かれた死体で発見されたのです。 顔が焼かれていたため、判別はつかなかったものの、衣服から被害者は源治郎と思われました。 そして犯人と思しき恩田は、以後消息不明です。 これが約二十年ほど前のできごとです。 さて現在、昭和二十七年、岡山県鬼首村。 名探偵の金田一耕助は、磯川警部に呼ばれて鬼首村へやってきました。 今回の依頼主は磯川警部です。 磯川警部は二十年近く前の事件がずっと気がかりでした。 亡くなった源次郎の妻・青池リカのためにも、なんとか事件を解決したいと思って、金田一を呼んだのです。

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悪魔の手毬唄(1977)のレビュー・感想・評価

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解説 宝石連載の横溝正史の同名小説を「暴れん坊一代」の結束信二と、「ひばり民謡の旅 べらんめえ芸者佐渡へ行く」の渡辺邦男が共同で脚色。 「ひばり民謡の旅 べらんめえ芸者佐渡へ行く」の渡辺邦男が監督したミステリーもの。 撮影もコンビの渡辺孝。 1961年製作/83分/日本 配給:東映 ストーリー 流行歌手の和泉須麿子が鬼首町鬼塚村へ帰郷の途上、惨殺された。 死体の傍のトランジスター・ラジオからは、須麿子の新曲「鬼首村手毬唄」の旋律が流れていた。 鬼首町警察に捜査本部が置かれ、主任の磯川警部が捜査に乗り出した。 須麿子を失った仁礼家は鬼塚一の富豪だが、当主の剛造、妻宮子、長男源一郎、次女里子がいる。 剛造は「手毬唄」を聴くとなぜか脅えた。 そんな折、辰蔵という男が十八年ぶりに、剛造の前に姿を現わした。 湯治客の放庵は「手毬唄」を口ずさみ、石山の部屋からは夜な夜な謡曲が聞える。 仁礼源一郎と里子は、須麿子の死が半年前に剛造に届いた脅迫状に起因しているらしいというが、剛造は取り合わない。 だがその直後、銃声一発、源一郎が殺された。 帰途、村の暗い過去を知っているのは放庵だと、お告げ婆が金田一の耳に囁くのだった。 里子の身を護る和雄を助手として、金田一は事件に挑戦を試みた。 なぜ「手毬唄」に剛造がおののくのであろう。 金田一は放庵に会うが、この老人は昨日から姿を消した辰蔵の身を案じていた。 辰蔵は荒れ果てたブドウ工場で、金田一から源一郎の死を告げられ、驚愕した。 半年前、剛造が受け取った脅迫状とは、仁礼家の全財産を社会奉仕に投げ出して無一文になれ、という内容である。 発信人は不明だが、青池家の誰かにちがいない。 --二十年前、剛造は村一番の豪家青池の土地、財産のすべてをだまし取ったが、青池の妻と三人の子供は服毒自殺をとげた--。 金田一は、青池の自殺した毒薬と同じもので源一郎が殺されている事実から、青池の恐ろしい執念を感じた。

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何度見てもおもしろい金田一耕助の名作! 悪魔の手毬唄【坂本朋彦のシネフィル・コラム】 |NHK_PR|NHKオンライン

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【鬼首村手毬唄】 うちの裏のせんざいに すずめが三匹とまって 一羽のすずめのいうことにゃ おらが在所の陣屋の殿様 狩り好き酒好き女好き わけて好きなが女でござる 女たれがよい枡屋の娘 枡屋器量よしじゃがうわばみ娘 枡ではかって漏斗で飲んで 日がないちにち酒浸り それでも足らぬとて返された 返された 二番目のすずめのいうことにゃ おらが在所の陣屋の殿様 狩り好き酒好き女好き わけて好きなが女でござる 女たれがよい秤屋の娘 秤屋器量よしじゃが爪長娘 大判小判を秤にかけて 日なし勘定に夜も日もくらし 寝るまもないとて返された 返された 三番目のすずめのいうことにゃ おらが在所の陣屋の殿様 狩り好き酒好き女好き わけて好きなが女でござる 女たれがよい錠前屋の娘 錠前屋器量よしじゃが小町でござる 小町娘の錠前が狂うた 錠前狂えば鍵あわぬ 鍵があわぬとて返された 返された ちょっと一貫貸しました 引用:映画【悪魔の手毬唄】より 悪魔の手毬唄の舞台となる鬼首村には、歌に出てくる 秤屋(由良家)・秤屋(仁科家)・鍵屋(別所家) が出てきます。 昔は、 由良家 が村一番の権勢を誇っていました。 しかし、現在では 秤屋の(仁科家) が葡萄酒工場を開いたことにより、由来家は力を失っていきます。 そして、歌に出てくるそれぞれの家系には、年頃の娘が1人ずついます。 その娘さんたちが、【鬼首村手毬唄】の歌そのままに殺されていきます。 唄になぞらえて殺された人物は誰? まず、1人目。 枡屋の娘(由来家)の娘の 泰子。 唄にあるように、滝の途中に置かれた升から水が溢れ出て、口に差し込まれた漏斗に流し込まれるように細工され殺されていました。 死因は、絞殺です。 泰子は、青池 りかの息子の青池 歌名雄と恋人同士でした。 二人目は、秤屋の娘( 仁科家)の 仁礼文子です。 これも唄にあるように、秤の皿に正月飾りの大判小判が置かれた状態で発見されました。 葡萄酒の樽の中で死んでいました。 死因は、こちらも絞殺です。 死体を発見した別所辰蔵 (飲んだくれおやじ)は、びっくり仰天! 私もこんな死体を見つけたら、びっくりします。 葡萄酒も飲めなくなります・・・。 仁札 文子は、青池 歌名雄に恋心を抱いていました。 3人目は、鍵屋の娘である 別所千恵子 が殺されるはずでしたが、殺されたのは、 宿屋を営んでいる女将の青池リカの娘の青池 里子でした。 青池 里子は、半身の赤痣を持つ女性です。 里子の死体の前には鍵が置かれていました。 死因は、頭部の打撲です。 ということで、この3番目の殺人は、犯人のミスだということが分かります。 この時点で、誰が犯人か目星がついてくると思います。 そして、金田一耕助が宿で鏡に映った みかんを見て閃いたことが事件の解決への糸口となります! 最後に 原作者の横溝正史さんの金田一シリーズは、「八墓村」と「犬神家の一族」と「悪魔の手毬唄」を読みましたが、男女間の愛憎のどろどろが非常に多いように思います。 どうやら、横溝正史さん自身複雑な生い立ちが関係しているようです。 横溝さんのご両親は、お互い既婚者で子どもまでいたにも関わらず、不倫関係になりました。 その後、駆け落ちし横溝正史さんら兄弟が生まれたそうです。 そういった生い立ちが、作品に表れていますね。 ここまでお読み頂きありがとうございます。

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