口 の 中 しこり。 口の中のしこり、原因や対処法を歯科医がわかりやすく解説します。

こんな症状が出てる口の中のイボは危険!症状別、良性・悪性判断

口 の 中 しこり

口の中は粘膜で覆われており、唾液によって常に潤いが保たれています。 一方で、飲食物のカスや古くなった粘膜が剥がれ落ちたものなどが溜まりやすく、不衛生な部位であるとも言えます。 さらに、口の中は咀嚼や発声によって物理的な刺激を受けやすくさまざまなトラブルが起こることがあります。 その中でも、口の中の「」はよく見られる症状の一つです。 口の中にができて痛みがある• 口の中のできものが再発を繰り返す• 発熱や咽などの症状と共に口の中にができた これらの症状が見られる場合、原因としてどのようなものが考えられるでしょうか。 口の中にできものができる病気 口の中のできものはよく見られる症状ですが、以下のような病気が原因となっている場合があります。 口腔粘膜の病気 口の中のできものは、口腔粘膜に生じる病気によって引き起こされることがあります。 代表的な病気は以下の通りです。 口内炎 口の中のできものとして、もっとも多い病気です。 口腔内の不衛生さや食生活の乱れ、ストレス、虫歯やの物理的な刺激などが原因となって発症します。 表面に白い偽膜を形成する「」や、発赤を伴う「カタル性」、潰瘍を伴う「 潰瘍 かいよう 性」などタイプもさまざまですが、強い痛みを生じ、悪化すると出血や膿の流出が見られるようになります。 受診の目安とポイント をはじめとした口の中のできものは、日常的によく見られる症状であり、特にほかの症状がない限りは病院を受診する人は少ないでしょう。 しかし、中には思いもよらない病気が潜んでいることもあるので注意が必要です。 非常に強い痛みを伴うが形成されて飲食もままならない場合、発熱などの全身症状を伴う場合、が徐々に大きくなり潰瘍を形成するなど重症化する場合、の再発を繰り返す場合などは特に早めの病院受診をおすすめします。 受診に適した診療科は口腔外科や皮膚科ですが、発熱や全身に広がる皮疹などが見られる場合は内科や小児科などを受診してもよいでしょう。 受診の際には、いつからができたのか、その他の症状、既に 罹患 りかん している病気などを詳しく医師に伝えるようにしましょう。 日常生活上の原因と対処法 口の中のできものは日常生活上の好ましくない習慣が発症に大きく関与していることがあります。 主な原因とそれぞれの対処法は以下の通りです。 口腔ケア不足 口の中は飲食物のカスなどが溜まりやすく、不衛生になりやすい部位です。 このため、適切な口腔ケアを怠ると口腔内環境が悪化して雑菌が繁殖し、の原因となることがあります。 口腔内を清潔に保つには 口腔内環境を清潔に保つには、毎日のブラッシングはもちろんのこと、歯間ブラシなどを用いて、ブラッシングでは取り切れない汚れを除去することが大切です。 また、定期的に歯科検診を受けて、溜まった歯垢のクリーニングをすることも推奨されています。 口の乾燥 口の中は唾液によって潤いが保たれています。 唾液には口の中を清潔に維持するための自浄作用があり、口の中が乾燥することで口腔内環境が悪化し、の原因となることがあります。 口の乾燥を防ぐには 口の中の潤いを保つには、適度な水分補給を行うことと、アルコールや塩分など口の中が乾きやすい飲食物を避けることが大切です。 また、舌の体操なども唾液分泌量を増やすことが知られています。 口の中への刺激 口の中は飲食物や種々の嗜好品の刺激によって炎症を起こすことがあり、口の中にを形成することがあります。 口の中への刺激を防ぐには 香辛料や過度な塩分など、粘膜に刺激を与えるような物質の過度な摂取は控え、極端に熱いものはの原因にもなるので避けるようにしましょう。 また、タバコは口の中の血行を悪化させて粘膜の荒れを引き起こすので、に悩んでいる人はを目指しましょう。 よくならないときは 日常生活上の対処法を講じても、がよくならないときは何らかの病気が原因になっている可能性があります。 放置せずになるべく早めに、それぞれの症状に適した診療科を受診しましょう。

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こんな症状が実は病気のサイン?:口腔内の異変と早期発見・治療の重要性|口腔がん検診・舌がん検診予約を歯科医院で

口 の 中 しこり

・しこりに痛みを伴わないケースが多い ・しこりが比較的硬い ・しこりが短期間に大きくなる ・5cm以上 ピンポン玉を超える は悪性の可能性がある ・神経やその近くに発生した場合、しびれ・麻痺を感じることがある ・しこりの外周がギザギザしていて、境目が分かりにくい <良性の脂肪腫と似ている点> 悪性の脂肪肉腫の症状は、良性の「脂肪腫」と以下の点で似ています。 痛みを伴わないケースが多い• しこりが5cm以上になることがある• 腫瘍ができる深さ <脂肪肉腫を疑うポイント> 脂肪腫と似ている症状を除くと、脂肪肉腫を疑うべきポイントは、• しこりが短期間に大きくなる 週単位• しこりが硬い この二つがそろっている場合、悪性を疑ったほうがよさそうです。 人によっては別の症状がでる場合も考えられます。 また腫瘍が大きくなるスピードおよび硬さにつきましても、自分で判断しにくい部分もあるかもしれません。 脂肪肉腫はしこりが痛くないため、大きくなって がんが進行して やっと病院に行くケースも多いそうです。 治療が遅れて進行すると、肺などに転移して、命に関わることも。 「もしかして悪性?」と思った時は、早目に専門医療機関の受診をお勧めします。 スポンサーリンク 2 頬の悪性しこり「粉瘤の癌化」とは? 頬にできるしこりに「粉瘤」があります。 (粉瘤につきましては、後ほど詳しくご紹介します) 粉瘤は別名:「アテローム」「表皮嚢腫 ひょうひのうしゅ 」 皮膚良性腫瘍の約8割といわれていて、袋状になった皮下組織に古い角質や老廃物がたまってしこりになったものです。 粉瘤の殆どは良性ですが、 稀に大きくなって 癌化することがあります。 2005年:足底部の粉瘤が癌化• 2008年:おしりの粉瘤が癌化• 2010年:粉瘤癌化の報告あり 最近では、毎年のように粉瘤の癌化が報告されているとのこと。 癌化は稀ですが、粉瘤と診断されたら早目に摘出手術を受けることをお勧めします。 スポンサーリンク 3 頬のしこりは何科を受診? 頬のしこりの手術は、傷あとをできるだけ目立たなくする必要があります。 ですので、• 皮膚科専門医• 形成外科専門医• 皮膚腫瘍外科指導専門医 の資格をお持ちの医師がいらっしゃる病院がお勧めです。 また悪性が疑われる場合は、整形外科の腫瘍を専門とする医師がいらっしゃる病院もお勧めです。 悪性腫瘍は進行スピードが速く、肺などに転移しやすいため、早期治療開始が大切。 初回から上記の医療機関で診ていただくことをお勧めします。 スポンサーリンク 続きまして、頬にできやすいしこり2つと、悪性軟部腫瘍についてご紹介します。 4 頬のしこり 4-1脂肪腫 頬に軟らかいしこりがある場合、脂肪腫も考えられます。 脂肪腫はその名のとおり脂肪のかたまり。 脂肪細胞が異常に増殖して半円形に盛り上がった腫瘍で、40代~50代の女性に多いしこりです。 子供の頃にできはじめ、徐々に大きくなっていくこともあります。 無痛で小さい場合は放置してもかまいません。 脂肪腫は基本的に良性ですが、ごく稀に脂肪肉腫(がん)を伴うこともあります。 <脂肪腫の症状> 脂肪腫の症状は、• 痛み:基本的に痛みはなし(神経の近くにできると痛みを伴うことも)• 大きさ:豆粒~5センチ超えまで• 可動性:触ると動く 複数まとまってできることもあります。 <脂肪腫の原因> 詳しい原因は解明されていませんが、発症者の8割に染色体異常がみられるため、それが原因の1つではないかと疑われています。 体質的にできやすい人と、そうでない人がいます。 <脂肪腫の検査・診断> 脂肪腫の検査方法は、• レントゲン検査• CT検査• MRI検査• 病理組織検査:腫瘍の一部を採取して検査 脂肪腫は普通、皮膚科で診ていただきますが、しこりが硬く、短期間で大きくなったものは、悪性軟部腫瘍との識別が必要になります。 その場合、皮膚科よりも整形外科の受診をおすすめします。 <脂肪腫の治療方法> 脂肪腫は、小さくて痛みが無く、生活に支障がない場合は、経過観察になります。 治療が必要な場合は、手術で取り除きます。 手術が検討されるケースは、• 目立つ場所• 痛みを伴う場合• 関節の近くにできた時 小さな腫瘍ですと、日帰り手術で済みます。 4-2粉瘤 頬にできるしこりに「粉瘤」があります。 粉瘤(アテローム)は皮膚良性腫瘍の約8割といわれていて、袋状になった皮下組織に古い角質や老廃物がたまってしこりになったものです。 粉瘤は良性腫瘍。 普通、皮膚の古い角質は、「垢」として皮膚の表面から落ちますが、まれに毛穴の奥にできた袋状組織にたまることがあり、そこが腫瘍・しこりになります。 通常は痛みを伴わないしこりですが、袋状組織内に菌が入り込んで化膿してしまうと赤く腫れ、痛みが出ます。 <粉瘤の症状> 初期症状はかゆみを感じ、その後、しこりができるケースが多いようです。 症状は、• 痛み:無いことが多い(化膿すると痛む)• 大きさ:数ミリ~数センチ• 形:盛り上がるケースと盛り上がらないケースあり• 色:化膿すると赤く腫れる• 硬さ:少し硬めで弾力がある <粉瘤の原因> 粉瘤ができる原因はまだ解明されていませんが、要因として考えられているのが、• ストレス• 疲労 などが関係しているのではないかと言われています。 <粉瘤の検査・治療> 粉瘤は、皮膚科か整形外科で検査・治療していただきましょう。 治療はおもに外科手術か抗生物質投与で、手術が必要なケースは、• 痛みがある• 炎症を起こして赤く腫れている• 大きくなっている 手術は日帰りできる簡単なもので、垢がたまった袋状組織を取り除きます。 治療が遅れて炎症を起こすと、治療に苦痛を伴うこともあるそうです。 またごく稀に癌化するケースもあるとのこと。 このしこりは自然に消えることはなく、放っておくと徐々に大きくなります。 大きくなりすぎて、入院手術になったケースも。 痛みを伴う場合はもちろんですが、あまり大きくならないうちに整形外科か手術設備にある皮膚科で診てもらうことをおすすめします。 4-3悪性軟部腫瘍 脂肪肉腫を含む「悪性軟部腫瘍」は全身のあらゆる部位に発生します。 悪性軟部腫瘍は別名 「軟部肉腫」 骨や内臓を除く、筋肉や皮下組織にできる悪性の腫瘍 がん です。 特にできやすい部位は、• 大腿部• 膝から足首までの部分• 上腕部• 肘から先の部分• 腰背部 軟部肉腫は皮下組織や筋肉などの軟部組織と言われるところから発生する悪性腫瘍です。 全身のあらゆる部位に発生し、約60%は四肢(うち2/3が大腿部などの下肢)に発生すると言われています。 ncc. また、他の病気の治療で行われた放射線治療で、放射線が当てられた場所に悪性軟部腫瘍ができた事例もあり、放射線も一つの原因と考えられています。 <悪性軟部腫瘍の検査・診断> 悪性軟部腫瘍の検査には、2つの検査が行われます。 画像検査:X線撮影、CT、MRI、PET-CT• 病理組織検査:腫瘍の一部を採取して検査 上記の検査に加えて、正確を期すために遺伝子検査を行う場合もあります。 がんの血液検査には、がんが作り出した物質を調べる「腫瘍マーカー」がありますが、悪性軟部腫瘍に関しては腫瘍マーカーがありません。 確定診断として病理組織検査 生検 が行われます。 <悪性軟部腫瘍の治療> 悪性軟部腫瘍の治療は悪性度の程度によって治療法が違ってきます。 【底悪性度】 主に手術によって病変を切除します。 術後に放射線療法を行う場合もあります。 【高悪性度】• 化学療法(抗がん剤治療)• 放射線療法 これらを組み合わせた治療が行われます。 また2012年11月に発売された分子標的治療薬「パゾパニブ」が投与されるケースもあるそうです。 5 まとめ ここまでご覧いただき、ありがとうございます。 それでは最後に、今回のポイントをまとめます。 <脂肪肉腫の症状の特徴>• しこりに痛みを伴わないケースが多い• しこりが比較的硬い• しこりが短期間に大きくなる• 5cm以上 ピンポン玉を超える は悪性の可能性がある• 神経やその近くに発生した場合、しびれ・麻痺を感じることがある• しこりの外周がギザギザしていて、境目が分かりにくい <脂肪肉腫と脂肪腫の似ている点>• 痛みを伴わないケースが多い• しこりが5cm以上になることがある• 腫瘍ができる深さ <脂肪肉腫を疑うべき症状>• しこりが短期間に大きくなっている 週単位• しこりが比較的硬い この二つがそろっている場合、悪性を疑ったほうがよさそうです。 人によっては別の症状がでる場合も考えられます。 また腫瘍が大きくなるスピードおよび硬さにつきましても、自分で判断しにくい部分もあるかもしれません。 「もしかして悪性?」と思ったら、早目に専門医療機関の受診をお勧めします。 6 記事を書き終えて いかがでしたでしょうか? 参考になりましたでしょうか? 頬にできるしこりの殆どは良性ですが、稀に悪性のしこりができることもあります。 悪性の場合、早期治療開始が必要です。 疑わしいしこりは早目に診てもらうことをおすすめします。 悪性のしこりは全身の色んな部位にできる可能性があります。 くわしい記事を下記でご紹介しておりますので、是非ご覧ください。 7 おすすめ関連記事 最後までご覧いただき、ありがとうございました。 ) -.

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口の中のしこり、白いできもの、違和感は口腔がんかも。症状、治療法、予防法、生存率は。飲酒、たばこ、口腔衛生が大事。

口 の 中 しこり

目 次• はじめに 口の粘膜(唇・頬・舌・歯肉など)に炎症が起きることを「口内炎」と言います。 症状・原因は多岐にわたり、それぞれが複雑に関わりあっています。 口の中にできてくる粘膜の病気(「粘膜疾患」)は、この「炎症」だけでなく「腫瘍」や「アレルギー」などがあり、これらを区別するのがとても難しいのが実情です。 そこで、口の中の病気の状態を取りまとめて提示しながら「口内炎」と「口の中のがん」についても簡単に説明します。 「粘膜疾患」は、見た様子から三つに分けて考えることができます。 病変が1)腫れているもの(腫脹)、2)えぐれているもの(潰瘍)、3)色調の変化のみ(あるいは付着している)のもの(色素沈着・母斑など)です。 これらについて、さらに詳細な特徴(色調・粘膜の性状・病変の範囲や個数)を見ていくと次のようになります。 腫れ(腫脹) 腫れについて見てみます。 腫れている部分の粘膜は、健康な粘膜と同じである場合と粘膜そのものに変化がある場合があります。 さらに水が溜まっているような腫れ方(水疱)もあります。 粘膜そのものに腫れる原因がある場合は、粘膜の性状に変化が伴います。 逆に粘膜よりも深部に腫れの原因がある場合は、粘膜自体は正常です。 同様に、粘膜下の腫れの原因によっては、粘膜が透けて腫れそのものの色調が現れてくる場合があります。 腫れている粘膜表面に変化がない場合 a. 正常粘膜色の広範囲な腫れ 下唇の血管神経性浮腫(クインケ浮腫) 腫れている期間は概ね半日〜数日で、無痛性であることが特徴です。 血管神経に過剰な興奮が起こり、毛細血管の透過性亢進が腫脹の原因です。 アレルギー・自律神経失調などが関わり、遺伝性の場合もあります。 腫脹の誘引は口腔における慢性炎症が考えられますが、よく分からないこともあります。 抗アレルギー剤などの内服が一般的ですが、慢性炎症がある場合はその治療を行うことも必要です。 歯肉増殖症 降圧剤内服によって起きた歯肉増殖症です。 降圧剤だけでなく様々な薬剤により発生しますが、歯肉の慢性炎症が誘因となります。 写真のように炎症が明らかでないことが多く、正常に近い歯肉色を示しています。 歯肉の炎症の原因となる歯垢・歯石をなくすことで、歯肉腫脹部はかなり軽快します。 薬剤を変更することが必要な場合もあります。 正常粘膜色の部分的な腫れ 粘膜下の腫瘍 右頬粘膜下の脂肪腫 無痛性の柔らかい腫脹で、粘膜下に脂肪組織の黄色が透過しているのが分ります。 治療は腫瘍を外科的に切除することです。 粘膜下の唾液腺腫瘍 口蓋部の小唾液腺から発生した多形性腺腫です。 腫れている部分の粘膜は正常色です。 但し腫瘍が嚢胞を形成している場合は、その部分は柔らかく色調も粘膜色より変化することがあります。 唾液腺から発生する腫瘍は、ここに示した多形性腺腫以外に悪性腫瘍もありますので、専門医での診察が必要です。 腫瘍は基本的には切除することが必要です。 下顎隆起 下顎の顎堤に見られる骨の隆起です。 写真のように下あごの内側に固い腫れとして自覚します。 このように歯のない状態ですと、義歯の作成・装用に問題を来たすことが多いので切除する必要が生じます。 下顎骨に加わるかむ力などの環境要因と遺伝的な要因が発生に関与すると言われています。 赤色の広範囲な腫れ 化膿性炎 口底蜂窩織炎(下顎骨膜炎〜口底の炎症)です。 口底部(右下の歯の内側)の腫脹と発赤、開口障害を伴っています。 粘膜は赤く腫れています。 右下第一大臼歯の齲歯から波及した急性炎症で、強い痛み・嚥下時痛・発熱があります。 切開して膿を出し、抗菌薬を投与(内服・点滴)します。 歯が原因であればその歯は抜くことが多いようです。 赤色の部分的な腫れ 右上顎歯肉エプーリス 粘膜下の血管の拡張によって赤味を帯びた歯肉の腫脹が見られます。 歯周囲の炎症に関連して発生する歯肉の慢性増殖でポリープ状になります。 一見すると腫瘍のように見えますが、炎症が腫れの主原因です。 原因となった歯とともに、ポリープ状の腫瘤を切除します。 原因となった歯を抜歯すれば再発することはまずありません。 肉芽腫性口唇炎 下唇右側に見られる肉芽腫性口唇炎です。 下唇全体または局所的に固く腫れて固くなっている状態です。 原因は不明ですが、遺伝的な要因を基礎として歯に関わる口の中の慢性感染症、薬剤や食物などに対するアレルギーなどの多様な誘因により発症すると考えられています。 青色の部分的な腫れ がま腫 右側口底部に見られる粘液貯留嚢胞です。 無痛性の腫脹は、薄い粘膜下に青味を帯びて見えます。 嚢胞形成は舌下腺管が原因であるため、根本的な治療は外科的に舌下腺とともに嚢胞を切除することです。 右側舌背部に見られる血管腫 深部にある血管腫の青色が舌粘膜を透過して見ることができます。 切除するのが良いのですが、腫瘍が大きい場合は変形が大きくなるため切除ができないことも時々あります。 同じ腫瘍の舌を裏側から見た写真です。 こちらは粘膜表面にまで血管腫が拡大してきているので、より腫瘍の色調が反映されやすくなっており、部分的に赤く見えています。 水ぶくれのように腫れている a. 透明〜白色の水ぶくれ 単純疱疹 水ぶくれとそれが破れた後の潰瘍が口唇に見られます。 単純疱疹ウイルスの感染により発症します。 痛みを伴った水疱形成が特徴です。 抗ウイルス剤の内服や注射、軟膏の塗布を行います。 帯状疱疹 帯状疱疹による下唇粘膜、舌粘膜の水疱形成と偽膜形成が見られます。 発熱、患部の神経痛様疼痛などの神経症状が発疹に先立ってあります。 発疹は両側に及ぶことはなく、片側に限局するのが特徴です。 水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化により発症します。 抗ウイルス剤を早期に使用することが必要で、帯状疱疹後神経痛が後遺すると難治性です。 三叉神経の支配領域に発症しますので、耳鼻咽喉科や眼科領域の症状が伴っていることもあり、注意が必要です。 粘液貯留嚢胞 下唇粘膜下にできた粘液貯留嚢胞です。 下唇粘膜を透過して貯留した粘液が認められます。 小唾液腺の排泄管の閉鎖や狭窄、損傷などによって発生します。 下唇の咬傷に継発することがよくあります。 嚢胞を切除するとともに、原因となった小唾液腺を切除することが必要です。 粘膜類天疱瘡 歯肉に見られる限局性の水疱で粘膜類天疱瘡によるものです。 これは自己免疫性疾患で、口腔・眼粘膜に症状が出ることが多いですが、皮膚や外陰部・肛囲・鼻/咽頭粘膜・食道にも症状が出現します。 水疱はすぐに破れてびらんになり、刺激によって違和感や痛みを感じます。 びらん部にステロイド軟膏を塗布することで症状が軽快することが多く、その他ではアズノールうがい液によって含嗽をしています。 白色〜黄褐色の水ぶくれ 歯肉膿瘍(慢性化膿性炎) 左下第一大臼歯の舌側歯肉に見られる歯肉膿瘍です。 下顎第一大臼歯の慢性辺縁性歯周組織炎から発展したと考えられます。 粘膜下に黄色の膿が透過して確認できます。 膿瘍は切開して消炎しますが、根本的な原因は歯であるため、原因歯の治療が必要です。 赤色〜暗赤色の水ぶくれ 帯状疱疹 下唇に見られる帯状疱疹の水疱です。 水疱内に出血を伴うため赤くなります。 帯状疱疹は通常は三叉神経痛様疼痛(走るような間歇的な強い痛み)を訴え、これが遷延すると帯状疱疹後神経痛に移行します。 したがって、抗ウイルス剤を早期に投与することが必要です。 頬粘膜にできた血腫 頬粘膜下に血液が貯留している状態です。 咬傷に継発することもありますが、写真のようにかんだ様子が見られないものもあります。 特に積極的な治療は必要としませんが、血腫が邪魔であれば貯留した血液を排出します。 腫れている粘膜表面が変化してザラザラしている a. 白色の変化 乳頭腫 舌下面に見られる乳頭腫です。 表面は白色の小さな突起が集合しているように見えます。 写真のように小病変であれば切除して、悪性病変でないことを組織学的に確認するのが良いでしょう。 赤味を伴っている 口腔がん 口底(下あごと舌の中間にある口の床)に出来たがん腫(扁平上皮がん)です。 所々白く赤味を伴った腫瘤の表面はザラザラして見えます。 口腔がんの治療は、手術・放射線治療・抗がん剤など様々であり、部位・病期・全身状態などから判断し治療法が選択されます。 えぐれているもの 「粘膜がえぐれている」のは粘膜上皮がなくなっている状態であり、これを「潰瘍」と言います。 一言に「潰瘍」といっても、様々な形態があり、要因も単純ではありませんが一言で言えば上皮組織が壊死することにより潰瘍が形成されます。 例えばウイルス感染により水疱が形成され、それが破れることでその部分に潰瘍ができます。 細菌感染でもおきますし、がんにより形成されることもよく知られています。 口の中の「潰瘍」の代表的なものをお示しします。 小さくえぐれているのが一箇所あるいは数箇所 アフタ 下唇にできたアフタです。 灰白色の平坦な潰瘍を認めます。 また潰瘍周囲に発赤を伴っているのも特徴です。 一週間程度の経過で自然治癒するのが一般的な経過です。 咬傷などから続発したりヘルペス感染との関連など様々な要因がありますが、原因は明確でないことも多い潰瘍です。 治療は、刺激による痛みや接触痛が強いので、食事が十分に取れない場合は潰瘍面にステロイド軟膏などを塗布して被覆したりします。 小さくえぐれているのがたくさん集まっている ウイルス性口内炎 小さな潰瘍が多発しています。 小さな小水疱が破れてこのような状態となります。 更に症状が進むと、それぞれの小潰瘍がつながって大きな潰瘍となっていきます。 痛みが強く、接触痛や刺激物により痛みが出現したり増強したりします。 治療としては、抗ウイルス剤の投与が一般的です。 広い範囲でえぐれている 難治性潰瘍 組織学的には悪性像はありませんが、長期にわたって様々な治療に効果がない潰瘍です。 強い痛みを伴うことはありませんが、刺激物がしみたりします。 潰瘍部を切除するという治療法が選択される場合もあります。 尋常性天疱瘡 舌下面に見られる広範囲な潰瘍は、尋常性天疱瘡という自己免疫疾患によるものです。 通常水疱が破れて写真のようなびらん/潰瘍を形成し、その部分の痛みを伴います。 皮膚の病変の有無を確認する必要があります。 治療としてはステロイド内服療法、免疫抑制剤、血漿交換療法などを行います。 粘膜類天疱瘡 歯肉に見られる比較的広範囲なびらん/潰瘍で粘膜類天疱瘡によるものです。 これは自己免疫性疾患で、口腔・眼粘膜に症状が出ることが多いですが、皮膚や外陰部・肛囲・鼻/咽頭粘膜・食道にも症状が出現します。 びらん/潰瘍は刺激によって違和感や痛みを感じます。 びらん部にステロイド軟膏を塗布することで症状が軽快することが多く、その他ではアズノールうがい液によって含嗽をしています。 えぐれている周囲が硬い 口腔がん 舌にできた上皮がん(扁平上皮がん)です。 潰瘍(えぐれている部分)の周囲が固くなって潰瘍部が盛り上がっています。 強い痛みは少ないようですが、軽い痛みを伴うことは多いようです。 治療は先にも述べたように、部位・病期・全身状態などにより違いますので、専門医療施設での診察が必要です。 色調の変化、付着 粘膜表面の色調が変化していたり、何か付着していたりすることで粘膜の異常に気付くことがあります。 一般的に粘膜の色調の変化は、粘膜上皮の厚さ、上皮のメラニン産生細胞や粘膜下の血管の状態などにより生じます。 また、粘膜表面に付着したものの色調により粘膜の異常に気付くこともあります。 赤色になっている 口腔扁平苔癬 頬粘膜から軟口蓋にかけてみられる口腔扁平苔癬です。 発赤した粘膜とレース状の粘膜の角化(白くなった部分)が伴っているのがよく見られます。 刺激物や塩分がしみたり、接触痛がある場合があります。 根本的な治療はありませんが、抗真菌剤とステロイド薬の局所塗布を行い症状を緩和します。 地図状舌 舌表面が部分的に赤くなり(舌乳頭が萎縮しています)健康な部分と模様を作った状態が地図のようであることから、このように呼ばれています。 痛みを伴うことはありませんが、真菌の感染によりピリピリとした不快症状をもつことがあります。 また、舌表面の模様は時間とともに変化していきます。 原因はよく分かっていません。 白色になっている 均一型白板症 舌にみられる均一型白板症です。 白い変化は周囲粘膜と同じで滑択に見えますが、もっとしわのようにざらざらしている場合もあります。 この均一型白板症はがん化する可能性は低いと考えられています。 半年から一年に一回の経過観察をして、変化がないことを専門医に診察してもらうのが良いと思われます。 不均一型白板症 舌にみられる不均一型白板症です。 白い部分が斑状に肥厚していて、びらんを形成(病変部の右側)しています。 びらんの部分は刺激によって痛みや違和感があります。 初期の粘膜がんや上皮内がんとの区別が難しく、白板症自体も長期にわたって経過観察をすると、がん化していることが多く見られます。 専門医の定期的な診察が必要です。 カンジダ症 頬粘膜のカンジダ症(急性偽膜性) 粘膜表面にカンジダ菌が増殖して白い膜の様なものを形成しています。 カンジダ菌は口腔に常在する菌の一つですが、体調が変化することにより写真のように病原性を現すことがあります。 抗真菌剤を内服したり嗽りします。 同じ患者さんの口蓋の状態です。 口蓋部から咽頭にかけて頬粘膜と同じ様な白い偽膜が付着しているのが分かります。 口腔カンジダ症自体は大きな問題ではありませんが、これを発症している原因について知る必要があります。 黒色になっている 悪性黒色腫 上顎歯肉から頬粘膜にかけて見られる悪性黒色腫です。 口腔粘膜が黒く着色されたように見えます。 粘膜が隆起してくることもあります。 外科的治療、化学療法、免疫療法など様々な治療法が行われています。 専門的な診断と治療が必要となります。 母斑 舌下面の母斑です。 先ほどの悪性黒色腫と区別する必要があります。 母斑はいわゆる「ほくろ」で治療の必要はありません。 悪性黒色腫との鑑別のため、専門医の診察が必要です。 黒毛舌 舌表面にある苔のようなものを舌苔といいます。 これは舌乳頭に食物残渣や細菌代謝産物が付着して舌表面に着色したものです。 細菌により色が異なり、特に黒い舌苔の場合を黒毛舌と呼んでいます。

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