バネ 指 は 自然 に 治る。 【医師監修】ばね指って、指がどんな状態になることを言うの?放置するとどうなる?

ばね指の治し方3つの方法と2倍早く治すコツ!

バネ 指 は 自然 に 治る

バネ指とは 指の腱鞘炎の一種。 曲げた指を伸ばそうとすると、バネのようにカックンとはじけてしまうことから、そう呼ばれる。 主な症状は、指のつけ根の痛みや腫れ、指のひっかかりなど。 症状は朝の起き抜けが最も重く、昼ごろになると和らぐが、悪化すると指が動かなくなったり、曲がったままになったりする。 症状が現れたら、整形外科を受診するのが重要。 更年期の女性に多く、 妊娠出産期の女性にも多く生じる。 手を使いすぎる趣味やスポーツをする人、 指をよく使う職業の人にも多い。 糖尿病、 リウマチ、 透析患者にもよく発生する。 親指、中指に多く、薬指や小指、人差し指にもよく見られる。 バネ指が改善する体操 山王病院整形外科部長の青木孝文先生は、バネ指の患者さんに通常の治療を行う前に、手指の運動療法を指導しています。 手を開いたり握ったりする簡単な運動で、青木先生は 「グーパー体操」と呼んでいるとのこと。 15年前に考案して以来ずっと、バネ指の患者さんに勧め、効果を上げています。 解説者のプロフィール 青木孝文(あおき・ たかふみ) 日本医科大学卒業、同大学院修了。 医学博士。 ボストン大学神経筋研究センター留学。 現在、山王病院整形外科部長、国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授。 手や足の病気の改善に役立つ独自の治療法を考案し成果を上げている。 日本整形外科学会認定整形外科、日本手外科学会認定手外科など。 (公式サイト) (公式サイト) (CiNii) バネ指が改善する体操のやり方 手の指を開いたり握ったりするだけで、なぜバネ指が改善するのでしょうか。 ふだん私たちが手を使う場合、握る動作が多く、しっかり指を伸ばすことは意外と少ないものです。 青木先生は、それがバネ指の誘因の一つではないかと考え、最初、手のひらを思いきり開いて指を伸ばすことを重視しました。 ところが、伸ばすだけでは腱は柔軟になりにくいため、指を思い切り伸ばしたあとに、しっかり握って曲げる動作も加えました。 これをくり返すことで、腱を包んでいる膜(腱鞘滑膜)が引き伸ばされ、腱の柔軟性が回復。 その結果、腱のむくみが取れて、腱鞘の中で滑らかに動くようになると考えられるのです。 グーパー体操を続けていると、まず、朝の痛みが軽くなり、早い人なら2週間で症状が改善し、時間のかかる人でも2ヵ月ほどでよくなるといいます。 これまで青木先生の指導した 患者さんの6~7割は、グーパー体操を行うだけでバネ指が治っているそうです。 バネ指は、親指、中指、薬指によく起こりますが、グーパー体操はどの指にも効果が期待できます。 いつ行ってもかまいませんが、入浴時に行うと指の動きがよくなり、より効果的。 症状が軽いうちに行えば早く改善が見込めますし、治療や手術の後に行えば再発予防に役立つでしょう。 腱鞘炎・バネ指の一般的な治療法 保存的療法としては、局所の安静や投薬、腱鞘内へのステロイド注射などがある。 注射は有効で、おおむね3ヵ月以上は無症状なことが多いが、再発することも少なくない。 改善しないときや、再発をくり返す場合は、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開)を行う。 切開するのは腱鞘の一部だけなので、小さな傷で済む。 田中利和(たなか・としかず) 柏Handクリニック院長。 1985年、旭川医科大学卒業後、王子生協病院、亀田総合病院、キッコーマン総合病院を経て、2020年より現職。 日本整形外科学会認定整形外科。 日本手外科学会認定手外科。 (公式サイト) (CiNii) バネ指が改善するストレッチのやり方 指反らし体操の原則は、「曲がる方向とは逆に指を反らせること」。 さらに、関節はさみの動きを加えることで、腱と神経をまとめている腱鞘を緩めることができます。 腱鞘が緩めば、その分だけ、腱と神経への圧が少なくなるので、その結果、痛みが軽減されることになります。 また、田中先生によると、食事療法も有効であることがわかっていているとのこと。 へバーデン結節だけでなく、関節リウマチ以外の指の疾患は、女性ホルモンと深い関連があるといいます。 そのため田中先生は、バネ指や腱鞘炎の患者さんには、イソフラボン(体内に入るとエストロゲンと似た働きをする成分)を多く含む大豆食品をとるよう勧めています。 別記事: バネ指が改善するツボ押し 最後に、手指の痛みを軽減するツボ療法と、使い過ぎている指を休ませるテーピングをご紹介しましょう。 総合医療に詳しい、山口嘉川クリニック院長の田村周先生に教えていただきました。 解説者のプロフィール 田村周(たむら・いたる) 1976年山口県生まれ。 聖マリアンナ医科大学卒。 山口大学医学部総合診療部、長崎医療センター総合診療部、仁徳会周南病院、樹一会山口病院などを経て、山口嘉川クリニック開院。 (公式サイト) 手指の動きをよくする手首押しのやり方 指の障害は原因が使いすぎとわかっていても、指を使わないわけにもいきません。 このため、指の痛みやしびれをごまかし、ごまかし、生活している人が多いでしょう。 そうした症状を改善する方法の一つが、 「手首押し」です。 刺激するツボは、 手首の甲側にあります。 まず、手首にある 陽池(ようち)と 外関(がいかん)という二つのツボを探してください。 陽池は手首の甲側で、手首を反らしたときに現れる太いシワの左右中央です。 そして、陽池から、ひじ方向に指の横幅2本分下がったところが、外関になります。 手首押しは、陽池と外関の間で、押すと気持ちのいいところを刺激します。 手首には、小指側に尺骨神経、親指側にとう骨神経という神経が通っています。 この2つの神経は、指の動きをコントロールしている神経です。 そのため、手首押しをすると、これらの神経を刺激することになり、 手の動きをよくする効果が期待できます。 さらに、 手の血流を改善する効果もあります。 次に、陽池から外関までも同様に、手首からひじの方向に引っ張るようにテーピングします。 つまり、 痛みの出ている指のつけ根から手首に向かって一本、さらに 手首の中央からひじに向かって一本、テープを貼ることになります。 下の写真は、人差し指と親指に痛みがある場合と考えてください。 動かしてみて、症状の出ている指の動きが、ほどよく制限されていると感じられればOKです。 テープは、かぶれなければ一日中貼っていていいでしょう。 田村先生は、腱鞘炎・バネ指の原因となった作業が明らかにわかっている場合、テーピングをしたまま、その作業を行うことを勧めています。 テーピングで患部を休ませたうえで、手首押しを行うと、より効果的です。 ちなみに、田村先生がお住まいの地域では、農作業の草刈りが原因で腱鞘炎を起こすケースがほとんどだそうです。

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産後に指がカクカクするばね指いつまで続く?授乳中の治療は?

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右手の中指と薬指が「ぎごってる」。 昨年暮れごろ、千葉県旭市の藤掛冨美子さん(73)は、夫の勇一さん(74)に違和感を伝えた。 「ぎごる」とは夫妻の出身地、北関東の方言で「ぎくしゃくする」という意味。 引き戸が引っかかって動かない時などに使うという。 2本の指はまさに、伸ばそうとすると指の付け根に引っかかる感じがした。 特に朝起きた時に症状が強かった。 握った状態から2本の指が自力で開けない。 左手で引っ張って伸ばすが、その瞬間、指がはじける感じもした。 定期的に通っていた地元の医療機関で、千葉大学病院から来ている整形外科医、山崎厚郎さんに「ばね指です」と言われた。 腱鞘 ( けんしょう ) 炎の一種だという。 指を動かす腱は、指や手のひらの関節付近で腱鞘というトンネル状の組織の中を通っている。 その腱と腱鞘がこすれて炎症が起こると腫れや痛みが出る。 腱や腱鞘の腫れが強まると引っかかり感が強くなる。 手指の使いすぎも影響するが、妊娠中や中高年の女性に多く、ホルモンバランスの変化に伴うむくみも影響すると考えられている。 糖尿病患者にも多い。 治療は、炎症を鎮める注射をしたり、安静にして回復を待ったりすることが多いが、比較的痛みが軽かった藤掛さんに対し、山崎さんは「簡単な体操をしてみませんか」と提案した。

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ばね指とは 指の屈曲は、屈筋腱が筋肉の収縮力を関節に伝えることによって行われています。 屈筋腱は指の付け根(MP関節部)から指先まで、腱鞘というトンネルの中を滑膜組織に包まれ滑らかに動いています。 腱鞘は、指を曲げた時に屈筋腱が骨から浮き上がってしまうのを防ぎ、力を有効に伝える滑車(プーリー)の役割を担っています。 ばね指とは、この屈筋腱の通過障害です。 まず、滑膜が炎症を生じ腫れてしまい、屈筋腱が腱鞘の中を滑走しにくなると、指の動きが制限され、痛みも生じます。 さらには、MP関節部にある腱鞘の入り口(A1プーリー)が狭くなると、屈筋腱の太い部分がそこを通過しにくく引っ掛かるため、ばね現象が起こります。 ばね指の症状 男女ともに起こり、更年期・妊娠中・授乳中の女性に多くみられます。 両手のどの手指にも起こりますが、母指(親指)・中指・環指(薬指)に多くみられます。 症状は朝方に強い傾向があります。 初期症状としては、指を曲げようとする時、MP関節のひら側やPIP関節の甲側に痛みが生じます。 また、伸ばすことも充分に出来なくなります。 指を伸ばそうとする時に引っ掛かっかるばね現象は、痛みを伴う場合と伴わない場合があります。 悪化すると曲がったまま全く伸ばせなくなったり、伸びきったまま曲がらなくなることもあります(catching現象)。 また、経過が長いと、隣の指が影響を受けて動きにくくなってしまうこともあります。 ばね指の治療 固定などしてしまい動かさないでいると、関節の拘縮を来すことがあるので、積極的に治療をするべきです。 痛みが強く、ばね現象がない、または軽い場合は、炎症を抑える効果の強いステロイド剤を腱鞘内に注射します。 水溶性ステロイドは殆ど効果が無いので、脂溶性ステロイドを極微量用います。 ばね現象が強い場合は、腱の通過障害を解消しなければなりません。 方法としては二つあります。 まずは腱鞘の入り口(A1プーリー)を広げるようなリハビリを行います。 この方法で良くならない場合、残る方法は手術です。 皮膚を切らずにに針の先でA1プーリーを切開する方法は、抜糸の必要が無く、術後2日を過ぎれば手が洗えるようになります。 関節の拘縮を来していたり、腱の滑走障害が著しいと、A1プーリーの切開に加え、腱鞘滑膜切除などの処置が必要になることがあります。 手術をするしないに関わらず、固くなってしまった関節や腱の動きを改善するには、リハビリテーションが重要です。

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