イス の 偉大 なる 種族。 【クトゥルフ神話TRPG】イスの偉大なる種族【まとめ】

#クトゥルフ神話TRPG #CoCシナリオ 【cocシナリオ】真実と偽りと殺し合い

イス の 偉大 なる 種族

無原罪の罪「シナリオ背景」 このページは、シナリオ本文では明らかにされない事件の背景説明です。 この項でしか言及されていないシナリオの背景設定があるので、キーパーはシナリオを読み進めるまえに必ずこのページを先に読んでおいてください。 なお、このシナリオでは「イスの偉大なる種族」と「ハイパーボリア」について、クトゥルフ神話の定説から外れた独自の解釈をしている部分がありますの で、ご注意ください。 このシナリオに起きる事件の発端は、約一億年から七千万年ほど昔の地球で起きました。 この時代、地球には「イスの偉大なる種族(以降、イス人)」や「古のもの」「ユゴスよりのもの」など、奇妙な独立種族が活動していました。 やがて、イス人は彼ら独自の技術である精神の時間旅行によって、自らの精神を地球のずっと未来(現在よりも遙か未来)に送ることによって大規模な時を超えた 移住を行ないます。 その後、イス人の知能を失ってしまった生物は、かって戦いを挑み海底洞窟に閉じ込めた「盲目のもの」と呼ばれるパワフルな生命体によって滅 ぼされてしまいます。 イス人たちは鎮圧していた「盲目のもの」が勢力を増すことをいち早く察知して、この時代から脱出したのかもしれません。 ですが、未来への移住には自分たちの肉体となる生物を用意しておく必要があります。 イス人はこの移住に際し、「盲目のもの」という天敵に滅ぼされそうになったという今回の失敗を教訓にし、未来において自分の肉体となるのに最も相応しい生物 を用意しておくことを考えました。 ですが、弱肉強食による地球の生態系に組み込まれた地球産の生物では(はるか未来において、この生態系はイス人が繁栄していた一億年前よりも強固で完成され たものとなっていることが想像できます)、すでに脅威となる天敵がいる可能性が高く、第二の「盲目のもの」をつくることになるかもしれません。 かと言って、天敵のいない生態系の頂点に立つような生物では絶対数が少ないのでイス人すべてが移住する対象として適当ではないのです。 余談ですが、ここでは地球産の生命ではない「盲目のもの」を、円錐形の生物(イス人が地球で最初に移った生物です)の天敵として地球の生態系に組み込まれた 存在としています。 これはイス人が円錐形の生物に移る二億年も前から、「盲目のもの」が円錐形の生物を餌にし続けていたことから、すでに天敵として地球全体の 生態系に「盲目のもの」が組み込まれていたとも考えられるからです(何年続けば生態系として確立されたことになるのかは曖昧なものです)。 イス人が望むような、天敵がいなく、その個体数も多く、さらに強靱な肉体を持っているなどという矛盾した生物など、この地球には存在しません。 イソギンチャ クやヒトデの仲間には、かなりイス人の理想に近い種もいましたが、自然災害にも耐えうる強靭さという条件を考えるとどれも不適当でした。 こうして考えてみると、地球にやってきたときに選んだ円錐形の生物は強靭で優れた生物だったということがわかります。 ただ、「盲目のもの」が餌として常食し ているという最大の問題がありましたが…… しかし、イス人は独自の超科学と未来を知る力によって、ひとつの恐るべき結論を導き出しました。 地底世界ン・カイに在る外なる神アブホースに目をつけたのです。 アブホースは不浄の源ではありますが、無限に落し子を産み続ける生命の源でもあるのです。 そして、あの強大な神から直接に生み出された生命はイス人の希望に そうような強靭な生物となることでしょう。 無限の繁殖を続けるアブホースの性質を強く受け継ぎ、進化という洗礼を受けずに生態系へ突然発生した存在である落とし子ならば、繁殖力、強靭さ、天敵の有無 において自分たちの理想通りの生物となるはずであるとしたのです。 こうして移住先の生物をアブホースの落とし子と決定したイス人ですが、実際に計画を実行するのには大きな問題がありました。 それは、地底世界ン・カイが非常に危険な世界であることです。 魔術を知的な規律の妨げと考えているイス人では、そのン・カイへ赴きアブホースから生命の種を採取して未来へ伝えることは不可能でした。 そこでイス人は地球の歴史上、最も魔術が発達したハイパーボリア時代に目を向けました。 この時代に繁栄していた人類という種族が他の独立種族に比べて利用し やすい生物たちでもあったのも、その理由の一つです。 イス人はハイパーボリア人を利用して、ン・カイから自分たちの肉体となるべき生命の種を未来へ伝えさせようとします。 ン・カイへ挑むのにはハイパーボリア人の中でも、ン・カイに住むグレート・オールド・ワンであるツァトゥグアに敵対しており、魔術にも精通しているイホウン デー神官が相応しいと考えました。 そして精神接触を神託という形にして、彼らをン・カイへ導きます。 ここで少し、ハイパーボリアの歴史を説明します。 グリーンランドにあったハイパーボリアに最初に文明を築いたのは全身を毛に覆われた人類でした。 彼らは300万年前〜170万年前に繁栄し、そして衰退して いった種族です。 ここでいうハイパーボリアの文明や人類は、それ以後に繁栄したもっと現代人によく似た人類のことを指しています。 この人類はハイパーボリアの前人類が衰退した頃より、現代から約1万年前まで文明を維持していました。 彼らは様々な災害によってハイパーボリアを追われ、ムー大陸やアトランティスといった場所にその高度な文明を受け継ぎましたが、一説によると1万1542年 前にアトランティスが海に没したのを最後に、その幕を閉じたことになっています。 イス人はハイパーボリア時代の最終末期、アトランティスに栄えていたハイパーボリア人に、その地が海中に没するという歴史的事実を神託として伝えました。 その内容は「ハイパーボリアはやがて滅びる。 地底世界ン・カイを通り、未来の希望である罪に汚れていない魂を救いだして後、新天地へ逃れよ」というもので す。 さて、ここでイス人が「罪」という言葉を選んだのにはわけがあります。 精神を未来へ送ることで肉体を交換し、時を超えて永遠に存在し続けるイス人は、進化や自然淘汰という生物の基本法則から外れた存在です。 彼らは進歩こそはし ますが(事実、彼らの学究心は非常に旺盛なものです)、進化はしない生物なのです。 そんな彼らにとって、進化や自然淘汰というものは、イス人の存在自体を否定した概念であり嫌悪すべきものだったようです。 これは我々にとって野生動物の弱肉 強食社会が野蛮に感じられるのと似たものと言えるでしょう。 つまり、進化や淘汰によって生態系に組み込まれた生物はイス人にとっては嫌悪すべき(我々の感覚では野蛮な)存在、つまりは罪に汚れた存在だというわけで す。 なお、ここでの罪とは人間社会の定義とは異なり、生物として許せない行為であるが故の罪と定義しています。 当然、自然界に普通に発生した地球の生物はイス人にとっては罪に汚れた生物であり、原罪を背負った生物となってしまいます。 ですが、自然界とは別の経路で発 生したアブホースの落とし子は、進化という罪に汚れていない無原罪の存在といえるわけです。 うがった考え方をすれば、ハイパーボリア以後に栄える人類文明で幅広く信仰されるキリスト教義にある原罪という思想に、自分たちの観念と移住計画を重ねあわ せたイス人ならではの皮肉だったのかもしれません。 このあたりにはニャルラトテップの皮肉的な性格に類似したところが見られますが、あらゆる時空に存在するニャルラトテップと、時を移動することのできるイス 人に性格の一致があるというのは、時間という概念に縛られないという点で二つが共通しているからなのでしょう。 このイス人の神託は数千年に渡って続けられ、そのたびにイホウンデー神官の集団が地底世界ン・カイへ挑戦しました。 ですが、アブホースから生命の種を盗みとり、元の世界へ繋がる出口を探しだすことは、たとえイホウンデー神官であっても困難な仕事です。 この遠大なイス人の計画によって、膨大な人数のイホウンデー神官が犠牲となりましたが、それでも数千年の間には何十組かのイホウンデー神官は見事アブホース 生命の種を携えてン・カイを脱出し、世界各国へと散らばっていきました。 まだ原始的な文明しかもっていなかった人類に、高度な知性と魔術をもったハイパーボリア人は多くの影響を与え多くの伝説の元となりました。 イス人からの神託はハイパーボリア人の口から原始人類へと語られ、それはイホウンデー以外の様々な空想上の神々を生み出すことになります。 また、ハイパーボリアを衰退させた要因の一つである「生ける氷河」や、海中に沈んでいったムー大陸やアトランティスの滅亡は世界各地に伝わる洪水伝説とな り、アブホースから盗みとった生命の種は、神が造り出した無原罪の魂や、ノアの箱船に乗せた動物たち、といった神話のもとなりました。 特に無限に生命を生み出すアブホースへの印象は強かったようで、世界の創世神話に見られる原初の混沌の海と元となりました。 そのようなイホウンデー神官の中には、原始日本へやってきたものもいました。 彼らは、グレート・オールド・ワンに対抗する手段として強力な「古き印」を三つ持ってン・カイへ挑みました。 なんとかアブホースに接触し、イス人の言う汚れない魂を長い槍の先でアブホースから拾い上げます。 それはアブホースの落し子の亜種でしたが、イス人から伝え られた技術によってサナギのような状態で保存されることになります。 そのサナギは遙か時を越え、繁殖に相応しい世界へ変わったときに孵化するよう仕組まれました。 ですが、何の気紛れからかアブホースはイホウンデー神官に興味を持ち、喰らおうと追いかけます。 普段はアブホースによって喰らわれている無数の落し子たち は、アブホースの注意がイホウンデー神官に向かったため、生みの親の牙から逃れるチャンスを得ます。 アブホースの鎮座する場所からの逃げ路は一本しかなかったため、逃げる落とし子はイホウンデー神官の後を追うような形になりました。 イホウンデー神官から見れば、これはアブホースが怒って、無数の怪物を引き連れて追いかけてきているように見えたことでしょう。 イホウンデー神官は、三つの「古き印」を次々に投げつけることでアブホースを怯ませ、命からがら逃げ延びることができました。 地下世界ン・カイから脱出して、彼らがたどりついたのは縄文時代早期の古代日本でした。 高い知能と魔術の力を持った彼らは、縄文人に神として崇められ、その土地に解け込みました。 彼らの体験談は伝説として残り、後に編纂された古事記へ強い影響 を与えることになります。 槍で拾い上げられた生命の種はヒルコと名を変えて、ン・カイは黄泉の国、アブホースや落し子たちは、豫母都志許女(よもつしこめ)や千五百(ちいほ)の黄泉 軍となって、現代にも伝えられてきました。 イホウンデー神官は生命の種を守る使命をまっとうするため、なるべく他のものとは接触せずに、一族の優秀な血と生命の種(この一族の間ではヒルコと呼ばれる ようになりました)を守り続けることにしました。 日本での彼らは野中という性を名乗り、九州の伊万里の山中で野中一族として細々と生き続けました。 彼ら独自の倫理観は古い日本において異質なものでした。 彼らは、当時の世襲による強い身分階級制などには従わなかったからです。 これは、その時代の日本社会 においては反社会的な思想でしたが、野中一族の神秘性がゆえに長らく見逃されてきていました。 ですが、時代が進み十六世紀に入ると、その神秘性も効力を無くすようになってしまいます。 その原因はキリシタンの流行です。 キリシタンの教義である平等精神や聖書の内容は、野中一族に伝わる伝説や一族の倫理観に良く似ていました(聖書の原型となった伝説もイホウンデー神官の影響 を受けていたとするならば、そのことは当然の話です)。 よって、当時の幕府は野中一族も隠れキリシタンの一族であると判断したのです。 当時の野中一族は、伊万里の稲穂村というところで強い影響力を持つ庄屋のような存在でした。 ただでさえ稲穂村のある九州地方はキリシタン勢力の強かった地域であったため、彼らは土地に伝わる伝説(元もとは、イホウンデー神官から伝えられたものです が、当時では誰も知るものはいません)と聖書を融合させた独自の口伝聖典を持つようになり、隠れキリシタンとして信仰を続けていました。 ですから幕府が稲穂村に目をつけたのも、さほど的外れだったと言うわけではなかったのです。 ただ、その中心が、野中一族であるということだけは大きな間違い でした。 野中一族はヒルコと血筋を守ること以外に興味はなく、もちろんキリスト的思想を伝道するようなことしてませんでした。 野中家は幕府の追究が始まると、すぐに身の潔白を明かすため幕府の言うなりとなりました。 有名な踏み絵などには従順に従い、村のキリシタン捜しにも協力しま す。 村人たちは自分たちを平等に扱ってくれた野中一族もキリシタンであると勝手に信じていたので、野中家は保身のために改宗したと勘違いし強い怒りを感じるよう になります。 それでも、このことが原因で幕府と繋がりを持った野中家は江戸時代末期になると大いに栄えます。 ただ、村人を売ったという過去の事件は稲穂村において野中家と村民に深い禍根をつくることになり、それは根強くも現代にまで伝わっています。 さて、時代は流れて、やっと現代となります。 野中家は、現代にまでその血筋を存続させることができました。 そして、ヒルコも守り続けられていたのです。 野中の一族はハイパーボリアの高度な医学知識による外科手術で、一族の長子の体内にヒルコを埋め込むことによってヒルコを守り続けました。 現在、野中家でヒルコを体内に隠し持つのは野中英男という男です。 しかしながら、戦後日本は核家族化の強まりにより「一族」という古い観念は急速に廃れていました。 野中家もその例外ではなく、家を継ぐべき野中英男も「一 族」と村を捨てて、今では都会で普通人として生活をするようになっていたのです。 しかし、そんな野中家に伝わる秘密に興味を持った男がいました。 その名は美川満男。 かつてはマイナーな考古学者でしたが、偶然に手に入れた「エイボンの書」によってハイパーボリアの存在を知り、その調査を進めるうちに自らツァトゥグア信者 となってしまった危険な狂人です。 彼はツァトゥグアと接触する祭具である「ツァトゥグアの雛」を使用することによって神への貢ぎものをさざげてきました。 そして、その見返りとして、美川には 人間の限界に近い能力を与えられ、様々な禁断の知識と自由に行使できる怪物を授かってきたのです。 こうして狡猾にも美川は、自分の狂った本性を隠しつつ、日本でツァトゥグアへの信仰を秘かに続けていたのです。 ですが、最近になってツァトゥグアは美川に一つの夢を見せるようになりました。 それはイス人によってハイパーボリアを脱出するイホウンデー神官の姿でし た。 「エイボンの書」によってイホウンデー神官とツァトゥグア神官は対立していたことを知っていた美川は、この夢こそは自分に課せられた使命を暗示するものだと判 断します。 どん欲な神は、常に生け贄を欲しています。 その生け贄の望みとして、この夢を見せたに違いないと…… 美川は夢の中にある手がかりから、精力的な調査を進めて、このイホウンデー神官の子孫が野中家として現代日本にも続いていることを突き止めました。 しかも、 野中家を調べてみれば、その一族は謎に包まれ、イホウンデー神官としての資質を強く受け継いでいるようだということがわかったのです。 ですが、ここで美川は生け贄として何が相応しいのかに悩みます。 ツァトゥグアの望むのは神官の子孫の血肉なのでしょうか、それとも神官が大事に守っていた生命の種なのでしょうか。 神ならぬ美川に、その判断をつけることは できませんでした。 美川は危険を覚悟で野中英男や、野中の血筋である荒井嘉次という者たちと接触をしますが、彼らは一族に伝わる伝説のことなど知らぬと惚けるばかりで、生け贄 の手掛かりになるようなことを聞き出すことはできませんでした。 そこで自分の調査記録である稲穂村に伝わる口伝聖典をまとめた本を贈与したり、「エイボンの書」の研究ノートを送りつけたりなどして、野中家の秘密を握って いることを示し、野中英男たちが言い逃れのできないように追い詰めていきます。 倒錯した美川は、このように相手を追い詰めることを楽しんでもいたのです。 野中英男は、そのように送り付けられてくる資料を読みました。 一部は自分が幼いときに伝えられてきた話と共通するものであり、一部は自分にも知らない狂気に 満ちた世界の真実でもありました。 ですが、精神的に追い詰めようとした美川の策はまったくの逆効果となりました。 野中英男が隠された真実を知って、一族の使命を再認識してしまったからです。 野中英男を手強いと感じた美川は、比較的たやすい相手である荒井から情報を引き出そうとしますが、荒井嘉次は何も知らない単なる俗物で役には立ちませんでし た。 自分の秘密を知られてしまい、荒井を放っておくことに身の危険を感じはじめた美川は、ツァトゥグアから授かった怪物を使って荒井を殺害します。 しかし、荒井の口封じには成功しましたが、もし野中英男が荒井が死んだことを知れば、自分のことが真っ先に疑われるだろう事は必至です。 そうなれば、すべて は水の泡です。 逆に追い詰められつつある美川は直接野中英男の家を訪ね、野中一族の秘密、とくにヒルコの秘密を強硬な態度で聞き出そうとします。 ですが、争いとなってしま い美川はツァトゥグアから教えられた呪文によって野中英男まで殺害してしまいます。 これで、自分の秘密を知る者はいなくなりましたが、野中の秘密を探り出すことも難しくなってしまいました。 しかたなく美川はヒルコのことは諦め、イホウンデー神官の一族を生け贄にすることを決意します。 そして、野中英男の一人娘である野中祥子を生け贄として選 び、いよいよ計画を実行させようとします。 野中祥子は英男の残した不思議な遺言書に疑問を持ち、探索者に相談を持ちかけます。 このことから探索者はこの事件に隠された謎を暴き、美川の陰謀を阻止するために活動することになるのです。

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イースの大いなる種族

イス の 偉大 なる 種族

概要 [編集 ] イース(Yith)と呼ばれる滅亡しつつある銀河の彼方から6億年前の地球に到来した、実体を持たない精神生命体。 時間の秘密を極めた唯一の種族であるため、畏敬の念を込めて、 大いなる種族と呼ばれている。 以下の情報は、彼らによる精神交換を経験したのナサニエル・ウィンゲイト・ピースリー教授が学会誌「アフリカ心理学協会紀要」に寄稿した記録を主にしている。 投影による精神交換 [編集 ] 別の生命体と精神を交換する能力をもち、種族の生命保存と知識の収集に活用している。 精神を投影できる範囲は非常に広範で、時空を超えて別の銀河系や何億年もの未来や過去へ投影することもできる。 様々な時代や場所の知識を得るため、そこに住む知的生命体の中で最もふさわしい相手と一時的な精神交換をおこなう。 大いなる種族が新たな環境で調査活動をおこなう一方、精神交換を強制された相手ははるか未来、または過去に位置する大いなる種族の体に閉じ込められ、研究対象として情報・知識の提供を求められる。 なお、彼らが知識を記録するために使用しているのはと()である。 一連の調査が終わると、彼らは再び精神を転移して、お互いを元の身体に戻す。 その際、相手が大いなる種族の下で得た記憶は抹消されるが、まれに記憶が断片的に残ったり、夢に現れたりすることがある。 その場合、同じ時代に転移している同胞たちにより、隠蔽工作がなされる。 また、大いなる種族の知識を信奉する集団や異端宗派が、その知識と引き換えに彼らの活動を支援することもある。 彼らの科学技術や産業は極めて高度に発展しており、労働に時間を割く必要はほとんどなく、もっぱら知的・芸術活動に時間を費やしている。 彼らにとり、芸術は極めて重要な位置を占める。 肉体の寿命が尽きかけた個体が、死を免れるために精神交換をおこなう場合もあるが、そういったことは非常にまれである。 しかし、種族全体に避けられない脅威が迫った場合は、一斉に精神交換をおこない、他の場所や時代に棲む知的生命体の肉体へと移ることによって破滅を逃れる。 6億年前にに生息していた巨大な円錘体生物(後述)と精神を交換して地球に来訪した。 そして先住種族であった浮遊するポリプ状の生物、「」(flying polyp)を駆逐、地下へ封じ込めることに成功し、地球の支配者になった。 やがて未来から得た知識により、盲目のものたちが再び地上へ侵攻することを知った彼らは、そのときが訪れる直前、現人類の次に栄えることになる「強壮な甲虫類」の肉体に転移し、逃亡する。 その後、地球の終焉が近づくとさらに、の球根状植物に宿ることになるという。 外見 [編集 ] 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。 精神生命体である「大いなる種族」の本来の姿は不明であるが、彼等が初出したの『時間からの影』(超時間の影、)に取り上げられている、6億年前から1万年前までの地球で彼らが使っていた肉体について説明する。 胴体は底部の直径が約3m、高さが約3mので、虹色の鱗に覆われている。 底部は弾力性のある灰白色物質で縁取られており、ある種の軟体動物のように這って移動するのに用いられる。 円錐形の頂部から伸縮自在の太い円筒状器官が4本生え、2本は先端にハサミを備え、重量物の運搬および擦りあわせての会話に使われる。 1本は先端に赤いラッパ型の摂取口が4つあり、最後の1本には頭部がついている。 頭部は黄色っぽい歪な球体で、円周上に大きな眼が3つ並び、上部からは花に似た聴覚器官を備える灰白色の細い肉茎が4本、下部からは細かい作業に使われる緑色がかった触手が8本、垂れ下がっている。 彼らは半ば植物的な生命体で、水中で成長するでをおこなう。 登場作品 [編集 ] 小説 [編集 ]• ハワード・フィリップス・ラヴクラフト『時間からの影』 - 『ラヴクラフト全集 3』(創元推理文庫)所収、他 漫画 [編集 ]• 『時を超える影 ラヴクラフト傑作集』(コミックビーム、ビームコミックス. 全2巻) 外部リンク [編集 ]• - (The Creative CAT訳).

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クトゥルフ神話の生き物でカブトムシに似ているものはいますか?

イス の 偉大 なる 種族

【宣伝】 拙作「邪神任侠」がノベルゼロ様から出版されました。 ヤクザが邪神と戦うノワールな作品です。 当講座で特集・解説もしておりますので、ぜひお読み下さい。 とはいえ、この講座を読みに来ている人ならきっともう読んでくれていると思いますが、仮に読んでなかった場合でも書籍版だけ買っておいて下さい。 印税はこちらの口座もとい講座を充実させる為の取材費に回りますので、その為の簡単な初期投資ということで。 土曜日ですね。 最近、クトゥルフの古典と鈴森君をしっかり読みなおしているところなのですが、めっちゃMPとかPOWとかSANとか削れていきそうになりますね。 特にラブクラフト御大の作品はひたすら読みづらくて、それだけで疲労が溜まっていきます。 それでも読むのはきっと面白いからなんでしょうね。 鈴森君の場合がスゥ~っと染みてありがたい……。 その点、ブライアン・ラムレイ氏のタイタス・クロウサーガの短編集は読みやすくて面白くてありがたい……。 続・黒の召喚者とかは思わず身震いしちゃいました。 ブライアン・ラムレイ氏は世間が吸血鬼や超能力、DNAの怪物といった存在について騒ぎ立てていた期間も、当時としては古臭くなりつつあったクトゥルフ神話に自分なりのアレンジを加えて神々の灯火を絶やさぬよう戦い続けた古強者でもあります。 願わくば彼のように粛々と書き続けることで、私も久遠に続く神話の世界の一頁となりたいものです。 あ、ちなみにタイタス・クロウサーガ最新刊「ボレアの妖月」が出版されたそうなので皆さん買ってください。 私もお金と時間の都合つき次第急いで読みます。 さて今回はイスの偉大なる種族を取り上げます。 こやつらも独立した種族なのですが、何せ時間を自由に旅行できるという特質が有るので様々な物語で便利に使えます。 タイタス・クロウサーガの「タイタス・クロウの帰還」でも出てきますよ。 という訳で早速イスの偉大なる種族について知識を深めちゃいましょう! 【概要~時をかける 神話生物 ( イース )~】 イスの偉大なる種族、あるいはイースの大いなる種族は非常に高度な文明を築き上げております。 彼等は人間など及ぶべくもない超技術により、時間旅行の秘法を発見し、それを利用してまた自らの文明を進歩させているのです。 非常に勤勉ですね。 時間旅行と聞いてピンと来たそこのあなた。 良いセンスです。 そうですよ、クトゥルフ神話の世界で時間旅行なんてしようものならあの青くてネトネトした「ティンダロスの猟犬」に襲われてしまうんじゃないかと心配になるのは当たり前です。 ところがどっこいこの偉大な種族は完璧に奴らの目を誤魔化します。 何故彼等がティンダロスの猟犬を誤魔化すことができるのかは分かっていませんが、理由の一つとして彼等の時間旅行のスタイルが非常に特殊であることが挙げられると思います。 彼等は時間旅行の際、自らの身体はそのままに、精神だけを別の知的生命体の肉体に送り込むのです。 これは彼等が精神生命体だからこそできた技術・発想なのでしょう。 これによりタイムパラドックスの発生も軽減されますし、何より質量保存の法則に反することはまず有りません。 勿論これだけでティンダロスの猟犬による追跡をかわしている訳ではないでしょう。 何せ水晶球で過去を覗き見ただけの男さえ、ティンダロスの猟犬には殺されてしまうのですから。 ただ、この特殊な時間移動ならばあくまで外側は「その時代の知的生命体」な訳ですし、移動そのものはすぐに終わります。 水晶球を覗くように、自分の精神だけを現在から過去にまたがる形で拡張している訳ではないので、比較的見つかりづらくはなっていると思われます。 【概要~大いなる種族、その優雅なる生活~】 イスの偉大なる種族は非常に発達した文明(核とか電気銃とか)を持っており、日々の糧を得る為の労働は殆どしなくて良いことになっています。 代わりに各種の知識を得る為の研究ですとか、芸術に関しての探求を行っているようです。 入れ替わる知的生命体は多くの場合、その種族の知的階級の個体が選ばれます。 彼等は自らの肉体と引き換えにイスの大いなる種族の肉体を得て、彼等の星で一時的に暮らすことになります。 クトゥルフ神話TRPGサプリ「比叡山炎上」では織田信長も精神交換をされていたという説が有ります。 その間に何か苦役や拷問をされる訳でもなく、逆に大図書館で自由に知的活動を行うことが許されています。 また、彼等が元居た世界について本を書くことをしばしば依頼されるそうです。 協力的な場合は街への外出許可も与えられ、そこそこ悪くない待遇が待っているそうです。 こういう話を聞くと「一次選考オチばっかりの俺が異星人に誘拐された先でベストセラー作家になってウハウハな件」とか書きたくなりますね。 皆さんどうか使わないでおいてください。 なにせ虹色の円錐体の頂部から四本のホースが伸びており、それがそれぞれ頭・鉤爪・移動用の尻尾みたいな器官となっている異形です。 頭なんか目が三つで花みたいなものもくっついている奇妙な外見です。 とてもじゃないですがヒロイン力不足です。 まあぶっちゃけると「主人公が異星人の肉体に押し込められたことで、脳の構造や認識能力が変化して、イスの偉大なる種族も美少女に見える」とかやれば大丈夫だと思いますよ。 手塚治虫の火の鳥ですとか、ニトロプラスの沙耶の唄みたいな感じですね。 ところで沙耶の唄リスペクトで書いてみた「幸福の邪神様」読んで下さい。 お願いします。 個人的にはトルタに出した同時多発失恋玉突き事故小説である「失恋童話」と双璧で気に入っているんですよ。 こっちは純愛です。 さて、先ほど 現 在 の 外 見と申し上げました。 そう、イスの偉大なる種族は精神交換によって寄り代とする種族を次々変えていきます。 我々人間を精神交換の対象として選んでいる時代のイスの偉大なる種族が先ほど申し上げた外見であるというだけの話なのです。 では今まで、そしてこれから、イスの偉大なる種族はどのような姿をとっていくのでしょうか? 彼等の歴史はイスと呼ばれる世界から始まります。 故にイスの偉大なる種族という訳です。 この歴史以前にも彼等は存在していた筈なのですが、その辺りの記述は何故か残っていません。 彼等は元々イスに居た両生類的な生物の身体を乗っ取ります。 この身体を利用して自らの精神を維持する装置を作り、この地にて最初の繁栄を謳歌します。 ところがこの繁栄も終わりを迎えます。 このイスの世界に未曾有の大災害が起きるのです。 この災害によってイスの偉大なる種族は慌てて地球へと自らの精神を飛ばします。 そこで現在よく知られるイスの偉大なる種族としての姿を得る訳です。 地球にやってきた当初、彼等の敵は「飛行するポリプ(盲目のもの)」と呼ばれる凶暴な種族でした。 彼等を狩る武器として有名なイスの電気銃が開発されたと聞きます。 透明になったり風を起こしたり常に飛行して頭上をとるポリプに対して電気銃はどのように有効だったのでしょうか。 実体を持たない電気弾が、風を起こしたり空を飛んだりする敵に良く効いたのかもしれません。 ともかく彼等は飛行するポリプを封じ込め、再び文明を築きあげるのです。 我々地球人類が精神交換される先は大体この文明です。 こうして再度繁栄した偉大なる種族ですが、彼等は飛行するポリプによる逆襲を受けて滅びることも決定づけられています。 そこで、彼等は更に未来へと精神を飛ばし、その先に居る甲虫のような群体生物に成り代わる予定です。 更に地球が滅びる時は水星の球根状生命体に精神を移して乗り切るのだとか。 【概要~イスは何故滅びたか~】 さて、ここからは個人的な推測です。 そもそも何故イスは滅びたのでしょうか。 そしてこれだけの知識を持ちながら、何故魔術には手を出さないのでしょうか。 クトゥルフ神話TRPGにおいて、イスの偉大なる種族には二種類が存在します。 すなわち先ほど述べた一般的なイスの偉大なる種族、そして甲虫のような群体生物としてのイスの偉大なる種族です。 TRPGのルルブによれば前者は魔術をめったに学ぶことがなく、後者に至っては知的な規律を乱すものと考えています。 過去、地球をクトゥルフやミ=ゴと分割統治していたことからすると、魔術の知識は有ったにも関わらず、それらを積極的に使わなかったことは明らかです。 私はその原因が最初のイスの世界の崩壊に関わっていると考えています。 クトゥルフ神話における奉仕種族の多くは蛙のような両生類的外見をとっており、イスの世界におけるイスの偉大なる種族の寄り代となった種族が元々魔術に長けていた奉仕種族の一つだった可能性は有ります。 その種族の知識を生かして魔術的な儀式を行ったところ、旧支配者なり外なる神を招いてしまい、旧神による歴史干渉が発生、イスの偉大なる種族は今までの歴史を失ったと考えるとロマンが有りますよね。 なお旧神による歴史干渉はシアエガの覚醒時にも発生しております。 魔術を習っている極小数のイスの偉大なる種族は、この時の生き残りかこの時の生き残りから魔術を習ったものかもしれません。 また、魔術的な災害で呼び起こされる神は彼等が生きる時間そのものを消し去りかねません。 狂信者による神の招来はイスの偉大なる種族にとっても迷惑なのです。 そこで彼等が探索者に協力することもしばしばありうることでしょう。 探索者達に協力的なNPCとして出すにはもってこいの種族です。 ただし、種族の中でも魔術を知っているものは居ます。 なのでイス内部の狂信者というキャラを出して、PCには正気を保ったイスの偉大なる種族と奇妙な共闘を演じてもらうのも一興かもしれません。 この仮説についてはご自由にお使い下さい。 できればついでに宣伝して、面白かったらポイント入れてくれるように言って下さい。 お願いします。 【最後に】 という訳でリクエスト頂いたイスの偉大なる種族でした。 リクエスト本当にありがとうございます。 なにせ設定の多い種族なものですから考察や記述の甲斐が有って、本当に書いていて楽しい回となりました。 それにしてもこの電気銃がロマンに溢れてて楽しすぎる。 クトゥグアのところで紹介した炎の剣とこの電気銃で武装したサイボーグ邪神ハンターに暴れてもらう話とかやりたいですね。 ロボットバトルの世界に出てきてしまうと世界観がブレるので、これもA Big Cの方でやらせていただきましょうかね。 コンテストに出す方は三万文字中編で始まりの物語となりますが、別のエピソードを別作品として中編で出すくらいはきっとセーフですし。 クトゥルフ神話の世界を楽しんでもらう為に始めたこのエッセイですが、最近は皆様に楽しんでもらえているようで何よりです。 もっともっと楽しんでもらう為に今後も頑張っていきたいと思います。 それでは、次回までに闇からの囁きにくれぐれも耳を傾けぬように。

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