ワーファリン。 ワーファリン®錠とフロリード®ゲルの併用禁忌~インシデント事例も交えて~

ワーファリン(ワルファリン)は青汁と併用禁忌

ワーファリン

ワーファリンは、ビタミンKの代謝を阻害することで、血液の凝固因子の産生を抑制し、血栓形成を防ぐ薬(抗凝固薬)です。 それと同時に、けがや手術などによる出血があると、なかなか出血が止まらなくなります。 抜歯をするときも当然出血をしますので、一昔前は、5日間ぐらいワーファリンの休薬をして、血液が止まりやすいようにしてから抜歯などの外科処置をしていた時代もありました。 ただ、休薬することで血栓ができたりする危険もあるので、最近は、処方医の先生と連携し、基本的に休薬しないで抜歯をするようにしています。 幸い、口腔内は、直視、直達しやすい部位なので、休薬しないでも何とかなるようです。 通常ワーファリンを服用している方は、血液検査をしてTT(トロンボテスト)、PT-INRなどの数値で、ワーファリンのがどのくらい効いているか調べていると思います。 ただ、数値とは別に炎症が充分取れていないのに抜歯などをすると、本当に止血しにくいと思います。 施設によっては、INRが4.0でも大丈夫というところもありますが、事前に充分お膳立てができてのことだと思います。 また、ワーファリンを服用している方は、術前に抗生物質、術後は、それに加えて鎮痛剤などを処方します。 これらの薬は、必要なものですが、ワーファリンの作用を増強してしまいますので、充分な監視、処方医の先生との連携が必要かと思います。 ワーファリンなどとは違う薬なのですが、 バファリン81(ワーファリンと間違えやすい名前)、バイアスピリン、パナルジン、プレタール、ベルサンチン、アンギナール、ドルナー、プロサイリンなどの 抗血小板薬の場合は、通常の止血処置(圧迫、縫合によるもの)で充分対応できます。 ワーファリンを服用している方は、特に歯周炎や虫歯などにならないように定期的に検診をして清潔な口腔内を保つようにしましょう。 また、抜歯などをしなくとも、歯周病菌などは、全身に血行を介してあちこちに感染する可能性があるので、注意が必要です。

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ワーファリンの服薬指導で使える最高の指導せん5つ

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効果・効能 [ ] の治療および予防に用いられる。 に対する機械弁を用いた後やが原因となる予防、あるいはによる肺塞栓症予防のために、またでの予防のためにしばしば処方される(抗リン脂質抗体症候群での投与については副作用・禁忌の節を参照)。 現在では世界的にのINR値を用いることが各ガイドラインで推奨されている。 服用から効果発現までに12-24時間かかり 、さらにプロトロンビン時間[PT]あるいはトロンボテスト[TT]によるINR値が安定するには3-4日は必要である。 このため脳塞栓症や肺塞栓症の急性期、あるいはで緊急に凝固系の抑制を必要とする際には効果が期待できない。 このような場合にはをする。 ただし脳塞栓症などで早期離床を目的としたり慢性期治療に早めに移行したいときに、急性期のうちからヘパリン投与と並行してワルファリンの内服を開始することはある。 また、ワルファリンを服用している場合は、と違って上記のような効果判定のための血液検査を定期的に実施する必要がある。 また抗血小板剤との違いは、抗血小板剤はでの血栓予防が主であり、系を含めた血栓予防にはワルファリンを用いなくてはならないことである。 作用機序 [ ] のうち第II因子()、、、の生合成は肝臓で行われ、が関与している。 ワルファリンは、のC1サブユニット VKORC1 に結合能を持つことにより、ビタミンKとする。 ワルファリンの抗凝固作用は第II因子(プロトロンビン)の活性低下によるところが大きいと考えられている。 効果は凝固因子の生合成によるため実際の効果発現に3 - 4日かかり、内服中止しても4 - 5日効果が継続する。 6 - 3. 0になるように調整していく。 目標とするINRは疾患、患者によって異なる。 高度な抗凝固効果としはINR2. 0 - 3. 0、軽度の抗凝固効果としては1. 6 - 2. 4と考えられている。 例えばで抗凝固療法が必要と考えられる患者に対しても70歳未満ならば高度の抗凝固効果を期待した投与を行い、70歳以上ならば軽度の抗凝固効果を期待した投与を行う。 70歳未満で抗凝固療法が必要な患者ではINRが2. 0を下回った時点で血栓ができても仕方がないと状態と考える。 INR2. 0 - 3. 0は常に確実に2. 0を超えるようにという意味であり、INR1. 6 - 2. 4は基本的には2. 0を上回るように投与するという意味である。 実際に心房細動ではINR2. 0未満になると急激に血栓症発症の危険性が高まるという報告がある。 しかし、ワルファリンの投与量と効果は単純な相関関係ではないため、管理は簡単ではない。 BAATAF研究では、PT-INR 1. 5-2. ワルファリンは治療効果をモニタリングしながら投与すれば大量出血を起こす可能性はきわめて低い。 高齢者の皮下出血などは、治療域のINR範囲ならば忌避すべき副作用とは考えないのが一般的である。 出血がなくともINRが4. 0を超えた場合は2日間程度投与を中止した後再検査を行う。 また、例えば、拮抗薬であるビタミンKを投与すると6時間ほどでINRは減少するが、拮抗効果が持続するためあまり好まれない。 万が一大量出血が起こってしまったら、 FFP を投与しを補う。 しかし、具体的なINRに基づいた投与量の設定方法の基準がなく、医師の経験に基づいて投与量が決定されているため、INRの測定頻度も医師によってさまざまとなっている。 このため、日本人用の投与開始の作成が強く望まれているが、個々の患者の個人差を総括して作成する必要があり、近年まで成功していなかった。 最近、日本人用のノモグラムが報告され始めており 、これらノモグラムの第三者による検証が望まれる。 上記のようにワルファリンは効果発現に時間がかかるため、INRが上昇を始めるまでは効果発現が速いを点滴静注することがある。 ヘパリンの効果判定にはが施設基準上限値の1. 5 - 2. 5倍内であることとされている。 モニタリングと国際標準比 INR [ ] 血液凝固系に関する検査方法において、国際血栓止血学会の科学標準化委員会におけるトロンボプラスチン製剤の標準化により、動物あるいはヒト由来原材料を利用したPT測定のINR表記が普及してきている。 PT測定による単位としてのINR表記であり、PT-INR測定法という検査方法ではないことに留意すべきである。 また、INR International Normalized Ratio という単位を Inhibition Ratioと間違った記述で報告されている日本での論文があるので、決して間違ってはいけない。 一方、日本、北欧やオーストリアなどの欧州では、トロンボテスト によるワルファリンのモニタリングが検査法として利用されている。 その理由は、ワルファリンをモニタリングする検査薬の測定精度という観点で、トロンボテストの方がPT測定法よりも、ワルファリン投与によって生ずるビタミンK依存性凝固タンパク質(第II因子、第VII因子、第X因子)を正確に測定できるというアッセイ原理になっているからである。 なお、トロンボテストは、PT検査の欠点を補った改良された定量性の高い血液凝固検査法である。 PT-INR 2. PT-INR 3. 例えば、と併用すると効果が増すことがあり、剤と併用すると効果が減ることがある。 よってワルファリンを服用している人は、、などに、必ずその旨を伝える必要がある。 、、などのの多い食品を取るとワルファリンの効果は弱まる。 ワルファリン代謝に影響を与えるを併用することで、効果が増強・安定することがある。 副作用ともいえるが、これを利用してワルファリン処方量を減量することもある。 しかし、 解熱鎮痛剤であるブコロームを長期間服用することになるため、やなどのリスクが上昇する可能性があると考えられ、本来、患者に対して説明が必要となる療法であろう [ ]。 副作用・禁忌 [ ] が指摘されており、に対しての投与はである。 は妊娠可能年齢の女性に多く見られ、習慣性流産を主な症状とするが、妊娠を望む場合はワルファリン投与を中止し、分娩時まで低用量 経口投与またはの経皮投与あるいはその併用などに変更する必要がある。 出血している患者、出血の可能性のある患者(内臓腫瘍、消化管の憩室炎、大腸炎、、重症高血圧症、重症糖尿病など)のほか、中枢神経系に受傷(手術を含む)して日の浅い患者では脳・脳幹出血などの危険があるので禁忌である。 重篤なやを持つ患者、 ()やを服用中の患者にも禁忌とされている。 その他に重大な副作用として、脳出血などの臓器内出血、粘膜出血、皮下出血、皮膚壊死、肝機能障害、黄疸が挙げられている。 併用禁忌 [ ]• メナテトレノン( 2)はワルファリンの効果(ビタミンK依存性凝固因子の生合成阻害)を減弱するので、投与してはならない。 抗リウマチ薬のでワルファリンの効果が増強されるので、併用禁忌である。 抗真菌薬であるを併用すると、代謝が強力に阻害され、致死的にワルファリンの効果が増大する。 殺鼠剤 [ ] ワルファリンは、医薬品としてだけでなく、(ネズミ取りの薬剤)として使われる。 摂取したは、網膜内の内出血で視力低下するため、明るいところに出てくる。 最終的には止血出来ずに腹腔内の内出血で死亡する。 しかし、では肝臓の解毒機能の優れた、を持つ個体は生存できる。 これが繁殖し「ワルファリン抵抗性ネズミ」、による命名で一般化した呼称「スーパーラット」となり、の問題となっている。 化学 [ ]• 2016年11月6日閲覧。 The Boston Area Anticoagulation Trial for Atrial Fibrillation Investigators. The effect of low-dose warfarin on the risk of stroke in patients with nonrheumatic atrial fibrillation. N Engl J Med 1990; 323: 1505-11. 五十嵐正博、石綿清雄、藤本陽、高尾麻子、小田泰弘、田村宏美、伊藤忠明、林 昌洋、竹内幸一、百村伸一、大野 実. TDM研究 日本TDM学会 29 4 : 118-124. 2016年7月18日閲覧。. 欧州では、Owren PT法として普及している。 北米はPTのみ• : low dose aspirin• Bates et al. 2004• Lim et al. 2006• 田中和之, 常仁春成, 谷川力 ほか、「」 『環境毒性学会誌』 2009年 12巻 2号 p. 61-70, :• Valente, E. ; Trager, W. ; Jensen, L. 1975. 31 4 : 954—960. Karlsson BC, Rosengren AM, Andersson PO, September 2007. J Phys Chem B 111 35 : 10520—8. Rote Liste Service GmbH Hrsg. 57, , S. 226. 参考文献 [ ]• Lim, Wendy; Crowther, Mark A. ; Eikelboom, John W. 櫻川信男・上塚芳郎・和田英夫 編『抗凝固薬の適正な使い方』(第2版)医歯薬出版、2008年10月. 外部リンク [ ]• エーザイ• エーザイ医療関係者のみなさまへ:Warfarin適正使用情報、患者さま用資料紹介など•

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ワーファリンとビタミンKとの関係は?注意すべき食品!

ワーファリン

ワーファリンは、血液をサラサラにする作用で広く知られている薬です。 主に、血栓塞栓症の治療および予防に使われています。 しかし、注意するべき食べ物があり、また副作用も報告されています。 ワーファリンを服用中の人や服用を検討している人は、薬の特徴を知っておく必要があるでしょう。 ワーファリンはエーザイから販売されている薬の商品名で、血栓(血の塊)ができるのを予防する抗血栓薬です。 成分はワルファリン(ワルファリンカリウム)を主としています。 錠剤は0. 5mg・1mg・5mgの3種類があり、顆粒は0. 2%の1種類となります。 薬価は、錠剤0. 5mg9. 2%8. 細粒0. 2%はジェネック医薬品が発売されていますが、薬価は8. 先発品とそれほど大きな差はありません。 ミナカラおくすり辞典: 抗血栓薬は、血栓塞栓症の原因となる「血栓」ができるのを抑制する働きをもちます。 血栓をつくる因子には「血小板」と「凝固因子」のふたつがあります。 どちらの因子に働くかにより、抗血栓薬の種類はふたつに分けられます。 ひとつめは、血小板同士の結合をおさえる「抗血小板薬」。 血管内の傷ついた部分を塞ごうとして結合する血小板の働きをおさえる薬です。 バイアスピリンやプラビックスなどがあります。 バイアスピリンは、主に動脈硬化などによる心筋梗塞、脳卒中などの治療や、乳幼児にみられる川崎病にともなう心血管障害をおさえるためにも使われています。 そしてふたつめは「抗凝固薬」。 血液を凝固させる物質である凝固因子の働きを抑えます。 ワーファリンは「抗凝固薬」 ワーファリンは、抗血栓薬のひとつである「抗凝固薬」に分類されます。 ワーファリンはビタミンKを阻害することにより、ビタミンKを必要とする凝固因子(血液を凝固させる物質)の働きを抑制し、血液を固まりにくくします。 その作用機序から「ビタミンK拮抗薬」と呼ばれ、血管内や心臓内での血栓ができるのを予防します。 これらの薬は、手術のためや、急変などの場合に使います。 近年では、イグザレルト・プラザキサなどの新薬が発売されています。 これらは食べ物との相互作用が少ないなどのメリットがあります。 関連記事 効能効果・用法用量 ワーファリンの添付文書によると、効能効果および用法用量は以下の通りとなります。 効能又は効果 血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症等)の治療及び予防 用法及び用量 本剤は、血液凝固能検査(プロトロンビン時間及びトロンボテスト)の検査値に基づいて、本剤の投与量を決定し、血液凝固能管理を十分に行いつつ使用する薬剤である。 初回投与量を1日1回経口投与した後、数日間かけて血液凝固能検査で目標治療域に入るように用量調節し、維持投与量を決定する。 ワルファリンに対する感受性には個体差が大きく、同一個人でも変化することがあるため、定期的に血液凝固能検査を行い、維持投与量を必要に応じて調節すること。 抗凝固効果の発現を急ぐ場合には、初回投与時ヘパリン等の併用を考慮する。 成人における初回投与量は、ワルファリンカリウムとして、通常1~5mg1日1回である。 小児における維持投与量(mg/kg/日)の目安を以下に示す。 12ヵ月未満:0. 16mg/kg/日 1歳以上15歳未満:0. 04~0. 10mg/kg/日 ワーファリン錠0. 不整脈のひとつである心房細動によってひきおこされる脳梗塞などもそのひとつです。 処方量は血液検査で決める ワーファリンは血液凝固検査により、その人に合った薬の量を決めます。 そして、服用中にも定期的に検査を行い、検査値が治療域を外れないよう十分にコントロールする必要があります。 検査は、 プロトロンビン(PT)という血液凝固因子ができるまでの時間を計るものです。 数値は プロトロンビン時間国際標準比(PT-INR)によって表示されます。 国内外のガイドラインや年齢・疾患・併用している薬などを考慮し治療域が決定されます。 PT-INRの数値は、血液がサラサラになる度合といえます。 血栓症のリスクが高くワーファリンを中止するのが難しい方に対して、ヘパリン療法へと切り替える場合があります。 これは、ヘパリン置換・ヘパリン化と呼ばれます。 代表的な副作用は出血 ワーファリンは効きすぎると出血しやすくなり、いったん出血すると血が止まりにくくなることがあります。 主に以下のような出血がみられます。 ・鼻血 ・歯ぐきの出血 ・血痰 ・あざ、血豆などの皮下出血 まれに重度の出血として、消化管出血、脳出血、眼底出血、肺出血などが起こることがあります。 初期症状として、上記の出血の他にも、血尿、血便(黒~赤い便)、吐血などがあげられます。 また、頭痛、しびれ、手足のまひ、しゃべりにくい、意識の低下などが起こることもあります。 重大な副作用 出血の他に、重大な副作用として以下の症状があげあられます。 出血を含め、これらの症状が見られたら放置せず、すぐに担当の医師に相談をしてください。 ・皮膚壊死 ・肝機能障害や黄疸 その他の副作用 その他、以下のような副作用も報告されています。 発疹、じんま疹、そう痒症(かゆみ)、紅斑、発熱、脱毛、悪心、嘔吐、下痢など いずれも頻度は不明ですが、体調に異変を感じたら、かならず担当の医師に相談をしましょう。 副作用のチェックポイント 以下が当てはまる場合は、ワーファリンの効果が強く出ている可能性があります。 ・歯ぐきからひどい出血がある ・鼻血が止まらない ・あざができている ・あざが広がっている ・目の充血 ・尿の色が濃くなった 副作用は日頃からチェックし、これらが見られたら放置せず、すぐに受診しましょう。 家族にもチェックしてもらうことが大切です。 ワーファリンは、ビタミンKの働きを阻害して血液が固まるのを防ぎます。 ところが、ワーファリン服用中にビタミンKを多く摂取すると、ワーファリンの効果が弱められてしまうため、食品には注意が必要です。 食べてはいけない食べ物は「納豆・青汁・クロレラ」 ワーファリン服用中は、以下の3つの食べ物は食べてはいけません。 少量の摂取でも多量のビタミンKを摂取したことになってしまうため、納豆は禁止とされています。 青汁 青汁1袋(3g) のビタミンK含有量 は12. 青汁は緑黄色野菜が主原料となり大量のビタミンKを含んでいるので禁止とされています。 緑黄色野菜や海藻類は大量摂取に注意が必要 ビタミンKは、ほうれん草・小松菜・モロヘイヤ・ブロッコリーなどの緑黄色野菜、生わかめ・ひじきなどの海藻類にも多く含まれています。 これらは一度に大量摂取をしないようにしましょう。 小鉢くらいの量を目安にしてください。 グレープフルーツに注意が必要なのは高血圧に使う薬で、併用すると作用が効きすぎて低血圧を招くことがありますが、ワーファリンは問題ありません。 ただ茶葉そのものにはビタミンKが多く含まれているため、抹茶や粉茶などは避けるようにしましょう。 また、多量のアルコールによって肝機能が弱くなると、今度は作用が強くなることがあり、血が止まらなくなったりします。 なるべく避ける方が良いのですが、もし飲酒をした場合は、ワーファリンは6~7時間空けてから飲むようにしましょう。 また、ヨーグルトやヤクルトなどの乳製品の摂取も大丈夫です。 治療に支障が出るため、服用中には食べないようにしましょう。 混同してしまわないように注意しましょう。 食事はバランスよく食べることが大切 禁止されている食べ物以外は、バランスよく食べるようにしましょう。 制限をしすぎてしまうと、栄養が偏ったり、便秘になってしまうことがあります。 ワーファリンは相互作用を起こす薬が数多くあります。 ほかの薬を服用している場合は、必ず担当の医師に報告してください。 また、処方薬だけでなく風邪薬などの市販薬やサプリメントにも注意が必要です。 併用してはいけない薬(併用禁忌) ・骨粗鬆症治療用ビタミンK2製剤:グラケー(成分:メナテトレノン) ワーファリンの作用が弱くなる場合があります。 血栓治療も必要とする場合は、ワーファリンによる治療を優先し、骨粗鬆症治療用の服用を中止することとされています。 ・ケアラム、コルベット(成分:イグラチモド) ワーファリンの作用が強く出る場合があります。 血栓治療も必要とする場合は、ワーファリンによる治療を優先し、イグラチモドを服用してはいけません。 その他併用に注意が必要な薬 ・作用を強めてしまう薬 他の抗血栓薬、精神神経用剤、抗てんかん薬、痛風治療剤、糖尿病用剤、高脂血症用剤、甲状腺ホルモン剤、抗真菌剤、アレルギー用薬など。 ・作用を弱めてしまう薬 抗結核薬、催眠鎮静薬、ビタミン剤(ビタミンKおよびビタミンK含有製剤)など。 このように、非常に多くの薬がワーファリンとの相互作用を持っています。 これらの薬を併用することにより作用の強弱が変化しないよう注意し、用量を調節する必要があります。 風邪薬や解熱鎮痛剤との飲み合わせ ワーファリンとNSAIDs(エヌセイズ)と呼ばれる解熱鎮痛剤は相互作用があり、併用するとワーファリンの 効果が強くなるとされています。 風邪薬や頭痛・生理痛薬などには、このNSAIDsの解熱鎮痛成分を含んだものが多いため、気をつけなければなりません。 以下のような解熱鎮痛剤との併用は注意が必要です。 ワーファリン服用中に、風邪などで他の薬を併用する場合は、ワーファリンを減量するなどの検討が必要になることがあるため、自己判断で使用せず、必ず医師や薬剤師に相談してください。 主に以下の抗生物質には注意が必要です。 ・ペニシリン系 ・テトラサイクリン系 ・マクロライド系 ・アミノグリコシド系 ・クロラムフェニコール系 ・セフェム系 これら抗生剤とワーファリンを併用することで、PT-INRの数値が高くなるという報告がある一方、そもそも風邪などの感染症自体がワーファリンのコントロールを不安定にしている、という報告もあります。 いずれにしても、ワーファリン服用中に他の薬を併用する場合は、自分の数値を確認しながら、出血傾向に注意することが必要です。 サプリメントとの飲み合わせ 下記のサプリメントにも、ワーファリンの相互作用があるので、併用しないようにしましょう。 ・セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ) セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)は、ハーブとして不眠やイライラに効くサプリメントなどが販売されていますが、医薬品の効果を弱めることでも知られています。 ワーファリンの効果も弱めるとされています。 ・グルコサミン・コンドロイチン 膝の痛みなどの関節痛に効果があるといわれているグルコサミン・コンドロイチン。 中高年を中心に人気が高い商品ですが、ワーファリンの効果を強めるとされています。 この他、健康食品やサプリメントは成分表示が不明確なものもあります。 摂取前には必ず医師、薬剤師に相談し、自己判断で併用しないようにしましょう。 ワーファリンの使用に際しては、以下の通り注意点があります。 服用してはいけない方(禁忌) 以下の方は、ワーファリンは服用してはいけません。 ・重度の肝障害・腎障害がある方 ・中枢神経系の手術や外傷後で日の浅い方 ・ワーファリンに対してアレルギーなどがある方 ・出血のおそれがある方:内臓腫瘍、大腸炎、重い高血圧症や糖尿病の方など ・出血している方:血小板減少性紫斑病、血管障害、血友病、月経期間中、消化管潰瘍、尿路出血、流早産・分娩直後の方など 服用に注意が必要な方 以下に当てはまる方は、慎重な服用が必要になります。 用量に注意し、慎重な服用が必要です。 胎児の催奇形性や出血傾向にともなう死亡、また分娩時の母体の異常出血の危険性があります。 したがって、妊娠する可能性のある方も注意が必要です。 ・ワーファリン服用中の方は、授乳を避けてください。 また、新生児がワーファリンを使用した場合の安全性は確立していません。 治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ使用が可能です。 用法用量についての注意事項 ワーファリンは必ず用法用量を守って服用しましょう。 万が一、飲み忘れなどがあった場合は、以下の通りに対応してください。 一度に2回分を服用することは絶対にしてはいけません。 ・飲み忘れた時間から12時間以内に気がついた場合は、すぐに飲みましょう。 ・飲み忘れた時間から12時間以上経ってしまった場合は、その日の分は飲まず、翌日の服用予定時間に飲みましょう。 出血などの副作用が起こり、医師の対処が必要になる場合があります。 ワーファリンを服用している間は、日常から次のことに注意をする必要があります。 しかし、喫煙は血栓や血管障害の発症リスクを高めることには間違いありません。 たばこは吸わないようにしましょう。 さいごに 誤った情報や理解で薬の服用を中止しないこと ワーファリン服用中は、禁止されている食べ物や薬はあるため、それらを知っておくことが重要ですが、グレープフルーツのように、ワーファリンとは相互作用がないものにもかかわらず、誤った理解によって混乱し、薬の使用をやめてしまうというケースがあるようです。 治療中は、勝手に薬の使用をやめてしまうということは大変危険です。 ワーファリンに限らず、自分が飲む薬についての注意点は、正しく理解しておくことようにしましょう。 ビタミンKはワーファリンの効果を弱めてしまうことから、ワーファリン服用中はビタミンKの摂取量に注意が必要です。 禁止の食品( 納豆・クロレラ・青汁)のほかにも、緑黄色野菜や海藻類にはビタミンKを多く含む食材がたくさん。 大量摂取には注意が必要です。 野菜類、藻類の食品別ビタミンK含有量をご紹介しますので、日頃の食生活の参考にしてください。

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